【機電】2025年下半期
職種・業種・エリア別の求人数&平均時給
2026年6月公開
本記事では、機電系エンジニア派遣のお仕事における求人数と時給の推移を分析し、その動向を明らかにします。
集計対象:当社(パーソルクロステクノロジー)で当該期間に新規に取り扱いを開始した派遣求人案件
集計期間:2024年7~12月、2025年7~12月
求人数については、当年度に営業戦略を大きく見直した影響で単純な前年比較が適切ではないため、本レポートでは前年比較は行っておりません。
当社内での集計のため、市場全体の動向とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
当該期間に新規に取り扱いを開始した求人案件数であるため、当社求人検索サイトの掲載件数とは傾向が異なる場合がございます。
- 求人は機械系(設計・開発、実験・評価)が突出して多く、開発から評価まで横断的に対応できる人材へのニーズが高い。
- 全職種・全業種で平均時給が上昇。組込み分野では評価・検証スキルの価値向上による報酬改善の動きがみられる。
- 求人数は関東が最も多く人材需要の中心。東海も自動車産業を背景に案件数・時給ともに好調。
職種別求人数
職種別では、「機械_設計・開発」および「機械_実験・評価」の求人が見られます。開発から評価まで幅広い工程で人材需要が発生しており、横断的なスキルを持つ人材へのニーズが高い様子がうかがえます。(図1)
一方で、「組込み_実験・評価」の求人は最も少なく、従来の評価中心業務は相対的に求人規模が小さい傾向が見られます。
職種別平均時給推移
職種別の平均時給は、いずれの職種においても前年から上昇しています。(図2)
なかでも「組込み_実験・評価」は前年差+321円と、最も大きな伸びを示しました。
同職種は、評価・検証業務が中心となるケースが多く、これまで「組込み_設計・開発」と比べて時給は低い傾向にありましたが、その差が縮小しています。
背景として、評価業務の高度化(自動化・データ解析・品質プロセス対応など)によって求められるスキル水準が高まっていることが考えられます。
また、「機械_実験・評価」も前年比で+221円と大きく上昇しています。実験・評価に加え、生産管理や品質管理など業務範囲が広い案件も増えているため、こうした案件構成の変化が時給上昇につながった可能性があります。
業種別求人数
業種別の求人では「自動車・輸送機器メーカー」が最も多く、案件数としては高い水準にあります。近年は原材料価格の高騰や為替変動、EVシフトへの対応などにより事業環境の不確実性が高まっているものの、人材需要は一定の規模を保っていると考えられます。
次いで「電機・電子メーカー」「機械メーカー」の求人が多く、これら3業界で求人の大半を占めています。製造業全体における人材需要が、主要産業に集中している様子がうかがえます。
\件数の多い業種の求人特集をご紹介/
業種別平均時給推移
業種別の平均時給推移は、いずれの業種においても上昇しております。(図4)
「自動車・輸送機器メーカー」の平均時給は2,425円と最も時給水準が高くなっています。
「自動車・輸送機器メーカー」では、CASE※の進展に伴い、車載ソフト・電装・制御など高度な専門性を持つ人材への需要が高まっています。この点が、時給水準を押し上げる要因の一つになっている可能性があります。
CASE:自動車分野における技術潮流で、「Connected(コネクティッド化)」、「Autonomous(自動運転化)」、「Shared/Service(シェア/サービス化)」、「Electric(電動化)」の4つの頭文字をとったもの
24年7~12月、25年7~12月の求人数がいずれも100件以上の業種のみ掲載
エリア別求人数
エリア別の求人は関東が最も多く、他エリアと比べて人材需要の中心となっています。(図5)
一方で、東海エリアも自動車関連産業を背景に一定の求人規模があり、主要産業の立地によって地域ごとの人材需要に差が生じている様子がうかがえます。主要エリアに絞って掲載
エリア別平均時給推移
エリア別の平均時給は、いずれのエリアでも前年から上昇しています。(図6)
特に、関東、東海エリアで、+200円程度と大きな伸びが見られました。
人材不足が続いている中、優秀なエンジニアを確保するために競争が激化して、時給が高まっている可能性があります。
24年7~12月、25年7~12月の求人数がいずれも100件以上のエリアのみ掲載
\時給3000円以上の高時給求人/
最後に
今後もエンジニア業界の最新動向や実務に役立つ情報を継続的にお届けしてまいります。
ご自身のキャリア選択を考えるにあたり、本レポートをお役立ていただければ幸いです。