正社員を目指す紹介予定派遣 -応募準備-
応募企業のかけもちは何社がいい?
応募する企業1社1社を大事に受けよう
退職日も決めて、いよいよ転職活動を始めようというとき、気になるのは何社くらいかけもちで応募したらいいかということではないでしょうか。よく質問されるのですが、3社くらいが目安となります。心配だからと何社もかけもちしてしまうと、今度はスケジュール調整や事前の準備が大変になります。コントロールできる範囲にとどめて、1社1社を大事に受けてほしいと思います。
また、かけもちするにあたっては、行きたい会社の優先順位を決めておくことも重要です。日程が重なったときや複数社から内定が出たとき、漠然と受けていてはその都度、悩んでしまいます。とはいえ、最初に決めた優先順位も絶対ではありません。実際に面接に行ってみて印象が変わるのはよくあること。会社案内だけではわからなかったこと、行って初めて感じる会社の雰囲気などがありますから、その時々で柔軟に優先順位を決めるといいでしょう。
お給料、業種、会社の規模、仕事内容など何を重視するかは人それぞれ。自分なりの順位を考えてください。
派遣とは違う「紹介予定派遣」の職務経歴書を作成するポイントとは?
職務経歴書は企業との最初の接点
派遣と違って、紹介予定派遣では職務経歴書が必要になります。職務経歴書とは、企業とあなたの最初の接点になるもの。この出来栄えが悪かったために、書類選考に通らなかったとしたら、何とも残念なことです。わかりやすく自分の魅力をアピールし、「この人にぜひ会ってみたい」と思わせる職務経歴書を作ることがファーストステップなのです。
とはいえ、転職活動をしたことがない方にとっては、一体どんなことをどんな形で書けばいいのか、さっぱりわからないことと思います。ポイントは、これまでやってきた仕事を書きながら、自分がどんなスキルを得たか、どんな実績を上げてきたかを企業に伝えることです。単純に仕事内容を羅列するものではないということを心がけてください。
仕事内容はわかりやすくアピール点はしっかりと
では、どうしたらうまく伝わるでしょうか。たとえば機電エンジニアの場合、「機械設計を2年担当」と書いてあっても、具体的にどんな業務に携わってきたのか、イメージできず、これまで積み上げてきた実績の魅力が伝わりません。
同じ機械設計でも、働いていた企業によって「設計」の範囲も違うため、担当工程、どういった機能に携わり、どんなツールを使い、どんな製品や材質を取り扱っていたのかなど、より具体的に記載するようにしましょう。
また、なるべく実績を数値で表したほうが、担っていたプロジェクトの規模感も伝わりやくなります。
Webディレクターの実績がある方であれば、プロジェクトの人数体制を始め、自らが導入したツールによりサイトの訪問者数やCVRが、導入前後で○%改善され、売上○円にも貢献した、などの具体的数値を記載することで、あなたの実力をアピールすることができます。
このような視点で仕事内容をふりかえり、何をどう書こうかと考えてみてください。自分と向き合ういい機会でもあります。自分の仕事内容に自信が持てたり、自分の強み・弱みを発見できたり、方向性が見えてきたりといった効果もきっとあるでしょう。
職務経歴書の作成ポイント
要点を添えてわかりやすく
職歴要約と志望動機などを要約し、職歴書の上段に付記しましょう。初めてあなたの職務経歴書を見る人事担当者にむけて、よりわかりやすく簡潔にあなたについて伝えることができます。
2. わかりやすい言葉・表現を選ぶ
社内用語や業界用語など一部の人にしかわからない言葉や表現は避けましょう。初めてあなたの職務経歴書をみる人事担当者が、わかるような表現・言葉を選びましょう。
3. 実績や成果を数値で表すことも大切
取り組んできた仕事の規模や成果はなるべく数字で説明を添えましょう。あなたが取り組んだ業務の範囲やできることを具体的に伝えていくことができます。
職種別の職務経歴書サンプルもダウンロードいただけます