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コラム

2024.06.07

AIエンジニアに向いている人の特徴8選!特性や必要なスキル、言語を解説

近年AI技術が注目されており、AIエンジニアになりたい方も多いのではないでしょうか。本記事では、

  • AIエンジニアに向いている人の特徴
  • 向いていない人の特徴
  • AIエンジニアになる方法
  • 必要なスキル
を解説しています。ぜひ参考にしてください。

監修:大畑 健一(おおはた けんいち)

パーソルクロステクノロジー株式会社
採用・教育統括本部 ICT採用本部 キャリア採用部 2G
メーカーや教育、キャリア系を中心にネットワークエンジニアの経験を持つ。
2020年10月にパーソルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)に入社。
2022年4月から現在の部署にて中途採用エンジニア向けの広報を担当。

AIエンジニアに向いている人の特徴8選

AIエンジニアに向いている方の特徴を解説します。

論理的な思考能力がある人

まずは、論理的な思考能力がある人です。AIエンジニアは、データの分析やモデルの評価において、論理的な思考を行う必要があります。データの傾向やパターンを正確に理解し、適切な判断を下す能力が重要です。その中では、クリティカルシンキング(批判的思考)も求められるでしょう。

理数系が得意な人

次に、理数系が得意であるという特徴も挙げられます。エンジニアとして理系の方が重宝されるのは当たり前だと考えている人もいるかもしれませんが、実際にエンジニアとして活躍している人の中には文系の方も多くいます。

しかしその点、AIエンジニアは、データ解析や機械学習モデルの開発に数学と統計学を利用します。より良いモデルを構築するためには、これらの基本的な原則を理解していることが重要になるため、より理数系が得意であるという点に重きがおかれるのです。

プログラミングに苦手意識がない人

また、エンジニアであるためもちろんプログラミングが必要とされるでしょう。具体的な言語の例だとPython、JavaScript、Julia、R言語、JavaScriptなどが挙げられます。必要に応じて自分の知らない言語を用いる必要があるため、苦手意識のない方はAIエンジニアに向いているといえるのです。

課題解決能力が高い人

AIエンジニアは、現実世界の問題を解決するために機械学習やデータ分析を利用します。問題解決能力が高い人は、複雑な課題に対して効果的なアプローチを考え出すことができます。 また、AI開発の際にも、何らかのトラブルやエラー、課題にぶつかったとき、それを解決する能力が求められます。

最先端の技術に興味があり、学び続けられる人

AIの技術は近年最も注目を集めている最先端の技術であるといえるでしょう。そのため、AIの分野は常に進化しており、新しい手法やツールが登場しています。AIエンジニアには、常に学び続け、最新のトレンドや技術に追いつく意欲が求められます。

細かい作業が得意な人

AIエンジニアはデータ管理などのタスクが多くあります。そのタスクを丁寧にこなすことは精度の担保のために非常に重要な要素です。また、上でも述べたように数字を扱う仕事内容が発生するため細かい作業を避けて通ることは難しいでしょう。

社会問題に興味がある人

AIの技術は近年非常に注目されています。AI技術はもちろん社会を良いよいものにする技術といえ、実際にAIを利用した音声アプリケーションや自動運転の技術が広まっています。しかし同時に画像生成AIや音声生成AIについてはプライバシーなど倫理的な問題もあるのも事実です。AIエンジニアとしてそれらの問題にどう向き合っていくか考え続ける必要があるため、社会問題に興味がある人はAIエンジニアに向いているでしょう。

チームワークをとるのがうまい人

エンジニア全般の職業にいえることですが、一人で完結する仕事はほとんどありません。特に、開発についてはさまざまな人と関わり、チームワークをとってプロジェクトを成功へと導きます。多い人数の中で自分の役割を認識し、チームワークをとっていける人はAIエンジニアに向いているといえます。

AIエンジニアに向いていない人の特徴

続いては、反対にAIエンジニアに向いていない人の特徴を紹介します。ここに当てはまるものがある方でも、克服することが可能です。

年収だけに魅力的に感じる人

AIエンジニアは近年注目されており、需要の高いエンジニアといえます。そのため年収も高く設定されていることが多いです。しかしそれだけに惹かれている人にはAIエンジニアはおすすめできません。なぜなら年収が高い分大変なことも多く、まだ不安定なところもあるためです。

挑戦したいと思えない人、好奇心が豊かではない人

AIの技術は最先端の技術で、現在も新しい手法やツールが登場し続けています。第一線で活躍し続けるためには勉強は必要不可欠です。新しい技術に対して、「面白そう」「触ってみたい」という意欲が持てずに、勉強し続ける自信がない方はAIエンジニアに向いていないでしょう。

一人で完結させたい人

先ほども述べたようにAIエンジニアの仕事で一人で完結するものは少ないといえます。ビジネスサイドやチーム内での連携は必要不可欠です。どうしても一人で完結させたい人は趣味でAI技術を用いましょう。

AIエンジニアに必要なハードスキル

特性や性格でAIエンジニアに向いているとしても、スキルがなければ活躍することはできないでしょう。まずは用いられる言語などのハードスキルを解説します。

開発

まずは、メイン業務としてAIを活用したシステムの開発が挙げられます。中には、無料で公開されているライブラリやフレームワークもあります。その中で用いられている言語の例としては次のようなものがあります。

  • Python
  • JavaScript
  • Julia
  • R言語
  • JavaScript

学習

AIの開発後には学習が必要になります。莫大なデータを学習させ、教育していくのです。このなかでの機械学習や深層学習もAIエンジニアに必要とされるスキルです。

機械学習:データからパターンや規則性を抽出し、そのパターンを使用してタスクを遂行する手法の総称 深層学習:機械学習の手法の1つで多層のニューラルネットワークを用いて高度な特徴の抽出や複雑なパターンの学習を行う

分析

AI学習をした後は分析を行います。学習フェーズでモデルがデータを学習した後、そのモデルが生成した結果や予測を分析するのです。AI学習の効果や精度を分析し、場合によっては改善します。

AIエンジニアになる方法

AIエンジニアに向いているとわかった方はどうしたらなれるのか疑問に思っているでしょう。求人に応募するまでにできることを紹介します。

資格取得を目指す

まずは、スキルや意欲の証明のために資格を取得するという方法が挙げられます。証明以外にも、勉強の指針になるため非常におすすめです。

おすすめの資格

AIエンジニアを目指している方におすすめの資格を紹介します。どちらも一般社団法人 日本ディープラーニング協会が開催しているものです。

キャリアを明確にする

また、キャリアを明確にすることも重要です。キャリアプランについては、選考の際に必ずと言っていいほど聞かれる項目とも言えるでしょう。目先のことだけではなく将来のことを長い目で考えることは、AIエンジニアを目指す上で避けては通れません。

アピールポイントを作る

ある程度のスキルを身に着けたら、それをアピールする必要があります。良く用いられるのはポートフォリオです。

【関連記事】
■エンジニアのポートフォリオについてはこちらの記事をご覧ください。
エンジニアポートフォリオの例とは 参考になる作り方を紹介

AIエンジニアの将来性

それでは、AIエンジニアの将来性はどれほどあるのでしょうか。

結論から述べると、AIエンジニアの将来性は非常に高いと言えます。なぜならば、AIの技術は今後も発展し続けるからです。今後、さまざまな職業がAIに取って代わられるという話は有名ですが、そのAIのシステムを管理したり、分析するのは人間です。その主たるものであるAIエンジニアがなくなることはまずありえません。

AIエンジニアのキャリア

最後に、AIエンジニアのキャリアとしてどのようなものがあるのか具体例を挙げながら解説します。

AIコンサル

エンジニアのキャリアアップ例として、コンサルがまず挙げられます。その中でもAIエンジニアとしての経験を生かしてAIを用いたシステムの提案や企画を行います。必要とされるスキルはAIについての専門知識のほか、チームのマネジメント能力です。

スペシャリスト

また、AIに関連するスペシャリストになるというキャリアもあります。AIで用いるスキルは開発、学習、分析です。さまざまな分野の中で一つの専門家になり、自身の市場価値をあげましょう。一例としては次のようなものがあります。

  • データ解析
  • 画像解析
  • 自然言語処理
【関連記事】
■エンジニアのキャリアについてはこちらの記事をご覧ください。
エンジニアがキャリアアップする方法とは -20のキャリアプラン事例を解説-

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、AIエンジニアに向いている人の特徴や向いていない人の特徴、必要とされるスキルなどについて解説しました。

AIは今注目されており、とても需要が高いですがその分トレンドの移り変わりが激しいなど大変なことも多くあります。自分の特性や求めるものをしっかりと理解して職業選択をしましょう。

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