TOUCH THE SECURITY Powered by Security Service G
DXの進展やリモートの推進等の様々な背景によりインフラエンジニアの需要は高まっています。そのため、これからインフラエンジニアへの転職を検討している方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。そこで本記事では、インフラエンジニアへの転職について解説し、必要なスキルや具体的な方法について紹介します!
目次
監修:大畑 健一(おおはた けんいち)
パーソルクロステクノロジー株式会社
採用・教育統括本部 ICT採用本部 キャリア採用部 2G
メーカーや教育、キャリア系を中心にネットワークエンジニアの経験を持つ。
2020年10月にパーソルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)に入社。
2022年4月から現在の部署にて中途採用エンジニア向けの広報を担当。
インフラエンジニアは30代未経験からでも転職可能!
結論、30代未経験からでもインフラエンジニアへの転職は可能です。以下で詳細に解説していきます。
なぜ30代未経験からでもインフラエンジニアに転職できるのか
30代未経験でもインフラエンジニアに転職が可能です。理由は現在IT業界は人材不足のため、インフラエンジニアの需要が高いからです。IT技術を活用する上でインフラエンジニアの存在は決して欠かすことはできないからです。
このような点から30代未経験でもインフラエンジニアに転職が可能です。実際に30代未経験歓迎の求人もみられます。
しかしここには注意点があります。それは不当な待遇で雇われてしまうことがあります。未経験で雇われることはメリットが大きいですが、雇用する企業の求人票の給料や労働時間などを必ずチェックするようにしましょう。
30代未経験では転職難易度が高い
30代未経験でインフラエンジニアに転職は可能ですが、かなり転職難易度が上がります。
20代(新卒、第二新卒)であれば、ポテンシャルが買われて採用に到ることがありますが、30代ではなかなか厳しいです。。理由は30歳以上になるとポテンシャルより、実績が評価されるようになるからです。
ではどうすれば、未経験からでもインフラエンジニアに転職することができるのでしょうか?以下で未経験からインフラエンジニアに転職する方法について解説していきます。
未経験でもインフラエンジニアになれる理由とは?気になる年収や将来性も解説
インフラエンジニアに転職する方法
未経験からインフラエンジニアに転職するための方法をご紹介します。
必要な知識をつける
未経験からインフラエンジニアになるためにサーバー、ネットワーク、セキュリティ、クラウドといった種類の知識を身につける必要があります。 こうした知識をつけることで就職・転職に有利になれるだけでなく、就職後も早く実業務に携われるようになれます。
サーバーに関する知識
Windows、Linux、などが主要なサーバーですが、これらのサーバーの設定や扱い方、構築などは、インフラエンジニアとして最低限身につけておくべきスキルになります。 用途によって使用するサーバーは変わりますが、それぞれの用途に適しているサーバーは以下のようになっています。
Windows
ファイル管理、ライセンス管理、更新プログラムやドメインの管理
Linux
webサーバー、動画配信、アプリケーションサーバー
ネットワークに関する知識とスキル
ネットワークに関するスキルは、インフラの設計、構築、運用をするにあたって不可欠のものになります。万が一、システムに不具合が生じた場合の原因の多くは、ネットワークのトラブルによるものです。ネットワークに関しての知識やスキルが無ければ、こういった非常時に対応することが難しくなってしまいます。
セキュリティに関する知識
クラウドサーバーが主流になりつつある現在では、クラウドの知識・スキルも必要になってきます。実際に、多くの企業がクラウドサーバーやクラウドネットワークを取り入れています。主要なクラウドサービスとしては、AWSや、AZUREなどがあります。これらのスキルがあれば、活躍の幅は大きく広がります。
クラウドに関する知識
近年クラウド化が流行っており、クラウドを使ったネットワーク構築が主流になりつつあります。それに伴いクラウドサーバーの運用保守案件も増加傾向にあります。クラウドサーバーの知識を身につけることで対応できる案件の幅が大きく広がります。
英語力
英語力を磨くことはどのエンジニアにとってもメリットがあることといえます。IT関連の技術や情報は海外から輸入される場合が多く、それに伴い英語で表記されている場合が非常に多いです。英語から日本語へ翻訳すればいい話だといえますが、顧客への迅速な対応が求められている中で、英語文献を逐一翻訳していては業務が滞ってしまいます。そのため、英語に精通していると他のエンジニアと比べ有利に働く場合が多いのです
プログラミング言語
インフラエンジニアには一見するとプログラミングスキルは不要であると思われます。しかし、近年様々な背景によりインフラエンジニアにもプログラミングスキルが求められるようになってきました。 例えば、クラウドが普及したことによりクラウドサーバーの管理を全く別の職種であるネットワークエンジニアが行うようになってきています。クラウドサーバーの構築にはスクリプトを利用するため、サーバーの管理にはプログラミング言語の理解が必要なのです。
資格を取る
知識をつけるついでに資格を取得することもおすすめです。インフラエンジニアは知識・技術があれば学歴が不問になるケースが多々あります。
逆に言えば知識・技術がなければ採用してもらえないということになります。
資格の保有は知識を持っていることの裏付けになり、ただ口で「勉強をしていました」と言うよりも強い説得力を持ちます。
加えて、採用企業はあなたがどの程度の知識を持っているかがひと目でわかるので、就職・転職活動を円滑に進める上でも資格の取得は非常におすすめです。以下がこれからインフラエンジニアを目指す人向けにおすすめの資格です。是非参考にしてみてください。
基本情報技術者
まず、エンジニアとして最低限必要な資格は基本情報技術者です。基本情報技術者はエンジニアの登竜門とされている資格です。デジタル技術を活用するうえでの基礎的な知識が求められます。
応用情報技術者
これは、基本情報技術者の上位資格です。 基本情報技術者は全て選択肢問題であるのに対し、応用情報技術者からは試験の半分が記述式となり、難易度が非常に上がります。 テクノロジー分野からの出題もあるので、経営全般やプロジェクトマネジメント、法務についての問題も出題されます
ITスキルを証明する資格としてITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者、高度情報処理技術者の4つがあり、基本情報技術者はレベル2に当たる資格です。
インフラエンジニアになるためには基本情報技術者は最低限必要な資格といえ、実務経験を積みながら応用・高度情報処理技術者へとステップアップしていくのがおすすめです。
AWS認定資格
クラウドファーストの流れの中、インフラエンジニアがクラウドサービスに関わるケースが増えています。AWS認定は、世界最大のクラウドサービス事業者であるAWS(Amazon Web Services)が主催する民間認定資格です。
役割別認定資格としては、ベーシック・アソシエイト、プロの3レベルがあり、また専門知識認定ではビッグデータや高度ネットワーク、セキュリティなど5分野があります。
資格取得によって、AWSクラウドの利活用スキルを証明することができるため、クラウドに関わる方は取得しておくことをおすすめします。
インフラエンジニアになるための資格9選!取得の順番や難易度、必要性について解説
クラウドエンジニアを目指す方
パーソルクロステクノロジー社で実現しませんか?
パーソルクロステクノロジー社では現在、AWS、Azureといった
インフラ業務のプロフェッショナルとして活躍したい方を募集しております。
パーソルクロステクノロジー社では、充実した環境で
クラウドエンジニアとしてのキャリアを歩むことができます。
- 上流から構築まで幅広い領域・分野のプロジェクトへの参画
- 未経験者でも安心の教育制度(集合研修、e-learning研修、リモート学習など)
- 仕事とプライベートを両立できる環境
気になる方はぜひ下の詳細ページをクリックしてみてください。
インフラエンジニアの基礎知識
そもそもインフラエンジニアについて正しく理解できていますか。
インフラエンジニアは、情報技術(IT)インフラストラクチャーの設計、構築、維持、および改善を担当する技術者です。ITインフラストラクチャーには、コンピューターシステム、ネットワーク、ストレージ、サーバー、およびデータセンターなどが含まれます。
業務内容
具体的には、インフラエンジニアは、次のような役割を担います。
インフラの設計と構築
インフラの設計と構築はインフラエンジニアとして上流工程に位置づけられます。上流工程ではプロジェクトの設計だけでなくマネジメントや部下の教育も行います。そのため、インフラエンジニアとしてのスキルの他、コミュニケーション能力も求められます。
●要件定義書の作成
●ネットワークやサーバーなどの設計と構築
●クラウドインフラの設計と構築
インフラの維持と保守
構築、運用したインフラが正常に動作するのかを確認、維持していく役割もインフラエンジニアには当然ながら必要になります。システム障害の発生は顧客の損失に繋がってしまうため、そういったことを防ぐためにもインフラの維持と保守は大事な業務のひとつです。
●ハードウェアとソフトウェアの問題のトラブルシューティング
●セキュリティアップデートの実施
●システムのモニタリングと監視
インフラの改善
万が一、インフラのシステム障害が発生してしまったときは、障害や故障の原因を突き止め、改善していかなければなりません。システム障害が長引くと顧客の業務に損害を与えることとなるため、迅速な対応が必要となります。
●インフラのパフォーマンスの向上
●バックアップと復旧の改善
●インフラのスケーリングとアップグレード
インフラエンジニアは、ビジネスにとって重要な役割を果たしています。ITの安定性とスケーラビリティを確保し、データの安全性を保ち、ビジネス上のニーズに応じたインフラの改善を促進することが求められます。
インフラエンジニアの仕事内容や種類をわかりやすく解説!
インフラエンジニアの年収
「平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】」dodaによると、インフラエンジニアの平均年収は約460万円になります。
インフラエンジニアとひとことでいっても様々な職種に分かれており、具体的にはサーバーエンジニアが457.3万円、ネットワークエンジニアが448.3万円、データベースエンジニアが489.2万円になります。
他の人気職種と年収を比較したグラフが以下の通りです。インフラエンジニアは経験・スキルを積むと年収が高くなる傾向にあり、プロジェクトマネージャーになると年収が1000万円を超える場合もあります。そのため、スキルやこれまでの経験、実績はかなり重要です。。
これから、インフラエンジニアに転職を検討している方にはあくまで1つの指標として参考にしてください。
インフラエンジニアの平均年収は低い?年収1000万円を目指す方法
インフラエンジニアの需要
インフラエンジニアの需要は今後も高まっていくことが予想されます。需要が高まると考えられる理由は5つあります。
デジタルトランスフォーメーション
企業はデジタル化を推進し、生産効率を向上させ、顧客体験を向上させるためにITインフラを強化しようとしています。デジタルトランスフォーメーションの進展により、今後ともインフラエンジニアの案件は増加していくことが見込まれます。
クラウドに普及
クラウドサービスの普及により、インフラエンジニアは従来のネットワークインフラだけでなく、クラウドインフラストラクチャを設計・管理するスキルを求められています。そのため、新しいスキルや知識の習得を求められますが、その需要は大きくなると考えられます。
サイバーセキュリティ
サイバー攻撃のリスクが増加しているため、セキュリティを強化するインフラエンジニアの需要も高まっています。
ビッグデータとIoT
ビッグデータとインターネット・オブ・シングス(IoT)の技術の拡大に伴い、データの管理と処理能力が必要とされています。
リモートワーク
COVID-19パンデミックの影響により、多くの企業がリモートワークを採用しており、今後もリモートワークは増加していくことが考えられます。そのため、安定したリモートインフラの構築が求められています。
以上の背景から、インフラエンジニアの需要は増加していくことが考えられます。
インフラエンジニアへの転職のポイント
インフラエンジニアへ転職する際に気を付けるべきポイントをいくつか紹介します。
大手と中小企業の職務内容を理解する
インフラエンジニアとして、これから皆さんが働くことになるであろうSIerでは、大手企業と中小企業では、職務内容が大きく異なります。
一般的に、大手企業が上流工程、中小企業が下流工程を担っていることが多いです。
そのため、インフラエンジニアとしてどの工程に携わりたいかを明確にし、転職活動に挑む必要があります。
大手企業では、設計や要件定義等を行います。
中小企業では、運用保守が主な業務となります。
志望動機・転職理由
インフラエンジニアの転職において、志望動機・転職理由をしっかりと練っておくことは非常に重要なポイントです。特に以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
- 今の会社から転職する理由
- その会社を志望した理由
- 入社後に働くイメージ・キャリアプラン
- インフラエンジニアとしての将来像
志望理由・転職理由で求められるのは、一貫性と論理性です。一貫性に関しては、その人のこれまでの経験やこれからのキャリアがインフラエンジニアとして働くことに結びついているかの納得感を与えるために必要な要素です。論理性に関しては、転職理由や志望理由に話の飛びや抜け漏れがないかが視られています。
AWSスキルを習得して大手企業へ
クラウドファーストの流れの中、インフラエンジニアがクラウドサービスに関わるケースが増えています。特にAWSスキルに対する需要が高く、AWS関連のスキルを持っている人はこれから重宝されていくことでしょう。AWSとは、世界最大のクラウドサービス事業者であるAWS(Amazon Web Services)が主催する民間認定資格です。AWSエンジニアは現在売り手市場であるため、大手企業への転職を目指す人であれば、プラスに働くでしょう。
必要に応じて転職エージェントを活用
必要に応じて転職エージェントを活用することもインフラエンジニアへの転職を成功させるために必要でしょう。
転職エージェントを使う主なメリットは4つあります。
面接対策
転職エージェントでは、面接対策を行ってくれます。企業により、面接の内容や求められるものは異なるため、面接のアドバイスは非常に有用でしょう。
非公開求人
非公開求人とは、一般公開のされていない求人のことです。転職エージェントを活用すれば非公開求人からも応募が可能となり、企業選びの幅が広がります。
履歴書の添削
転職エージェントは履歴書の添削も行ってくれます。転職理由や志望理由に妥当性があるか否かを客観的に判断してもらえます。
企業とのコミュニケーションを代行
転職エージェントは企業とのやり取りを代行してくれます。面接の日程調整や、交渉といった手間のかかる作業を代行してもらえる点もメリットです。
インフラエンジニアへの転職に役立つスキル
インフラエンジニアはサーバーの設計・構築・運用・保守の全てを担うので、求められるスキルは多岐に渡ります。こちらでは、主に必要とされるスキルを8つ紹介していきます。
- サーバーに関するスキル
- ネットワークに関するスキル
- セキュリティ関係のスキル
- 全体の設計スキル
- クラウド関係のスキル
- コミュニケーション能力
- 英語力
- プログラミング言語
サーバーに関するスキル
Windows、Linux、などが主要なサーバーですが、これらのサーバーの設定や扱い方、構築などは、インフラエンジニアとして最低限身につけておくべきスキルになります。 用途によって使用するサーバーは変わりますが、それぞれの用途に適しているサーバーは以下のようになっています。 Windows:ファイル管理、ライセンス管理、更新プログラムやドメインの管理 Linux:webサーバー、動画配信、アプリケーションサーバー
ネットワークに関するスキル
ネットワークに関するスキルは、インフラの設計、構築、運用をするにあたって不可欠のものになります。万が一、システムに不具合が生じた場合の原因の多くは、ネットワークのトラブルによるものです。ネットワークに関しての知識やスキルが無ければ、こういった非常時に対応することが難しくなってしまいます。
セキュリティ関係のスキル
インフラシステムのセキュリティは、インフラの構築、運用において重要な役割を担っています。セキュリティの管理を怠ると、システムの故障を招く可能性があるため、インフラエンジニアは、情報セキュリティに関する知識やスキルも豊富に持っている必要があります。セキュリティの設計と管理には、ファイアウォール、VPN、アクセス制御、暗号化などの技術が必要です。
全体の設計スキル
設計工程に携わるインフラエンジニアは、全体の設計スキルを求められます。設計に関するスキルを身につけるには、長い時間がかかります。それぞれの工程の流れを理解しつつ、多くの業務をこなすことが必要になります。
クラウド関係のスキル
クラウドサーバーが主流になりつつある現在では、クラウドの知識・スキルも必要になってきます。実際に、多くの企業がクラウドサーバーやクラウドネットワークを取り入れています。主要なクラウドサービスとしては、AWSや、AZUREなどがあります。これらのスキルがあれば、活躍の幅は大きく広がります。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力に関しては、インフラエンジニアに限らず、ITコンサルタントや他のエンジニアの上流工程においては一貫して部下を統率するためのマネジメント能力やコミュニケーション能力が求められます。そのためコミュニケーション能力はどの職種においてもキャリアアップしていくためには必須のスキルであると考えられます。
英語力
英語力を磨くことはどのエンジニアにとってもメリットがあることといえます。IT関連の技術や情報は海外から輸入される場合が多く、それに伴い英語で表記されている場合が非常に多いです。英語から日本語へ翻訳すればいい話だといえますが、顧客への迅速な対応が求められている中で、英語文献を逐一翻訳していては業務が滞ってしまいます。そのため、英語に精通していると他のエンジニアと比べ有利に働く場合が多いのです。
プログラミング言語
インフラエンジニアには一見するとプログラミングスキルは不要であると思われます。しかし、近年様々な背景によりインフラエンジニアにもプログラミングスキルが求められるようになってきました。
例えば、クラウドが普及したことによりクラウドサーバーの管理を全く別の職種であるネットワークエンジニアが行うようになってきています。クラウドサーバーの構築にはスクリプトを利用するため、サーバーの管理にはプログラミング言語の理解が必要なのです。
また、エンジニアの人材不足により、対応業務が広範囲化していることも背景として挙げられます。ネットワーク関連のエンジニアである、アプリケーションエンジニアやサーバーエンジニアは人材が不足しているためネットワークエンジニアがその業務を請け負うことが増えてきているのです。
独学でインフラエンジニアになれる?勉強方法やおすすめの本を紹介
インフラエンジニアへの転職に役立つ資格
インフラエンジニアへの転職で役に立つ資格を3つ紹介します。
基本情報技術者
まず、エンジニアとして最低限必要な資格は基本情報技術者です。基本情報技術者はエンジニアの登竜門とされている資格です。デジタル技術を活用するうえでの基礎的な知識が求められます。
応用情報技術者
これは、基本情報技術者の上位資格です。 基本情報技術者は全て選択肢問題であるのに対し、応用情報技術者からは試験の半分が記述式となり、難易度が非常に上がります。 テクノロジー分野からの出題もあるので、経営全般やプロジェクトマネジメント、法務についての問題も出題されます。
ITスキルを証明する資格としてITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者、高度情報処理技術者の4つがあり、基本情報技術者はレベル2に当たる資格です。インフラエンジニアになるためには基本情報技術者は最低限必要な資格といえ、実務経験を積みながら応用・高度情報処理技術者へとステップアップしていくのがおすすめです。
AWS認定資格
クラウドファーストの流れの中、インフラエンジニアがクラウドサービスに関わるケースが増えています。AWS認定は、世界最大のクラウドサービス事業者であるAWS(Amazon Web Services)が主催する民間認定資格です。
役割別認定資格としては、ベーシック・アソシエイト、プロの3レベルがあり、また専門知識認定ではビッグデータや高度ネットワーク、セキュリティなど5分野があります。 資格取得によって、AWSクラウドの利活用スキルを証明することができるため、クラウドに関わる方は取得しておくことをおすすめします。
インフラエンジニアになるための資格9選!取得の順番や難易度、必要性について解説
インフラエンジニアに転職するときの志望動機
では、インフラエンジニアを志望する際にはどのような志望動機を書けばよいのでしょうか。
なぜインフラエンジニアにひかれたのかを書く
あなたはなぜインフラエンジニアに惹かれたのでしょうか。きっかけは友人の意見やネット上の情報を聞いてなのか、勉強していくうちにかかわりたいと思ったからなのか。ひとそれぞれ理由があるでしょう。
その企業を選んだ理由を書く
インフラエンジニアを募集している企業はさまざまあります。その中でも、特定の企業を選んだのはなぜでしょうか。具体例としては、「特定の分野に携われるから」や「スキルが身に付きやすく成長できそうな環境だから」などのものです。思い浮かばなかったら、その企業が強みとしている部分を調べてみましょう。
インフラエンジニアへの転職がやめとけ・きついと言われる理由
なかには、インフラエンジニアが「きつい」「やめとけ」と言われていて不安要素を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。なぜそういわれるのか労働環境について言及しながら解説します。
24時間体制での監視と障害対応があるから
インフラエンジニアはサーバーやネットワークなどのシステムを常に監視し、トラブルが発生した場合に即座に対応する必要があります。これにより、睡眠不足や予定外のシフト勤務が生じることがあり、きついと言われる場合があります。かつては緊急勤務は当たり前という風潮がありましたが、近年は障害対応を想定して人員を用意し、備えている企業が増えています。
プレッシャーとストレスを感じる場合があるから
インフラエンジニアはシステムの安定性を維持するために重要な役割を担っています。障害やセキュリティ侵害などのリスクを回避するためには常に高いレベルの集中力と対応力が必要です。また急なトラブルの対応が迅速に求められるため、その状況の中で的確な判断と対応をすることはストレスを伴うことがあります。このことが理由できつい、やめとけと言われることもあるようですが、やりがいにもなると言えるため、自分の求める環境にあった職場を選ぶことが大切です。
新技術のキャッチアップが必要だから
インフラエンジニアは、基礎知識を身に付ければいろいろな環境で対応できるようになります。しかし、インフラ技術も日々進歩しているため基礎知識を身に付けるだけでなく、新しい技術やトレンドに対応するために、常に学習と成長を続ける必要があります。勤務の大変さと勉強の大変さが組み合わさる可能性があるということです。
これらのやめとけと言われる側面にも挑戦し、仕事をする上でのやりがいと大変なことの両立と、適切な仕事面でのバランスをとることで、インフラエンジニアとしてのキャリアを築くことができます。
インフラエンジニアのキャリアパス
インフラエンジニアを目指すにあたって、インフラエンジニアから他職種への転職やキャリアを視野に入れている方もいらっしゃるかと思います。そこでインフラエンジニアのキャリアパスについて説明したいと思います。インフラエンジニアとして上流の工程を目指す以外にもさまざまなキャリアの道があります。
スペシャリスト
スペシャリストとは、特定の分野に特化したエンジニアのことです。インフラエンジニアといっても、必要とされる技術はさまざまです。
インフラエンジニアの例として、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、データベースエンジニアなどが該当します。スペシャリストは、特定の技術や領域において深い専門知識と豊富な経験を持っています。
ただ、スペシャリストはその特定の業種を突き詰めるために希少価値が高い一方で、業務が陳腐化した際に一切の価値がなくなってしまうリスクがあります。そのため、自分の市場価値には常にアンテナを張り注視する必要があるでしょう。スペシャリストとして何か特定のスキルを向上させ、自分の市場価値を高めましょう。
ゼネラリスト
ゼネラリストとは、幅広い知識に精通した、多角的な視点を持つ人のことです。エンジニアがゼネラリストとして活躍できるであろう職種は以下のものがあります。
ゼネラリストはどの職種においても上流工程として業務をこなすという点から一貫してマネジメント・コミュニケーション能力が求められるという特徴があります。ITに精通していること以外にも能力が求められるため高度な職種であるといえます。
マネージャー
マネージャーとは、エンジニアのマネジメントを行う役職です。業務内容としては、採用活動や現場のとりまとめ、メンバーの管理や評価等があります。チームを管理しプロジェクト成功へ導くのがマネージャーの役割であり、プロジェクトや業務内容への理解のほか部下をまとめあげるマネジメント能力やコミュニケーション能力が必要になります。
ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、企業の抱えるIT戦略を見直し改善案を提案する職種です。企業の中には未だITを導入していない企業や、ITを導入してはいるが効率よく活用できていない企業が存在しており、そのような企業に対してITを駆使した課題解決を提案し生産性を上げていきます。
ITコンサルタントはITの知識のほか、ヒアリング力や論理的思考力、プロジェクトを統括するためのマネジメント力が必要になります。
クライアント企業の要件を的確に把握し、現状分析や問題解決のための戦略を策定する必要があり、ITコンサルタントはその求められるスキルの高さから人材不足が慢性化しており市場価値の高い職種だと考えられます。
ITアーキテクト
ITアーキテクトとは、システム開発において要件定義やシステム開発のディレクションを検討・提案することができる技術者のことです。インフラエンジニアの業務工程でいうと要件定義と構築設計を行っている人のことをいいます。ITアーキテクトは下流・上流工程どちらの業務にも精通していることのほか、プロジェクト全体を滞りなく進めるための強いリーダーシップが必要になります。
ほかにもさまざまな職種が考えられ、可能性は無限大です。エンジニアとしての知識だけではなくプラスαの知識も要求されることになり難易度は高くなっていますが、それだけ価値の高い人材になることができます。
他分野のエンジニア
インフラエンジニアとしての知識を生かせる分野のエンジニアに転向する手もあります。例えばセキュリティエンジニアはインフラのエンジニアと共通する部分も多く、実際にインフラエンジニアはセキュリティエンジニアとしてキャリアを積む人が多いと言われています。セキュリティエンジニアはサーバに関するセキュリティ分野を専門としているため、インフラエンジニアとしての業務経験を活かすことができると考えられます。
【未経験者必見】インフラエンジニアのキャリアパスは?将来性や資格も徹底解説!
まとめ
いかがでしたでしょうか。本記事では、インフラエンジニアに転職を検討されている方に向けてインフラエンジニアの転職にまつわる知識を解説しました。未経験で30代でもインフラエンジニアに転職することは可能です。本記事で解説した転職する方法をぜひ参考にして自分にとってより良いキャリアを積みましょう。