派遣就業ガイド

【IT】2026年上半期 職種・言語・エリア別の求人数&平均時給

2026年9月公開

【IT】2026年上半期 職種別・言語・エリア別の求人数&平均時給

本記事では、ITエンジニア派遣求人の求人数と時給の推移から、市場の動向を読み解きます。

集計対象:当社(パーソルクロステクノロジー)で当該期間に新規に取り扱いを開始した派遣求人案件

集計期間:2024年1~6月、2025年1~6月、2026年1~6月

当社内での集計のため、市場全体の動向とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

当該期間に新規に取り扱いを開始した求人案件数であるため、当社求人検索サイトの掲載件数とは傾向が異なる場合がございます。

POINT

  • 職種別では「インフラ」の求人数が+10.1%と大きく伸長。「Webアプリ開発」「プロジェクト管理」も増加と、DXやクラウドの広がりを追い風に、挑戦できる求人案件が増えています
  • 時給面では「インフラ」が+194円と大きく上昇。言語別でも「Python」が+222円と伸び、スキルを磨くほど待遇に返ってくる流れが強まっています
  • エリア別では「九州・沖縄」の求人数が大きく伸長。関東・東海・関西も高水準を維持し、時給もほぼ全エリアで上昇と、働く場所の選択肢が広がっています

職種別求人数推移

職種別の求人数を24年同期比で見ると、「インフラ」が+10.1%、「Webアプリ開発」が+8.5%、「プロジェクト管理」が+6.7%と大きく増加しています。(図1)

「インフラ」が24年から一貫して増加しているのは、クラウド移行やセキュリティ対策、老朽化した基盤の刷新が各社で継続していることが背景にあります。設計・構築だけでなく、運用・保守まで担える人材のニーズが底堅く推移しています。

「Webアプリ開発」は、業務システムの刷新やクラウド活用の拡大により、開発需要が引き続き堅調に推移しています。生成AIやデータ活用を見据えた機能追加・システム連携のニーズも高まり、求人数の増加につながっています。

「プロジェクト管理」はDX推進やシステム刷新プロジェクトの大型化・複雑化により、全体を統括するマネジメント人材への需要が高まっています。IT人材不足を背景にPM・PMO人材の確保が各社の課題となっていることも、求人数を押し上げていると考えられます。

【図1】職種別求人数推移 ※グラフ内の変化率は24年1〜6月と26年1〜6月の比較

職種別平均時給推移

次に、職種別の平均時給を見ると、「テクニカルサポート」を除くすべての職種において、24年同期比で上昇しています。(図2)

DX推進やAI活用、システム刷新に伴うIT投資が拡大する一方、IT人材不足は解消しておらず、各職種で人材獲得競争が激化しています。企業が即戦力人材の確保を優先する傾向を強めたことが、全体的な時給上昇につながっていると考えられます。

上昇幅が最も大きいのは「インフラ」で、24年同期比+194円でした。

クラウド移行やセキュリティ強化に加え、AI活用を支える基盤構築の需要が拡大し、高度なスキルを持つインフラ人材へのニーズが高まっています。

一方で、設計・構築を担える人材の供給は限られており、需給の逼迫が他職種を上回る時給上昇につながっているとみられます。

【図2】職種別平均時給(円)推移 ※グラフ内の増減額は24年1〜6月と26年1〜6月の比較

言語別求人数推移

次に、求められるスキルを言語別に見てみます。(図3)

24年同期比では、「Python」が+33.1%と大きく伸びています。

「Python」の伸長を支えているのは、生成AIやデータ活用への投資拡大です。AI開発やデータ分析で広く使われるPythonの需要が高まっているほか、業務効率化や自動化を目的とした開発案件の増加も影響していると考えられます。

「SQL」が年々減少している背景としては、クラウドデータベースやBIツールの普及により、SQLによる定型的なデータ抽出業務のニーズが縮小している可能性があります。

また、「C」も24年同期比で-31.9%と減少しています。生成AIによるコード生成の普及により、定型的な実装業務の一部が自動化されつつあることに加え、より生産性の高い言語への移行が進んでいることが背景にあると考えられます。

【図3】言語別求人数推移 ※グラフ内の変化率は24年1〜6月と26年1〜6月の比較

\今まで開発で使用していた言語、新しく挑戦したい言語/

言語別平均時給推移

言語別の平均時給を見ると、24年同期比でいずれの言語でも上昇しています。(図4)

なかでも「Python」は24年から年々上昇傾向にあり、2,721円と最も高い時給水準となっています。生成AIやデータ活用の普及により、AI・機械学習分野で活躍できる人材への需要が高まり、優秀なエンジニアを確保するために待遇面が引き上げられていると考えられます。

「Java」も高い時給水準を維持し、24年同期比で上昇しました。基幹システムの刷新やクラウド移行が進むなか、大規模システム開発の経験を持つエンジニアへの需要が高まっていることが要因と考えられます。

【図4】言語別平均時給(円)推移 ※グラフ内の増減額は24年1〜6月と26年1〜6月の比較

エリア別求人数推移

エリア別の求人数を見ると、関東・東海・関西はいずれも24年同期比で微減となりましたが、変動幅は小さく、全体としては横ばいで推移しています。(図5)

企業のIT投資やDX推進の需要は底堅く、主要エリアの採用ニーズは引き続き高い水準を維持していると考えられます。

なお、「九州・沖縄」が24年同期比で大幅に増加しているのは、当社の営業体制強化による影響と見られます。

各年の求人数がいずれも100件以上のエリアのみ掲載

【図5】エリア別求人数推移 ※グラフ内の変化率は24年1〜6月と26年1〜6月の比較

エリア別平均時給推移

エリア別の平均時給を見ると、「北海道・東北」は24年同期比で119円減少したものの、その他のエリアはいずれも上昇しています。(図6)

物価上昇に伴う賃金水準の引き上げに加え、エンジニア確保をめぐる競争がエリアを問わず強まっていることが、時給上昇の背景にあると考えられます。

各年の求人数がいずれも100件以上のエリアのみ掲載

【図6】エリア別平均時給(円)推移 ※グラフ内の増減額は24年1〜6月と26年1〜6月の比較

求められる技術キーワードの推移

求人案件で求められる技術キーワードのうち、25年同期比で増加した項目をまとめたところ、大きく2つの傾向が見られました。(図7)

1つは、セキュリティ製品(+55.9%)やWebサーバ運用(+38.5%)、インシデントハンドリング(+25.9%)など、インフラ運用・保守領域です。

サイバーセキュリティ対策の強化やクラウド環境の拡大を背景に、システムの安定稼働を支える運用・監視業務のニーズが高まっていると考えられます。

もう1つは、TypeScript(+15.4%)やReact(+23.6%)に代表される、モダンなフロントエンド開発スキルです。Webアプリケーションの高度化を背景に、保守性・開発効率の高い技術を求める傾向が続いていると考えられます。

運用・保守と開発の双方で需要が高まっている傾向が見られ、企業がシステムの「安定稼働」と「継続的な改善」を同時に重視している状況が読み取れます。

【図7】求められる技術キーワードの前年比較

\時給3000円以上の高時給求人/

最後に

今後もエンジニア業界の最新動向や、実務に役立つ情報をお届けしてまいります。

ご自身のキャリアを考える際に、本レポートをお役立ていただければ幸いです。

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