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コラム

2025.01.16

エンジニアの年齢層とは?年齢別年収や年齢の限界、キャリアパス、転職方法まで解説

エンジニアは若い世代が多いのではないかと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、実際には幅広い世代の方がエンジニアとして活躍しています。本記事では、

  • エンジニアの平均年齢
  • 世代ごとのキャリアパス
  • 年齢別年収

などについて解説しています。エンジニアとして働いている方の中で年齢について悩んでいる方や将来について考えている方はぜひ本記事を参考にしてください。

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監修:大畑 健一(おおはた けんいち)

パーソルクロステクノロジー株式会社
採用・教育統括本部 ICT採用本部 キャリア採用部 2G
メーカーや教育、キャリア系を中心にネットワークエンジニアの経験を持つ。
2020年10月にパーソルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)に入社。
2022年4月から現在の部署にて中途採用エンジニア向けの広報を担当。

エンジニアの平均年齢

まず、エンジニアの平均年齢を紹介します。

平均年齢
システムエンジニア(基盤システム) 41.8歳
システムエンジニア(組込み、IoT) 38.6歳
システムエンジニア(業務用システム) 38.6歳
プロジェクトマネージャ(IT) 41.8歳
セキュリティエキスパート(脆弱性診断) 40歳

【参考文献】「jobtag」厚生労働省

エンジニアの平均年齢は総じて40歳前後であるということがわかります。日本の労働者の平均年齢が40.6歳なので平均的と言えそうですが、PMなどの上流になるにつれ年齢が上がる傾向にあります。

年代ごとのキャリアパス

エンジニアがどのようなキャリアを辿ることが多いのか、一例ですが解説します。

20代

この時期は基礎スキル習得期です。プログラミング言語や開発ツールを学び、実務経験を積む時期になります。

学ぶべきスキル

プログラミング言語(Python、Java、C++など)や開発ツール(Git、Dockerなど)を習得し、設計やテストなど基本的な開発プロセスを経験します。また、データベースやクラウドの基礎も押さえるとキャリアの幅が広がります。

主な仕事内容

コードの実装や単体テストなど、現場での具体的な作業を担当しながら、プロジェクト全体の流れを理解していきます。

キャリア形成のポイント

多様なプロジェクトや業務を経験することで、幅広いスキルセットを構築します。この時期は失敗を恐れず、チャレンジを繰り返すことが将来の成長に繋がります。

30代

スペシャリストまたはマネジメントを選択し、技術力とリーダーシップを発揮する年代です。

スペシャリスト:

特定の技術分野(例: セキュリティ、AI、クラウド、モバイルアプリ開発)で専門性を深め、技術的な課題解決のリーダーとして活躍します。

目指すべき役職:リードエンジニア、シニアエンジニア
必要なスキル:最新技術の知識、効率的な設計や開発能力

マネジメント

プロジェクトやチームを管理する役割を担い、メンバーのタスク割り振りや進捗管理、チームの目標達成をサポートします。

目指すべき役職:プロジェクトマネージャー(PM)、テックリード
必要なスキル:チームビルディング、進捗管理、顧客対応
【関連記事】
■プロダクトマネージャーについてはこちらの記事をご覧ください。
プロジェクトマネージャーのなり方とは?平均年齢やなるためのルート、勉強方法を解説

キャリア形成のポイント

技術力とリーダーシップのバランスを取り、自身の強みに応じた道を選ぶことが重要です。

40代

専門性を活かし、コンサルタントやアーキテクトにキャリアチェンジする例も増えてきます。

キャリアの選択肢
コンサルタント:業界知識や技術力を活かし、企業の課題解決をサポート
アーキテクト:システム全体の設計を担当し、効率的で拡張性のあるシステム構築をリードする
企業内の教育担当:若手エンジニアの育成に注力し、社内での知識共有を行う

重要なスキル

技術的な専門性に加え、プロジェクト全体を見渡す視野やクライアントとのコミュニケーション力が求められます。

キャリア形成のポイント

過去の経験を活かしつつ、新しい技術を取り入れる姿勢が重要です。市場のトレンドを把握し、自身の専門分野に磨きをかけることで、価値を高めることができます。

50代

フリーランスや顧問的な立場で活躍している方も多いです。これまでの経験を活かした教育・指導も視野に入れましょう。

キャリアの選択肢
フリーランス:これまでの人脈や実績を基に、特定分野のプロジェクトに参加
顧問・アドバイザー:技術的な助言やプロジェクトの進行サポートを行う
教育・指導:技術トレーナーや講師として若手を育成

働き方の特徴

場所や時間に縛られず、柔軟な働き方が可能です。定年後も現役で活躍する人が増えています。

キャリア形成のポイント

自分の得意分野を明確にし、強みを活かした働き方を選ぶことが成功の鍵です。また、健康管理やライフバランスも重視する必要があります。

エンジニアの年齢限界

エンジニアとして活躍している方は、いつまで働けるのか、今後のキャリアのために把握しておきたいという方もいるでしょう。千差万別だということは大前提に、一般的にキャリアチェンジなどをしない場合は40歳前後だと言えます。理由としては、それ以上の年齢になると新しい技術についていきにくくなることや体力の減少があります。

しかし、それ以上の年齢の方はマネジメント層にキャリアアップしていくことがふつうです。若いころのように現場の仕事ができなくなっても、俯瞰して得られるものややりがいも大きいです。

エンジニア転職と年齢

エンジニア転職を目指す際には年齢に応じて求められる人材像と意識する点が異なります。以下ではそれらについて詳しく解説します。

20代

ポテンシャル採用が多い

実務経験が浅くても、学習意欲や将来性が評価されやすい年代です。未経験からのキャリアチェンジもしやすいでしょう。

柔軟性と吸収力

新しい技術や環境への適応力が高く評価されます。

給与

経験豊富なエンジニアに比べると低い傾向にありますが、転職を通じてキャリアアップや年収アップを目指しやすい時期でもあります。

ポイント

積極的にスキルアップに取り組み、実務経験を積むことが重要です。多様な業務に挑戦し、自身の適性を見極める良い機会でもあります。

30代

即戦力としての期待

これまでの実務経験やスキルが重視されます。特にマネジメント経験や専門性の高いスキルを持つエンジニアは市場価値が高いです。

キャリアの分岐点

専門性を深めるか、マネジメントに進むかなど、キャリアパスを明確にする時期でもあります。

給与

スキルや経験に応じて、大幅な年収アップも期待できます。

ポイント

これまでの実績を具体的に示せるように準備しましょう。リーダーシップやプロジェクトマネジメントの経験があれば、積極的にアピールすると良いでしょう。

40代以降

高い専門性やマネジメント能力が求められる

豊富な経験と実績、高い専門性、チームを率いるマネジメント能力などが求められます。

課題解決能力

複雑な課題に対して、経験に基づいた実践的な解決策を提示できる能力が評価されます。

人脈

これまで培ってきた業界内の人脈も、転職活動において有利に働くことがあります。

ポイント

特定の分野における深い知見や、大規模プロジェクトの成功体験などをアピールできると強力です。新しい技術トレンドへのキャッチアップも継続的に行いましょう。

年齢によらず大切なこと

転職を成功に導くには、まず自己分析で強みやキャリアプランを明確にし、自身の市場価値を把握した上で適切な企業を選びましょう。
これまでの実績をまとめたポートフォリオでスキルを効果的にアピールし、企業のウェブサイトや業界情報から求める人物像をリサーチすることが大切です。必要に応じて転職エージェントのサポートも活用しつつ、常に新しい技術を学びスキルを磨き続ける姿勢が重要となります。

【関連記事】
■エンジニアの転職の年齢限界についてはこちらの記事をご覧ください。
エンジニアの転職に年齢限界はあるのか?年齢制限や35歳の壁、平均年齢、業界傾向を解説

エンジニア 年齢別年収

”エンジニア年齢別年収”

出典:)「システムエンジニア(基盤システム)」厚生労働省 jobtag

エンジニアの年齢別年収はこのようになっています。最も高年収なのは55~59歳で848.2万円です。基本的には年齢が上がるにつれ年収もあがっていくといえます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、エンジニアと年齢の関係について解説しました。ITの分野はシニア世代の方も多く活躍していて、年収も高い傾向にあります。ぜひキャリアを磨き、年齢を重ねてからも求められる人材になりましょう。

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