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Javaエンジニアとしてスキルアップするためには知識・経験を増やすことが重要です。
「Javaエンジニアとしてスキルアップしたいけど何を勉強すればいいのか分からない」と考えている方は多いのではないでしょうか?本記事では、Javaエンジニアとして必要なスキル・資格や学習法を解説していきます。
目次
監修:大畑 健一(おおはた けんいち)
パーソルクロステクノロジー株式会社
採用・教育統括本部 ICT採用本部 キャリア採用部 2G
メーカーや教育、キャリア系を中心にネットワークエンジニアの経験を持つ。
2020年10月にパーソルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)に入社。
2022年4月から現在の部署にて中途採用エンジニア向けの広報を担当。
Javaエンジニアとは
Javaエンジニアとはどのような仕事なのでしょうか。Javaという言語についてや、職務内容について解説します。
Javaの特徴
Javaは、1996年にリリースされたC言語をベースに開発されたプログラミング言語です。 Google が開発に使用する 3 つの言語 (Java、C++、Python) の 1 つとしても有名で、優れた汎用性と、環境に依存しない動作が特徴的です。
Javaは、Java 仮想マシン (JVM) と呼ばれる Java ランタイム環境で動作します。 JVM をインストールできれば、Windows でも Mac でも、どのOSでも実行できます。
Java は、Webの検索数の指標であるTIOBE INDEXでJavaは2022年5月時点で3位にランクインしており、幅広い範囲で使用される人気の高い言語です。
他の言語との違い
Javaは他のプログラミング言語と比較して、以下のような特徴や違いがあります。
- 実行環境と汎用性:Write Once, Run Anywhere (WORA) を実現するJVMにより、多様なプラットフォームで動作します。これは、特定のOSに依存しやすい言語(例:SwiftやKotlinの一部用途)との大きな違いです。
- パフォーマンス:コンパイル言語であるため、Pythonのようなインタプリタ言語と比較して一般的に高速に動作しますが、C/C++のようなネイティブコードに直接コンパイルされる言語には及ばない場合もあります。ただし、JVMの進化によりパフォーマンスは大きく向上しています。
- 開発効率と学習コスト:静的型付け言語であるため、大規模開発での安定性や保守性に優れますが、動的型付け言語(例:Python, Ruby)に比べて記述量が多くなる傾向があり、初学者の学習コストが若干高いと見なされることもあります。
- メモリ管理:ガベージコレクション機能を持ち、開発者がメモリ管理を直接行う必要がないため、C/C++のような言語に比べてメモリリークなどのバグを減らしやすいです。
- 得意分野:大規模なエンタープライズシステム、Androidアプリ開発、サーバーサイドアプリケーションなどで強みを発揮します。一方で、機械学習やデータサイエンス分野ではPython、WebフロントエンドではJavaScriptが主流となっています。
Javaエンジニアの職務内容
Javaエンジニアの主な職務内容は、Javaを使用したシステム開発です。 クライアントやシステムエンジニアから提示された基本設計をもとに詳細設計を行い、作成した詳細設計をもとに実際にJavaでプログラミングを行います。
キャリアを積んだJavaエンジニアは、Java開発のシステム環境やシステム基盤の整備などの上流工程に携わることもあります。
Javaでできること
では、Javaを使用して具体的にどのようなことが出来るのでしょうか?
Javaでできることは主に以下の4つになります。
・Webサービス、アプリ開発
・組み込み系開発
・クレジットカードのICチップ内のソフトウェア実装
それぞれ詳しく説明します。
基幹システム開発
Java エンジニアは、一般的なコンピューターエンジニアやプログラマーと同様に、OS の指示の下で「詳細設計」と「コーディング」を主に担当します。プロジェクトによっては、業務範囲が変わる場合があります。
詳細設計とは、プログラムの特定の動作と仕様を厳密にコーディング可能なレベルに細分化して正当化するプロセスです。基本設計では仕様の大枠が決まったままですが、詳細設計ではドキュメントを作成して具体的なソースコードに落とし込みます。この詳細な設計ドキュメントには、ソース コードの構造、処理フロー、および変数と関数の定義が含まれています。
一方、「コーディング」は、プログラミング言語を使ってソフトウェアを実装する作業です。プログラミング言語を実行するコンピューターは、人間の言語を理解できません。したがって、Java エンジニアはソースコードを使用して命令とコマンドを記述します。コーディングでは、細かい文法規則に従ってコードを書く必要があります。
Webサービス、アプリ開発
Javaを使用すればWebサービスやアプリケーションの開発もできます。特にサーバーサイド処理の分野では、Javaの堅牢性と実行速度が高く評価され、広く利用されています。また、その汎用性により、スマートフォン、PC、タブレットなど、さまざまなデバイスで動作するアプリケーションを作成することができます。
組み込み系開発
現在ではJavaはWebイメージが強いですが、その原点は家電向けの組み込み言語です。そのため、家電製品やデジタル機器の組み込み言語としても使われています。
クレジットカードのICチップ内のソフトウェア実装
クレジットカードのICチップには、偽造防止のためのさまざまな情報が含まれており、内部にはJavaによる処理が実装されています。
Javaエンジニアの平均年収
次に、Java エンジニアの平均年収を見てみましょう。
今やJavaという言葉は非常に有名で、プログラマーでなくても「プログラミングのためのものだろう」と知っている人も多く、知名度の高さゆえに年収も高いと思っているかもしれません。
ここでは、Javaエンジニアのサラリーマン、未経験の転職者、フリーランスエンジニアなど、それぞれのポジションでの年収について説明します。
会社員Javaエンジニアの平均年収は552万円
みんなのスタンバイ~言語別平均年収ランキング~(スタンバイ)によると、Javaエンジニアの平均年収は552万円。以下は各プログラミング言語を比較した平均年収です。他業種の技術職(マイナビ転職)と比較すると、ジャワ人エンジニアの平均年収は高いと言えます。
また、言語別では6位ですが、年収の幅は非常に広く、最高年収は2000万円と1位です。つまり、スキルや実績に応じて継続的に年収をアップできると言えます。
高給を目指すなら、ソフトウェアエンジニアの中ではJavaがベストチョイスです。
未経験で転職した際の平均年収は302万円
以上、オフィス系Javaエンジニアの平均年収を提示しましたが、これはベテランから新人まで含めた平均年収です。
さらに、ソフトウェアエンジニアではなくJavaエンジニアである未経験のJavaエンジニアの平均年収は302万円です(出典:Geekjob)。これは、Java だけでなく、経験の浅いプログラマー全体の傾向のようです。
552万円から200万円を超えた今、「やっぱりJavaエンジニアになるために転職をやめなければならなかった」と思う人もいるかもしれません。
しかし、Javaエンジニアをはじめとするコンピューターエンジニアの年収は、他の業界に比べて伸び率が高いです。未経験でも、1年の成果で年収100万円アップも夢ではありません。
IT業界では、持っているスキルがそのまま年収に反映される傾向が強いです。未経験で転職しても、Javaエンジニアとして勉強すれば年収を大幅にアップできます。
フリーランスJavaエンジニアの平均年収は550万円
最後に、フリーランスのJavaエンジニアとして活躍する場合、平均年収は550万円(出典:workship)です。
ITエンジニアは、フリーランスとして自立しやすい職業です。多くの Java エンジニアは、フリーランスで年収を上げたいと考えています。
フリーランスの単価はこれまでのスキルや実績で決まるため、非常に優秀なJavaエンジニアであれば単価が100万円以上になることもあります。
一方、Javaエンジニアとしてのスキルを磨いておらず、実績のないフリーランスは、単価が低いか、全く仕事が依頼されないため、年収アップを目指すならば、注意が必要です。
Javaエンジニアの現状
Javaエンジニアの需要は非常に高く、豊富な求人が存在します。
Javaの求人倍率は20倍を超える
レバテック株式会社が発表した「ITエンジニア・クリエイター正社員転職・フリーランス市場動向2022年7月」ではJava(BtoB)の求人倍率は21.8倍に達しているという結果が出ています
出典 :ITエンジニア・クリエイター正社員転職・フリーランス市場動向2022年7月
Javaの需要が高い理由
Javaの需要がここまで高くなり、転職動向が上がっている理由は以下の3つです。
- 汎用性の高さやマルチプラットフォーム、アプリケーションの幅広さによって、新規案件でも使用できる
- すでに多くの大規模ミッションクリティカルシステムで採用されており、今後も改善要望は続く
- グローバルシェアを持つAndroidで使用され、しばらくの間は求められ続ける
Javaエンジニアの将来性
Javaエンジニアの需要は今後どのように変化していくのでしょうか?
Javaエンジニアの将来について以下に述べます。
Javaはこれからも求められ続ける
Javaは世界中で使われている言語です。世界中で使われているため、グローバルプロジェクトの標準言語として使いやすく、Javaを使ったプロジェクトも安定して動き続けます。
世界中で使用されているため、一部の国でしか話されていない言語とは異なり、一部の国での状況によって突然陳腐化する可能性は低くなります。
官公庁などでの大規模な開発にも使われていく
Java は、オブジェクト指向プログラミング言語として特徴付けられます。
オブジェクト指向プログラミングは、オブジェクトごとにプログラミングを行い、オブジェクトを組み合わせて機能を作成します。
オブジェクト指向プログラムは、モジュールごとの独立性、拡張性、再利用性が高く、タスクの分割・細分化が容易で、大人数の大規模開発に適しているものです。
官公庁など大規模な開発が必要なシステムでは、Javaが今後も広く使われるはずです。 このため、Java は将来性十分な開発言語です。
求められるスキルとは?
Javaエンジニアにはどのようなスキルが求められるでしょうか。
Javaの文法知識
Javaを使用していく上で最も重要な基礎である文法をしっかりと定着させる必要があります。文法がプログラミングを行う上での基盤となってくるため、一つ一つ丁寧に習得していく必要があります。一度つまずいた時は、そこを理解できるまで何度も反復して学ぶことが習得のポイントです。中途半端な理解のままで次のステップに進んでいくと、分からないことが増え続けて苦しくなってしまいます。
オブジェクト指向
オブジェクト指向は、プログラムで利用する機能を、それぞれ独立したオブジェクト(物)として区別してそれぞれを組み合わせて一つのプログラムを作るということになります。人によってオブジェクト指向を理解するのにかかる時間は変わってきます.。文法と一緒に学ぶことが効率的です。
Javaの動作環境に関する知識・スキル
JavaはWindowsやMacOSなどの様々なOS環境で使用することができる言語になります。複数の環境での構築を学ぶことができれば、別の環境や目的で構築したアプリケーションをそのまま別のアプリケーションで利用することが可能になります。
スキルアップするための効果的な学習方法
Javaエンジニアとしてスキルアップするための具体的な学習法について解説します。
参考書を使用する
参考書を読み込んで学んでいくことが、最も一般的な学習法と言えるでしょう。Javaはメジャーな言語なため、多くの書籍が販売されています。初心者向けに分かりやすい解説や、イラストで視覚的に理解しやすくされてるものも多いため、自分に合った参考書を購入しましょう。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールで、プロの講師に直接教わるという方法もあります。分からないことはすぐに聞けるという環境なので、参考書などで独学で進めていく方法よりも挫折する可能性は低くなるでしょう。
オンライン指導を受ける
現在では、オンラインで講師の指導を受けることができるようになっています。自宅で指導を受けることが可能なため、「忙しくてスクールに通うことは難しいけど、分からないことは聞きながら勉強したい」という方にオンライン指導を受けることが最適と言えるでしょう。
Javaエンジニアのキャリアパスと必要なスキル
Javaエンジニアには主に以下の2つのキャリアパスがあります。
- マネジメント系
- スペシャリスト系
マネジメント系は、プロジェクトマネジメントやアプリケーション・データベース設計などの上流工程を担当し、チームとしてクライアントの価値を見出すことができるマネージャーを客観的なイメージで捉えたキャリアデザインを指します。
一方スペシャリスト系は、コーディングやテスト設計などに精通し、その分野に特化することを目指すキャリアプランです。アプリケーションの高品質を維持することなどに励みます。
マネジメント系に適性がある人の特徴
- 技術向上よりもチームで結果を出すことにやりがいを感じる
- プログラミングよりもデザインやサービス全体を考えたい
- 部門間およびチームメンバー内での調整が比較的得意
マネジメント系に必要なスキル
- コミュニケーションスキル
- 問題発見能力
- 進捗管理能力
スペシャリスト系に適性がある人の特徴
- ミーティングや調整よりもコードを書きたい
- 使用するライブラリは、その中のコードが気になる
- Java 8 などにアップグレードする場合できるだけ早く内容を確認している
スペシャリスト系に必要なスキル
- Javaの基礎知識
- Webアプリ開発の知識
- フレームワークの知識
Javaエンジニアのスキルアップのためのコツ
スキルアップするためのコツを紹介します。
資格を取得する
勉強が進んで、ある程度Javaを使いこなせるようになってきたら、Java関連の資格取得を目指すことも、更なるスキルアップにつながります。明確な目標を定め、そこへ向けて勉強していくことは、モチベーションの維持につながります。
実践経験を積む
自らアプリケーションを開発して、実践経験を積んでいくこともかなりのスキルアップに繋がります。その後には、実際の開発現場に所属して、チームで働くということも経験できれば、開発工程などの、一人ではなかなか身につけることのできないスキルも身につけることができます。
Javaエンジニアにおすすめの資格4選
Java プログラマーになりたい場合、資格は必要ありません。したがって、資格がなくてもJavaエンジニアになることができます。
しかし、Java関連の資格を取得することで、Javaで活躍するために必要な知識やスキルも身につけることができます。おすすめのJava資格をご紹介しますので、Javaエンジニアとして活躍するための参考にしてみてはいかがでしょうか。
Oracle認定Javaプログラマ
Oracle Certified Java Programmer は、Java 開発者である Oracle が認定するベンダー資格です。正式なベンダー資格であるため、Javaに関する知識やスキルを認定する資格として世界的に認知されています。
また、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の3つのティアがあるので、シルバーティアを目指すのも理にかなっています。 Oracle Certified Java Programmer は、Java のバージョンに合わせて改訂され、「Java SE 11 認定資格」が認定の最新バージョンになりました。
Android技術者認定試験
Androidエンジニア認定試験は、Android OS上でアプリケーションを開発するために必要な知識とスキルを認定する資格です。
この試験には、アプリケーション開発エンジニア向けの「アプリケーションエンジニア認定試験」と、プラットフォームエンジニア向けの「プラットフォームエンジニア認定試験」の2種類があります。また、「Basic」と「Professional」の2つのレベルがありますが、Professionalは現在準備中です。
Javaプログラミング能力認定
Java Programming Proficiency Certification は、Java の基本的なプログラミング知識を測定する試験です。情報処理能力認定委員会が実施するJavaの知識とオブジェクト指向の理解度を認定する能力認定です。
試験は3級、2級、1級の3段階に分かれています。3級と2級は筆記試験、1級は実技試験です。2級と3級は、基本情報技術者試験の午後試験の準備としても有効です
基本情報技術者試験
この試験は、経済産業省が認定した情報技術者国家試験の一部です。コンピュータの技術や用語からシステムの開発や運用まで、幅広いコンピュータの知識が必要です。 Javaもその一つですので、Javaのスキルだけを測る資格ではありません。
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まとめ
本記事では、Javaエンジニアとして必要なスキルや、身につけるための学習法、おすすめの教材等を紹介しました。Javaでは、様々なスキルが要求されるため、正しい方法で効率良く学習を進めることが必要になります。現在では、書籍やスクールなどで分かりやすい解説を聞くことができます。スキルアップには時間は当然かかりますが、焦らずに、自分のペースで進めていきましょう。






