【IT】2025年上半期
職種・言語・エリア別の求人数&平均時給
2025年10月公開
本記事では、ITエンジニア派遣のお仕事における求人数と時給の推移を分析し、その動向を明らかにします。
集計対象:当社(パーソルクロステクノロジー)で当該期間に新規に取り扱いを開始した派遣求人案件
集計期間:2024年1~6月、2025年1~6月
当社内での集計のため、市場全体の動向とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
当該期間に新規に取り扱いを開始した求人案件数であるため、当社求人検索サイトの掲載件数とは傾向が異なる場合がございます。
- クラウド化やスマホ中心のサービス拡大に伴い、WEBアプリ開発案件が急増中
- 「Python」「C++」案件が急増。AI・データ分析、ゲーム開発分野での需要が拡大
- 職種・言語・エリア全体で平均時給が上昇、優秀なエンジニア確保の競争が激化
職種別求人数推移
まずは、職種別求人数の前年比を見てみましょう。(図1)
前年比で、「WEBアプリ開発」が+7.3%、「プロジェクト管理」が+4.9%、「インフラ」が+6.5%と増加しております。
「WEBアプリ開発」が増えている背景としては、クラウドやWebベースのシステムを導入する企業が増えたこと、スマホからアクセスするサービスが主流になったこと等が挙げられます。
一方で、クラウドの普及によってVBA案件が減少傾向にあるなど、「開発(WEBアプリ以外)」の案件数は前年比で-10.7%となっております。
なお、「テクニカルサポート」で大きく減少しております。背景として、キッティング業務のアウトソーシングや自社社員による対応が進んでおり、派遣ニーズが減少している傾向があります。
職種別平均時給推移
次に、職種別の平均時給の推移を見てみますと、いずれの職種においても前年と比べて時給がアップしていることが分かります。(図2)
物価高騰による賃金水準の上昇に加え、エンジニア確保をめぐる競争の激化が時給上昇に影響していると考えられます。
言語別求人数推移
次に、必要なスキルとして言語別に求人数を見てみます。(図3)
前年比で、「C++」で+32.0%、「Python」で+27.6%と大きく伸びております。
「C++」が増加している背景としては、ゲーム開発、組み込みシステム、IoT分野での利用が増加していることが挙げられます。「Python」が伸長している背景には、AI・機械学習やデータ分析のニーズが急速に拡大していることがあると考えられます。
なお「PHP」と「SQL」が大きく減少しております。「PHP」減少の背景としては、Pythonなどのモダンで多用途な技術への移行が進んでいることが挙げられます。
「SQL」減少の背景としては、クラウドデータベースの普及やBIツールの浸透により、SQLによるデータ抽出のニーズが減少している可能性があります。
言語別平均時給推移
言語別に時給を見てみると、いずれの言語においても時給は上がっております。(図4)
その中でも「Python」で+188円と最も上がっております。AI開発や高度なデータ分析ニーズの高まりを受けて、優秀なエンジニアを確保するために時給も上がっていることが窺えます。
エリア別求人数推移
エリア別では、東海で+5.6%、関西で+2.9%と案件数が増加しています。(図5)
関東はわずかに減少しているものの、他エリアでは全体的に増加傾向にあります。東海では自動車産業のITシステム導入やクラウド活用が進んでおり、関西ではDX推進によるクラウドやAI関連の需要増加が背景にあると考えられます。
これらを受け、ITエンジニアの需要は引き続き堅調と言えます。
北陸・甲信越、中四国、九州・沖縄での増加は、当社営業拠点の開設による影響が大きいと考えられます。
必ずしも世の中全体として伸びているとは言い切れないことをご留意ください。
エリア別平均時給推移
いずれのエリアにおいても時給がアップしておりました。(図6)
特に、関西、九州・沖縄の西日本エリアでは時給の上昇額が大きい傾向が見られました。西日本ではIoTやAI関連など高度な技術を必要とする案件が増加しており、これが時給上昇を後押ししていることが考えられます。
また、優秀なエンジニアを確保するために競争が激化している可能性があります。
24年1~6月、25年1~6月の求人数がいずれも100件以上のエリアのみ掲載
最後に
今後もエンジニア業界の最新動向や実務に役立つ情報を継続的にお届けしてまいります。
ご自身のキャリア選択を考えるにあたり、本レポートをお役立ていただければ幸いです。