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コラム

2025.06.11

おすすめのエンジニアのスクール9選!スクール選びの注意点や選び方を解説!

近年ITエンジニア向けのスクールは増加しており、数あるスクールの中から最適なものを選ぶのは大変です。スクールに通うメリットには、

・学習支援環境が整っている
・人脈が広がる
・卒業後の就職支援を受けられる

などのメリットがあります。 本記事では、おすすめのスクールや、スクールを選ぶ際の判断軸、注意点について解説します。

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監修:大畑 健一(おおはた けんいち)

パーソルクロステクノロジー株式会社
採用・教育統括本部 ICT採用本部 キャリア採用部 2G
メーカーや教育、キャリア系を中心にネットワークエンジニアの経験を持つ。
2020年10月にパーソルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)に入社。
2022年4月から現在の部署にて中途採用エンジニア向けの広報を担当。

スクールを選ぶ際の判断軸

スクールを選ぶ際の判断軸は以下の通りです。

・生活スタイルや希望に合っているか
・受講料が予算内か
・学べるプログラミング言語は何か
・就職・転職支援を行っているか

それぞれについて解説します。

生活スタイルや希望に合っているか

受講形態・受講期間の観点から、自分の生活スタイルや希望に合ったスクールを選ぶようにしましょう。 受講形態や受講期間が生活スタイルや希望と合っていないと、スクールと仕事・生活を両立できず、通わなくなってしまう可能性が高くなるからです。

受講形態

まず、受講形態にはオフラインのものとオンラインのものがあります。
オフライン形態の場合は、通学する必要があります。そのため、忙しい人には向いていないかもしれません。しかし、受講生や講師と関係を築きやすいため、モチベーションを維持しやすいです。一緒に勉強する仲間がほしい人におすすめです。
オンライン形態の場合は、時間や場所を選ばず受講できます。そのため、働いているなどして、通学の余裕がない人におすすめです。

受講期間

次に、受講期間は短期のものと長期のものがあります。
短期のものは、学習範囲が狭い人(基礎のみ学びたい人など)や、一回の受講時間を長く取れる人におすすめです。長期のものは、学習範囲が広い人(ハイレベルなところまで学びたい人など)や、一回の受講時間を長く取れない人におすすめです。
短期がおすすめな人は以下のような人です。
・学習範囲が狭い人
・基礎のみ学びたい人
・一回の受講時間を長く取れる人

長期がおすすめな人は以下のような人です。
・学習範囲が広い人
・ハイレベルなところまで学びたい人
・一回の受講時間を長く取れない人

受講料が予算内か

受講料が予算内のスクールを選ぶようにしましょう。受講料が予算内に収まらないと、生活面の予算が圧迫されるからです。 受講料の相場は、10万円から50万円ほどです。講師の質やカリキュラムの内容、サポートの内容などを事前に確認して、総合的に判断することが必要です。

学べるプログラミング言語は何か

学びたいプログラミング言語を扱っているスクールを選ぶようにしましょう。
業種によって使用するプログラミング言語は異なるため、あらかじめ自分が就きたい業種で使用されているプログラミング言語を把握しておく必要があります。具体的には、Web開発にはJavaScriptやHTML、機械学習やAIにはPythonなどの言語が使われていますJavaScriptなどの需要が高い言語を学ぶのもおすすめです。

就職・転職支援を行っているか

就職・転職支援を行っているスクールを選ぶようにしましょう。 手厚いサポートを受けられるため、より良い企業に就職・転職できる可能性が高まります 。具体的には、

・求人紹介
・キャリアカウンセリング
・ポートフォリオ作成
・履歴書、職務経歴書の添削
・面接対策

などの支援を行っているスクールがあります。
就職・転職実績も伏せて確認しましょう。

副業したい人におすすめのスクール

副業したい人におすすめのスクールを3つ紹介します。

                                             
スクール名 受講形態 受講期間 費用特徴
TECK ACADEMY オンライン ライフスタイルに応じて選べる284,900円(はじめての副業コース4週間プランの場合)・講師は実務経験3年以上の現役エンジニア
・副業案件の保証
本気のパソコン塾 オンライン 6~12カ月198,000円・副業スキルに特化した600本の動画
・7日間の無料体験が可能
RaiseTech オンライン 4カ月288,000円~448,000円・全額返金保証あり(返金規定あり)
・受講生同士が交流できるイベントあり
    

TECK ACADEMY

TECK ACADEMYは、未経験者向けの副業コースや転職コースを提供しているスクールです。現役エンジニアであるメンターがマンツーマンで指導します。10種類以上のプログラミング言語を学ぶことが可能です。受講終了後1カ月以内に副業案件を紹介してくれます。

本気のパソコン塾

本気のパソコン塾は、「副業で月5万円の収入を目指せるレベル」を目標に掲げているスクールです。副業スキルに特化した600本の動画が閲覧できます。月2回のオンライン面談があるので、カリキュラムに関する不明点や、副業に関して不安なことを相談できて便利です。

Raise Tech

Raise Techは、副業コースや転職コースなど、様々なコースを提供しているスクールです。リアルタイムと録画での授業の2つを自由にカスタマイズできるため、夜間や土日でも学習できます。質問回数は無制限で、課題についての質問だけでなく、受講終了後の働き方などについても答えてくれます。さらに、受講終了後も半永久的に質疑応答が可能です。

転職したい人におすすめのスクール

転職したい人におすすめのスクールを3つ紹介します。

                                              
スクール名 受講形態 受講期間費用特徴
GEEK JOB オンライン3カ月 437,800円(プレミアム転職コースの場合)・無料で受講可能な転職コースあり
・受講後の転職サポート付き
SAMURAI ENGINEER オンライン 4カ月or6カ月693,000円(webエンジニア転職保証コースの場合)・講師は何度でも変更可能
・内定が出なかった場合全額返金
TECK BOOST オンライン 3カ月or6カ月or12カ月422,400円(ブーストコースの場合)・フリーランス向けの転職支援あり
・受講期間を1カ月ごとに伸ばせる

GEEK JOB

GEEK JOBは、異業種・未経験からエンジニアに転職したい人向けのスクールです。20代なら無料で転職支援を受けられる「スピード転職コース」を利用可能です。また、GEEK JOBで学べる言語はJavaとRubyのみです。両方とも現場で需要のある言語ですが、たくさんの言語を学びたい人は別のスクールの方が向いているかもしれません。

SAMURAI ENGINEER

SAMURAI ENGINEERは、転職したい人向けのコースをいくつか提供しているスクールです。専属講師のマンツーマンレッスンを受けられます。受講終了後も継続して利用できるコミュニティや交流イベントでは、普段は関わることがない他の受講生と関わることができます。

TECK BOOST

TECK BOOSTは、転職やフリーランスを目指す人向けのスクールです。実務経験2年以上の講師が指導してくれます。24時間チャットで質問可能で、受講生同士のコミュニティもあります。受講終了後にエンジニアとしてのキャリア形成ができるよう、専任アドバイザーが無料でサポートします。

未経験の人におすすめのスクール

未経験の人におすすめのスクールを3つ紹介します。

                                             
スクール名 受講形態 受講期間費用特徴
インターネット アカデミー オンライン、オフライン 1~3カ月(プログラマー入門コースの場合)209,000円(プログラマー入門コースの場合)・来校して講師に質問することも可能
・受講期間は最長1年まで伸ばせる
CodeCamp オンライン 2~6カ月(プログラミングコースの場合)198,000円~363,000円(プログラミングコースの場合)・レッスンごとに講師を選べる
・土日でも受講可能
DMM WEBCAMP オンライン 1~4カ月169,800円~334,800円・週に2回の定期メンタリングあり
・返金保証制度あり
    

インターネット アカデミー

インターネット アカデミーは、初心者向けのコースを含め、多くのコースを提供しているスクールです。Webサイト制作において最も基本のスキルであるHTMLを策定する世界最高位の組織「W3C」が認める日本で唯一のスクールです。オンラインで勉強するだけではなく、来校してラーニングスペースで勉強することもできます。

CodeCamp

CodeCampは、未経験者向けの基礎から学べるコースを多く提供しているスクールです。毎日7時〜23時40分の間に受講することができます。レッスンごとに講師を自分で選べるのが特徴です。

DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMPは、初心者向けのコースを含め、多くのコースを提供しているスクールです。学習を習慣化させるために、専用のシステムを導入し、自身の学習進捗状況を常に見える化しています。1回25分、週に2回の定期メンタリングを実施しています。

プログラミングスクール選びで後悔しないために:知っておくべき注意点と潜在的リスク

プログラミングスクールは、ITエンジニアとしてのキャリアをスタートさせたり、スキルアップを目指したりする上で強力な選択肢となり得ます。しかし、安易な選択は「時間とお金を無駄にした」という後悔に繋がることも。ここでは、スクール選びで失敗しないために、事前にしっかりと確認しておきたい注意点や、見過ごされがちな潜在的リスクについて具体的に解説します。

1. 甘い言葉や誇大な広告に惑わされない

スクールの広告には魅力的な言葉が並びますが、その裏側もしっかりと見極める必要があります。

「誰でも簡単」「未経験から即戦力で高収入」の落とし穴

「未経験でも数ヶ月で誰でもエンジニアになれる」「卒業後すぐに月収XX万円以上可能」といった過度に楽観的な謳い文句には注意が必要です。エンジニアになるには相応の努力と時間が必要であり、スクールに通うだけで魔法のようにスキルが身につくわけではありません。現実的な学習量やキャリアパスを提示しているか確認しましょう。

「転職成功率XX%」「就職保証」のカラクリ

高い転職成功率や就職保証を謳うスクールもありますが、その「成功」の定義や「保証」の条件を細かく確認することが重要です。例えば、希望しない職種やSES企業への就職も成功実績に含まれていたり、保証を受けるには厳しい条件(年齢制限、課題の達成度、面談回数など)が課されていたりする場合があります。紹介される企業の質や、どのようなサポートが受けられるのかを具体的に確認しましょう。

2. カリキュラム内容とサポート体制の実態

パンフレットやウェブサイトの情報だけでなく、実際の学習環境が自分に合っているかを見極めましょう。

カリキュラムの質と更新頻度

提供されるカリキュラムが最新の技術トレンドに対応しているか、実務に役立つ内容かを確認しましょう。基礎的な内容に終始し、実践的なスキルが身につかない、あるいは情報が古いまま更新されていないケースもあります。自分の学びたい技術や目指すキャリアに合致しているか、無料カウンセリングや体験授業で確かめることが大切です。

講師の質と質問・サポート体制

講師が現役エンジニアであるか、指導経験は豊富か、といった点は学習の質に直結します。「いつでも質問可能」とあっても、返信速度や回答の質が低い、あるいは質問できる範囲が限定的であることも。メンター制度がある場合は、どのようなサポートが受けられるのか、具体的な内容を確認しましょう。卒業生の口コミや評判も参考になります。

3. 費用と契約条件の徹底確認

高額な投資になるケースも多いため、費用対効果と契約内容は慎重に確認する必要があります。

受講料と費用対効果のバランス

受講料はスクールによって大きく異なります。単に安いから、高いからという理由で選ぶのではなく、提供されるカリキュラム、サポート内容、学習環境などを総合的に判断し、費用対効果を見極めましょう。分割払いを利用する場合は、金利や手数料も考慮に入れる必要があります。

中途解約・返金制度の条件

万が一、学習を継続できなくなった場合に備え、中途解約の条件や返金制度については契約前に必ず確認しましょう。解約料が高額であったり、返金条件が非常に厳しかったりする場合があります。契約書は隅々まで目を通し、不明な点は遠慮なく質問することが重要です。

教育訓練給付制度の活用

厚生労働大臣が指定する講座であれば、教育訓練給付制度を利用して受講費用の一部補助を受けられる場合があります。条件に合致すれば最大で受講料の70%が支給されるため、対象となるスクールやコースを事前に確認し、賢く活用しましょう。利用できるスクールは厚生労働省の検索システムで確認できます。

4. 「無料スクール」の仕組みと注意点

「無料」という言葉は魅力的ですが、そのビジネスモデルを理解しておくことが重要です。無料のスクールの多くは、卒業生を企業に紹介することで、企業側から紹介料を得て運営されています。

そのため、紹介される企業がスクールの提携先に限定されることが多く、その中にはSES(システムエンジニアリングサービス)企業が含まれる割合が高い傾向にあります。SESエンジニアは客先常駐で働く形態であり、必ずしも自身の希望する技術やプロジェクトに携われるとは限りません。もちろん、SES企業で多様な経験を積むメリットもありますが、キャリアの選択肢を広げたい、特定の分野で専門性を高めたいと考えている場合は、紹介先の企業についてよく調べる必要があります。無料であっても、自分のキャリアプランと合致するかどうかを慎重に判断しましょう。

5. スクール任せにせず、主体的に取り組む姿勢

どんなに優れたスクールでも、最終的にスキルを習得しキャリアを切り拓くのは自分自身です。

スクールは「魔法の杖」ではない

スクールに通うだけで自動的にスキルが身につき、理想のキャリアが手に入るわけではありません。スクールはあくまで学習をサポートする環境であり、主体的な学習意欲と継続的な努力が不可欠です。受け身の姿勢ではなく、積極的に質問したり、自ら進んで課題に取り組んだりすることが成長の鍵となります。

学習と実務のギャップを理解する

スクールで学ぶ内容は、実務で求められるスキルの一部であることが多いです。卒業後、実際の現場では、スクールではカバーしきれない知識や経験、コミュニケーション能力などが求められます。スクール卒業後も継続的に学習を続け、実務経験を積む中でスキルを磨いていく意識が重要です。

受講可能な条件と自分の生活スタイル

スクールによっては、年齢制限や特定のスキルレベルを前提としている場合があります。また、オンラインかオフラインか、週にどれくらいの学習時間が必要かなど、自分の生活スタイルや学習ペースに合ったスクールを選ばないと、途中で挫折してしまう可能性があります。無理なく続けられるか、事前にしっかりと確認しましょう。

これらの注意点やリスクを理解した上で、複数のスクールを比較検討し、無料カウンセリングや体験授業を積極的に活用することが、後悔しないスクール選びの第一歩です。自分自身の目的を明確にし、最適な学習環境を見つけ出しましょう。

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まとめ

この記事では、おすすめのエンジニア向けのスクールや、スクールを選ぶ際の判断軸、注意点について解説しました。自分に適したスクールに通い、エンジニアとしてのキャリアを築いていきましょう。

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