正社員を目指す紹介予定派遣 -予備知識-
増えている紹介予定派遣の求人
新たな採用手段として期待されている紹介予定派遣
紹介予定派遣で採用しようとする際に、企業は応募者や候補者に対してどんな見方をしているのでしょうか。
求人が増えている紹介予定派遣ですが、現在は雇用環境の改善を背景に、どの業界でも求人が増えている状況です。中でも紹介予定派遣に積極的な企業は、勢いがあって人材採用に積極的なベンチャー企業や外資系企業。日系の大手企業は徐々に増えてきているという段階です。
紹介予定派遣は新しい仕組みですが、採用のミスマッチを防げる・採用手法の多様化により幅広い人材の採用につながるといった点で、企業にとって新たな採用手段として非常に有望です。だからこそ、短い期間で急速に広まっているのでしょう。
現在、紹介予定派遣の募集職種で多いものは、やや専門性の高いポジションですが、徐々に部門のアシスタント職などへと拡大しています。またスキルだけではなく、意欲や成長可能性といった人物面も重要視されるのが紹介予定派遣の選考の特徴。それだけ評価してもらえるチャンスも大きいととらえていいでしょう。派遣期間中に企業を見極められるという点も安心です。
転職を目指す個人の方にとっても、紹介予定派遣はメリットの多い仕組みなのです。
紹介予定派遣で本当に社員になれる?
年々上昇している紹介予定派遣による転職成功率
紹介予定派遣で転職を目指す方にとって、気になることといえば「どれくらいの確率で社員になれるのか?」ということでしょう。現状は7割近くの方が双方合意のうえで直接雇用になっており、この確率は年々上がってきています。
これは「紹介予定派遣は派遣というより社員採用の一形態だ」という認識が浸透したことで、しっかりとしたビジョンを持って就業を開始し、さらにそのビジョンを実現すべく、派遣就業後も頑張る人が増えたからこそ、企業の評価も高まったことの表れでしょう。
応募する時点から心構えをしっかり持ち、それを行動に移せたなら、社員への道はグッと近づきます。逆に社員への雇用切り替えが叶わなかった人というのは、指示待ち型の働き方が抜けなかったり、「社員になるなら、ここまではやってほしい」という企業側の期待が重荷になってしまったりというケースが多いようですが、そこは派遣会社と二人三脚で培っていけばいい部分ですから、一緒に頑張りたいという気持ちさえあれば、ぜひ紹介予定派遣に挑戦してほしいと思います。
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紹介予定派遣 応募のタイミング
就業までのスケジュールを立てて行動しよう
正社員で仕事を探す場合には、内定が出てから退職手続きをとればいいのですが、紹介予定派遣の場合は、決まったら即日就業というケースがほとんどなので、「決まってから退職を」というわけにはいかないのが難しいところです。
あらかじめ退職日を決めて、その日に向けて次が決まるように進めていかなければいけません。ただそうなると、「退職はしたけれど次が決まらなかったらどうしよう・・・」と不安になりますね。確かにその危険性はありますので、紹介予定派遣で探しながら、並行して自己応募で何社か進めておくことも必要でしょう。
目安としては、2ヶ月先か3ヶ月先の日を退職日と決めて転職活動を始めるのがいいと思います。そして、遅くても1ヶ月前までには、職場に退職の意思を伝えられるようスケジュールを組みましょう。
タイミングは本当に難しいところですが、派遣会社と連携をとりながらコントロールしていきましょう。