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コラム

2024.04.16

インフラエンジニアから開発エンジニアに転向できる?年収やキャリアパスをご紹介

インフラエンジニアはシステムの基盤を支えるITインフラの設計・構築・運用・保守までを行う仕事で、希少性・専門性の高い職種です。
しかし、インフラエンジニアとして働く方の中には、プログラミングなどを行う開発エンジニアに興味がある方もいるのではないでしょうか?
この記事では、インフラエンジニアから開発エンジニアへの転向を考えている人向けに、転向の流れ、メリット・デメリット、コツまで幅広くご紹介します!

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監修:大畑 健一(おおはた けんいち)

パーソルクロステクノロジー株式会社
採用・教育統括本部 ICT採用本部 キャリア採用部 2G
メーカーや教育、キャリア系を中心にネットワークエンジニアの経験を持つ。
2020年10月にパーソルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)に入社。
2022年4月から現在の部署にて中途採用エンジニア向けの広報を担当。

開発エンジニアとは?インフラエンジニアとの仕事内容の違い

そもそも、開発エンジニアとはどのような仕事なのでしょうか?
開発エンジニアとは、IT業界においてシステムやソフトウェアの設計・開発に携わるエンジニアのことを指します。一口に開発エンジニアと言ってもその職種はさらに細分化されます。

主に開発エンジニアには、以下の6種類があります。

・システムエンジニア:コンピューターのシステム開発を行う
・プログラマー:システムエンジニアの設計を元にプログラムを組む
・アプリケーションエンジニア:ITシステムに含まれるアプリを開発する
・組み込み系エンジニア:製品に動作を制御するプログラムを直接組み込んでいく
・フロントエンドエンジニア:Webサイトの表側(デザインなど)をカスタマイズする
・バックエンドエンジニア:サーバーのデータ管理など、Webサイトの裏側を扱う
(フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアを合わせてwebエンジニアと呼ぶ)

インフラエンジニアがIT基盤となるサーバーやネットワークを扱うのに対して、開発エンジニアは実際のアプリケーションやWebサイトの開発、プログラミングを行います。

インフラエンジニアから開発エンジニアになれる?

結論からお伝えすると、インフラエンジニアから開発エンジニアになることはできます!
開発エンジニアとして働く上でも、ITインフラの知識は必要となるので、今ある知識を生かしながらキャリアパスを広げることができます。
実際にインフラエンジニアから開発エンジニアに転職する人が多いのも心強い点です。

【関連記事】
■インフラエンジニアについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
インフラエンジニアとは?仕事内容や種類分け、将来性をわかりやすく解説

インフラエンジニアと開発エンジニアの収入比較

年収についてインフラエンジニアと開発エンジニア、ここでは特にwebエンジニアを比較してみましょう。

インフラエンジニアの平均年収は約529万円、webエンジニアの平均年収は約556万円です。
どちらも日本の平均年収と比較すると高く、また、webエンジニアの方が平均年収が高めとなっています。
インフラエンジニアは月給に換算すると約44万円、初任給は約21万円であるのに対し、webエンジニアは月給約46万円、初任給約21万円です。
初任給としてはほぼ変わらないということがわかりますね。

しかし、どちらの職種であっても、年収の幅は広く、その人が持っているスキル、キャリアによって収入が大きく変化します。
転職の際は、自分のスキルがどれだけ評価されるのか、詳しく分析しながら求人を探しましょう。

[参考文献]:「人気職種の給料情報」求人ボックス

インフラエンジニアから開発エンジニアになる流れ

では実際に、インフラエンジニアから開発エンジニアに転職する流れをご紹介します。

開発エンジニアに必要なスキルを習得

まず、開発エンジニアとして必要となる最低限の知識を身につけましょう。
プログラミングスキルは、全ての職種の開発エンジニアにおいて、必須のスキルです。
また、システム開発の流れについても理解しておきましょう。これらの知識を身につけておくことで、現場の即戦力として転職先で活躍できます。
独学でも良いですが、より実践的なスキルを計画的に学ぶにはプログラミングスクールなどに入るのがおすすめです。

ポートフォリオを作成

エンジニアにとってポートフォリオとは、職務経歴書(スキルシート)をよりわかりやすく、プレゼンできるような資料です。
自分の持っているスキル、自分ができること、を企業に提示できるようなポートフォリオを作りましょう。作成に不安がある場合は、ポートフォリオ作成までサポートしてくれるスクールに入るのもおすすめです。

転職エージェントに登録

スキルの習得、ポートフォリオの作成が終わったら、あとは実際に転職先を探します。
転職エージェントに登録することで、知識の豊富なアドバイザーからサポートを受けることができます。
アドバイザーに相談をしながら、自分のなりたい職種、自分に合う職種を明確にしましょう。

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インフラエンジニアから開発エンジニアになるメリット

インフラエンジニアから開発エンジニアになるメリットをそれぞれご紹介します。

インフラエンジニアとしてのスキルを応用できる

ITインフラ、ITシステムに関する基礎知識をそのまま生かせるのはもちろん、データベースの知識や、サーバー構築の知識が開発エンジニアとして必要になる時もあります。
特に、インフラエンジニアと同じく縁の下の力持ちといえる「バックエンドエンジニア」では、そうした知識を存分に生かすことができます。
インフラエンジニアとして使う「Perl」や「Python」などの言語もそのまま使えるでしょう。

希少性の高い人材になれる

インフラエンジニアは専門性が高い職種であるため、開発エンジニアがインフラ系の知識を持ち合わせることはあまり多くありません。そのため、インフラエンジニアとして働いていた方が開発エンジニアとなることで、人材としての希少性がアップします。
そのため、転職時により良い条件の求人を視野に入れることができます。

拘束される時間が減る

インフラエンジニアは、サーバーなど、物理的にインフラを管理し、夜勤や休日出勤などが多く強いられ、拘束時間も長いです。それに対して、開発エンジニアの働き方は自由度が高いのがメリットです。
在宅ワークやフリーランスといった働き方を選択することもでき、働く場所や勤務時間を自分で決めることができます。

インフラエンジニアから開発エンジニアになるデメリット

反対に、インフラエンジニアから開発エンジニアになるデメリットをご紹介します。

人気の職種であり、競争率が高い

開発エンジニア、特にwebエンジニアはwebサイトやアプリケーションを開発するため、その認知度が高く、転職を希望する人も多いです。
そのため、優良企業の競争率は高くなります。

転職後、一時的に収入が下がる

エンジニアの給与は、その人が持っているスキルに比例します。そのため、どうしても開発エンジニアになりたての頃は、慣れないことも多く、収入が下がってしまうことは覚悟しましょう。

技術の変化が激しい

開発エンジニアの中でも、特にwebエンジニア(フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア)は扱う技術が目まぐるしく変化するため、常に学び続ける姿勢が必要です。
基盤を支えるインフラエンジニアよりも、より最新の情報に敏感でいる必要があるため、初めはついていくのが大変かもしれません。

インフラエンジニアから開発エンジニアへ転職後のキャリアパス

次にインフラエンジニアから開発エンジニアへ転職したあとのキャリアパスについて見ていきます。

フルスタックエンジニアになる

インフラエンジニアでのITインフラに関する専門知識と、開発エンジニアとしてのプログラミングなどの技術を持ち合わせることになります。
よって、ITシステム開発におけるオールラウンダーともいえる、フルスタックエンジニアになることができます。
実際に業務を通して、幅広い領域の専門知識を身につけることが必要です。

プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーとなる

開発エンジニアに転職した後に、マネジメント力、コミュニケーション力を鍛えて、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーになることもできます。
インフラエンジニア時代に学んだプログラミング言語に合わせて、新たな言語を習得していくと、よりキャリアの幅が広がります。

スペシャリストとなる

アプリケーションエンジニアならばアプリ開発、組み込みエンジニアならばソフトウェアの開発、webエンジニアならばwebコンテンツ作成のスキル、というように、それぞれの分野に特化した技術を磨き、スペシャリストとして活躍することもできます。

【関連記事】
■インフラエンジニアのキャリアパスについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
エンジニアのキャリアパスの決め方とは?具体亭やわからない方向けに考え方を解説

インフラエンジニアから開発エンジニア転職に役立つ言語

次に開発エンジニアに役立つプログラミング言語をご紹介します。

PHP

PHPはweb開発に特化したプログラミング言語で、サーバーにて用いられます。
他のプログラミング言語と比べて仕様や文法が簡単なため習得しやすく、特にバックエンドエンジニアによく使われます。
WordpressなどのWebアプリケーションのカスタマイズにも欠かせません。

Java

JavaはGoogleが開発にも使用している人気の高いプログラミング言語です。
HTMLで作られたサイトに動きを出すことに用いられ、特にフロンドエンドエンジニアがよく使います。
学習には少し時間がかかるかもしれませんが、広く普及しているので、習得していると幅広い職種にて活用できます。

Ruby

Rubyは日本で開発された、アプリケーションソフトウェアの作成に用いるプログラミング言語です。
Rubyのコードはシンプルでわかりやすいので、プログラミング初心者の方でも学びやすいです。

まとめ

この記事では、インフラエンジニアから開発エンジニアに転職する方法、メリット・デメリットなどを幅広くご紹介しました。
開発エンジニアに転職し活躍するためには、常に学び続ける姿勢を忘れず、新しいプログラミング言語や、システム開発におけるトレンドについていくことが必要です。
インフラエンジニアとして培った知識や経験を生かせるように、リサーチを重ねながら、転職を成功させましょう!

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