TOUCH THE SECURITY Powered by Security Service G

コラム

2024.03.27

データベースエンジニアがやめとけと言われる理由は?向いている人や役立つ資格まで解説

エンジニアの中でもデータベースエンジニアは、やめとけと言われることが多いですが、実際には向いている人もいます。やりがいを感じながらデータベースエンジニアとして働いている人も多くいます。今回は

  • 難しいと言われる理由
  • 向いている人の特徴
  • 活躍するために必要なスキル
まで解説します。

データベースエンジニアにチャレンジしたい方
パーソルクロステクノロジー社で実現しませんか?

詳細についてはこちらボタン

監修:大畑 健一(おおはた けんいち)

パーソルクロステクノロジー株式会社
採用・教育統括本部 ICT採用本部 キャリア採用部 2G
メーカーや教育、キャリア系を中心にネットワークエンジニアの経験を持つ。
2020年10月にパーソルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)に入社。
2022年4月から現在の部署にて中途採用エンジニア向けの広報を担当。

データベースエンジニアとは

そもそもデータベースエンジニアとはどのような仕事内容なのでしょうか。 データベースエンジニアの一般的な仕事内容や将来性について解説します

仕事内容

データベースエンジニアは、データベースの設計、開発、管理、運用に専門知識を持ち、これらの領域において高度なスキルを持つエンジニアです。 以下では、データベースエンジニアの業務内容を3つにわけて説明します。

  • 設計・開発
  • 管理
  • 運用

データベースの設計・開発

データベースエンジニアは、クライアントからの要件定義やヒアリングを通じて、データベースの設計や開発を行います。システムの要件を理解し、必要なテーブルやカラムを決定し、設計・開発を進めます。主要なデータベース管理システムとして、OracleやMicrosoft SQL Serverなどがあります。これらのシステムの特性を理解した上で最適な提案を行います。

データベースの管理

データベースの効率的な運用を確保するために、サーバーの最適化やチューニングを実施します。アクセス速度や検索効率の低下などの問題に対処するため、定期的なチューニングやパラメータ設定の見直しを行います。

データベースの運用

稼働中のデータベースへのアクセス権の管理やバックアップを担当します。メンテナンス業務を通じて、データベースの適切な保存状態を維持します。バックアップを行い、データベースに障害が発生した際には迅速な調査・対応を行います。セキュリティ設計を行い、データ流出を防止するための対策を講じます。

将来性

結論、高度な知識を持つデータベースエンジニアの需要は高いと言えます。

データベースシステムがパッケージ化される傾向もありますが、ビッグデータを扱う場合には、専門的な知識や経験が求められます。したがって、高度なスキルや専門知識を持つデータベースエンジニアは、今後ますます需要が高まると予測されます。

「やめとけ」と言われる5つの理由

データベースエンジニアは、企業活動における重要なデータベースを管理する責任を担うことから、やりがいを感じることができる職業です。しかし、その重要度が高いが故に、難しさも伴うと言われています。データベースエンジニアが難しいとされる理由を5つ紹介します。

  • 責任の重大さ
  • 地味な作業の多さ
  • コミュニケーションが大変
  • 限られた職場環境
  • スケジュール通りにタスクが進まない

責任の重大さ

データベースエンジニアは、高度な技術力と共に、プロジェクトにおける責任を負います。特に、個人情報の保護やシステムの安定性に関わる問題は、企業に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

地味な作業の多さ

データベースエンジニアの業務は、時に地味で目立たないものが多いです。設定やメンテナンスなど、緻密な作業が求められる一方で、その功績が明確に評価されにくいという側面もあります。

コミュニケーションが大変

データベースエンジニアは、専門知識を持ちながらも、チームとの円滑なコミュニケーションが不可欠です。技術的な解説や要求仕様の説明など、専門外の人に対する理解を深めるスキルが求められます。

限られた職場環境

データベースエンジニアの需要は高まっていますが、その一方で求人数は限られています。優れた技術を持つエンジニアでも、条件の良い職場を見つけることが難しい可能性があります。

スケジュール通りにタスクが進まない

データベースの開発は、しばしばスケジュール通りに進まないことがあります。

これは、クライアントの要望による仕様変更や予算の変動などがあるためです。そのため、データベースエンジニアには、柔軟にスケジュールを調整し、変化に対応するスキルが求められます。さらに、スケジュールの遅れが納期に影響することもあり、結果的に残業が増えることも少なくありません。

向いている人の特徴5選

それでは逆にデータベースエンジニアに向いている人はどのような特徴があるのでしょうか。 データベースエンジニアに向いている人の特徴を5つ説明します

  • 向上心がある
  • コミュニケーションスキルが高い
  • 論理的思考力が強い
  • 泥臭い作業ができる
  • 物事に慎重に取り組むことが好き

向上心がある

データベースエンジニアにとって、常に向上心を持つことは重要です。技術は日々進化しており、新たなデータベース製品やプログラミング言語、クラウドサービスなどについて学び続ける姿勢が求められます。向上心のある人は、新しい技術を取り入れながらより効率的な方法で業務を行うことができます。

コミュニケーションスキルが高い

データベースエンジニアは、他のプロジェクトメンバーと協力しながら仕事を進めることが多いため、コミュニケーションスキルが重要です。

データベースに関する専門知識を持たないメンバーに対しても、わかりやすく説明し、意思疎通を図る能力が求められます。良好なコミュニケーションを通じて、プロジェクトの円滑な進行や成果物の品質向上に貢献できるでしょう。

論理的思考力が強い

論理的思考力のある人は、データベースエンジニアに向いていると言われます。データベースを構築する際には、ロジックを組み立てる必要があるためです。

どのようにデータを格納するべきか、操作性を向上させるためにはどのようにするべきか、といった点について、ロジックを組み立てながら考えることが求められます。

泥臭い作業ができる

データベースエンジニアは、長期間にわたってデータベースの設計や運用に関わることがあります。そのため、継続的な努力と忍耐が必要です。泥臭い作業に対する忍耐力がある人は、データベースエンジニアとしての適性が高いと言えます。

物事に慎重に取り組むことが好き

データベースエンジニアは、几帳面な性格の人が向いています。データベースの設計や開発は、細部までの注意が必要です。稼働後の緻密な設計やセキュリティ管理、エラー発生時の問題解決など、細かい点を見逃さない姿勢が求められます。

おすすめのスキル

データベースエンジニアとして成功するためには、以下の3つのスキルが重要です。自己評価し、必要に応じてスキルを向上させることが大切です。

  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考力
  • データベースやITに関する全般知識

コミュニケーション能力

データベースエンジニアは、他のチームメンバーやクライアントとの円滑なコミュニケーションが不可欠です。

プロジェクトの要件や進捗状況を明確に伝えることで、効果的なチームワークを促進し、プロジェクトの成功に貢献します。また、クライアントとの要件やニーズを適切に把握し、要件定義や提案書の作成、プロジェクトの進行管理などにもコミュニケーション能力が必要です。

論理的思考力

データベースエンジニアは、データベースの設計や開発、運用において論理的思考力を活かします。

データベースの設計段階では、複雑なデータ構造や関係を理解し、最適なデータベースモデルを構築する必要があります。また、問題発生時には論理的思考力を用いてトラブルシューティングを行い、迅速かつ効果的な解決策を見つけ出します。

データベースやITに関する全般知識

データベースエンジニアは、データベースや情報システムに関する包括的な知識を持っていることが求められます。

これには、データベースの基本原理や設計パターン、データベース管理システム(DBMS)の種類や特性、クエリ言語(SQL)の理解、データベースのパフォーマンスチューニング、セキュリティ対策などが含まれます。この知識を持つことで、データベースエンジニアはより効率的かつ堅牢なシステムを構築し、運用することができます。

転職に役立つ資格

データベースエンジニアとしてのキャリアを築く上で、必ず取得しなければならない特定の資格は存在しません。しかし、未経験から挑戦したい場合や転職を考えている場合、関連する資格を取得することで就職や転職が有利になる可能性があります。

【関連記事】
■データベースエンジニアの資格について詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
【7選】データベースエンジニアにオススメの資格とは!仕事内容から将来性まで解説

また、先述したスキルを習得するためにも資格の勉強をおすすめします。 今回は特に取得をおすすめする資格を3つ紹介します

  • データベーススペシャリスト試験
  • 基礎情報技術者
  • オラクルマスター

データベーススペシャリスト

データベーススペシャリスト試験を受験し、合格することで、データベースの設計、開発、管理に関する高度なスキルを証明できます。 試験合格者は、そのスキルと知識に対する業界内での認知度が高まり、雇用機会やキャリアの発展につながる可能性があります。

基本情報技術者

基礎情報技術者資格は、情報技術全般に関する基礎的な知識やスキルを証明するものです。データベースエンジニアが情報技術の基礎を習得することで、データベースの理解や活用に役立ちます。

オラクルマスター

オラクルマスター資格は、Oracleデータベースや関連技術の専門知識とスキルを証明するものです。データベースエンジニアがOracle製品を活用するプロジェクトや職務において、専門家としての地位を確立します。

まとめ

今回は

  • 難しいと言われる理由
  • 向いている人の特徴
  • 活躍するために必要なスキル
まで解説しました。

データベースエンジニアの仕事は、データの取り扱いには慎重さが求められますし、責任も大きいです。しかし、その重要性ゆえに企業におけるデータ活用の中心的存在として活躍できることは、非常にやりがいを感じることができるポイントです。

データベースエンジニアを目指す方
パーソルクロステクノロジー社で実現しませんか?



パーソルクロステクノロジー社では現在、AWS、Azureといった
インフラ業務のプロフェッショナルとして活躍したい方を募集しております。

パーソルクロステクノロジー社では、充実した環境で
インフラエンジニアとしてのキャリアを歩むことができます。



  • 上流から構築まで幅広い領域・分野のプロジェクトへの参画
  • 未経験者でも安心の教育制度(集合研修、e-learning研修、リモート学習など)
  • 仕事とプライベートを両立できる環境


気になる方はぜひ下の詳細ページをクリックしてみてください。



詳細についてはこちらボタン

記事一覧に戻る