キャリアアドバイザーの声
インフラエンジニア専門のキャリアアドバイザーが語る「エンジニアとして働くということ」
目標にコミットするための内面力
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一流のエンジニアってどんなエンジニアなんでしょうか?
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うーん、そうですねぇ…。どんなエンジニアが一流と呼ばれるにふさわしいのか、見極めるためのポイントは色々あると思います。でも、まずベースとして欠かせないのは、目標にコミットするための内面の力を持っている事でしょうね。
エンジニアの関わるプロジェクトというものは、自己完結でどうにかなるものではなく、チームとしての力量を問われるケースがほとんどです。そんな状況下では、自分の疑問点をハッキリと聞ける、相手の伝えたいことをきちんと理解できるといったコミュニケーション能力が大きく問われます。
まずは、現在自分の関わっているチームやコミュニティの中で、共に目指す目標へのコミット力を持ったエンジニアになることが、一流エンジニアへの出発点になるんだと思います。例えばの話ですが、たとえ技術力のあるエンジニアを大勢揃えたとしても、お互いに意思の疎通ができないような状況下では、とてもプロジェクトを遂行する事はできないでしょうね。社内ミーテイングやディスカッションといった場で積極的に意思疎通を図り、チームやプロジェクトがどんな方向に向かっているのか把握し、判断できる能力は非常に重要なスキルです。
どんなに技術的な力が高くても、チームの目標なんてどうでもいいや、と考えているエンジニアは、技術は一流でもエンジニア職として一流とはいえないでしょうね。
もちろん、エンジニアとして仕事を遂行するための技術力は非常に大事です。技術への探究心を疎かにした時、残念ながらその人は既に一流エンジニアとしての資格を失っていると考えます。
結論としては、目標への高いコミット力と、同様に高いレベルで技術について探求できる力を持つエンジニアというのが、総合して一流エンジニアの条件なんだと思います。
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なるほど、両方をバランスよく持っているエンジニアというのは確かに最強ですね
- そうですね。エンジニアとしての内面(ハート)の部分と、技術(テクニック)の部分の双方がお互いにシナジーを効かせる。これこそが一流エンジニアの資質じゃないでしょうか。
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