こんにちは。ヨッピーです。
昭和の俳優みたいなキメ顔で失礼します。
突然ですが皆さんはコマ大戦をご存知でしょうか?
全日本製造業コマ大戦
http://www.komataisen.com/
コマ大戦とは、直径20mn以下という1円玉より小さいサイズのコマを、いい歳こいた製造業のおじさんたちがガチで作り込んで対戦し、勝ったら総取りという容赦ないルールのコマ・バトルであります。
ちなみにこれらのコマの中には、タングステンやプラチナ、ダイヤモンドなどといった高価な素材で作成されたものもあり、中には1個で10万円を超える製造原価のコマもあるとのこと。
そんなコマ大戦の方々から、「良かったら戦ってみませんか?」とオファーを受けたので、皆殺しにして総取りして全部叩き売ってやろうかなと思ったんですが、いかんせん僕はコマが強いわけでも詳しいわけでもありません。
そこで……、
強力な助っ人の力を借りたいと思います!
じゃん!
あの、「ベイブレード」でお馴染みのタカラトミーさんです! コマ回しの必勝法、教えちくりぃ~~~~!
そんなわけでお話を聞いたのはこちら! タカラトミー株式会社ベイブレードバースト開発者の堀川さんです!
ちなみに、堀川さんはベイブレードが好きすぎてタカラトミーに入社し、開発者になってベイブレードを世に広めるための活動を日々行っているらしい。「ミニ四駆」における「ミニ四ファイター」のポジションの人と言えばわかりやすいかもしれない。
「よろしくお願いします! 今日はベイブレードについて教えて欲しいんですよね?」
「そうなんですよ。生意気にも僕に対戦を申し込んできた連中がいるんで、ベイブレードでボッコボコのギッタンギッタンにしてプライドをヘシ折ってやろうと思って!」
「ちなみにベイブレードってやった事あります?」
「1回もないです」
「よくそれで戦おうと思いましたね」
ベイブレードの基本を学ぼう
「まずですね、ベイブレードは基本的に3つのパーツで構成されていて、その組み合わせによって戦い方が変わるんですね」
「パーツを組み合わせると1つのコマになります」
「それをこの専用のランチャーにセットして、『スリー、トゥー、ワン、GOシュート!』の合図と共に、勢いよくグリップを引いてシュートします。一度やってみますね」
「おー! めちゃめちゃ勢いがありますね!」
「おもちゃとはいえ、かなり高い回転数が出るんですよ。これでベイブレード同士を戦わせて、場外に弾き出すか長く生き残るか、もしくはバーストさせたら勝ちです」
「バーストって?」
「ある一定の衝撃がベイブレードに伝わるとバラバラになるギミックが搭載されているんですよ」
「こんな感じで、相手をバーストで倒したら2ポイントなので逆転も狙えますよ、っていう。ベイブレードは第三世代まであるんですが、この第三世代からバーストが実装されています」
「なるほど。ちなみに、パーツの組み合わせで何が変わるんですか?」
「たとえば、さっき僕が回したのはアタックタイプのベイブレード。スタジアム内を動き回って相手を攻撃するタイプなんですね。それに対して、スタミナタイプだと……」
「こんな感じで、中央に陣取ってあんまり動かないんですね。動き回らないぶん抵抗が少ないので持久力があるんです」
「おー! なるほど!」
「なんで動きが変わるかっていうと、こんな風に地面との設置部分の形状がそれぞれ違うんですよ。右のタイプは尖っているのでその場にとどまるんですが、左の方は平らになっているので地面を噛んで動き回るんですよね」
「ちなみに、タイプ別の相性はこんな感じで、『この組み合わせが一番強い!』みたいなのはないんです。相手のタイプを予想して、それに合わせてこちらの組み合わせを考えるっていう。組み合わせは無限に近いくらいにありますよ」
「堀川さん」
「詳しすぎてちょっと引きます」
「ありがとうございます。褒め言葉だと思っておきます」
「堀川さんって、ベイブレードが好きすぎてタカラトミーに入社したんですよね? ベイブレードの何がそんなに良いんですか?」
※突然、何かのスイッチが入った堀川さん
「あのね、ベイブレードには子どもの成長に必要な全ての要素が入ってるんですよ。『勝ってうれしい』『負けて悔しい』っていうのは子どもの成長にとってものすごく大事なんですね。我々は各地でベイブレードの大会なんかをやるんですが、負けて泣いちゃう子もやっぱりいるんですよ。でも、それってものすごく大事だと思いませんか。競争させない教育みたいなのもありますが、僕はそれだとダメだと思ってるんです。仮に学校の中で競争させなかったとしても、社会に出てからは全部が競争じゃないですか。負けて悔しい、次は勝ちたい、だからがんばる、工夫するっていうのは、生きて行く上で絶対に必要なことなんですよ」
「はい」
「ビジネス用語で『PDCAを回す』って言いますよね? 計画を立てて、実行して、評価して、改善するっていう。ベイブレードはまさにそれなんですよ。『この相手にはこうしたら勝てるんじゃないか?』っていう仮説を立てて、実際にやってみて、どこが強かったか、どこがダメだったかを検証して、そして次の戦いの戦法を考えるっていう。あのサイクルがベイブレードなら自然に学べるんです。これって、勉強でも仕事でも、全ての基本だと思いませんか?」
「はい」
「それにね、ベイブレードは組み合わせだけじゃないんですよ。コマは回転数が高い方が当然有利になるので強くシュートする力が必要とか、いろんなテクニックがあります。要するに、練習しないと絶対に強くなれないんですよ。そして、強くなるには練習相手が必要なんです。友達と一緒に戦って、練習して、それで強くなるっていうプロセス。言ってしまえば、部活みたいなものなんですね。仮にヨッピーさんが、僕のベイブレードに対してものすごく相性の良いベイブレードで戦ったとしても、僕は絶対に負けません。なぜなら、僕はこれまで一生懸命ずっと練習してきたからです」
「はい。いろいろとすいませんでした」
「わかっていただければありがたいです」
コマ大戦のコマとはどう戦えば良いのか
「じゃあ、『このベイブレードが一番強い!』みたいなのはないんですね」
「そうですね。相性があるので相手の戦法を読むことが大事ですし、さっきも言った通りシュートする人のテクニックもあるので。ちなみにどんなベイブレードと戦うんですか?」
「いや、ベイブレードじゃなくて、コマ大戦っていう製造業のおじさんたちがガチで作っているコマと戦う予定でして……」
「あ、それダメですよ。ベイブレードはベイブレード同士で戦うのがルールですから」
「え? そうなの?」
「そうですよ。しかもコマ大戦って僕も知っていますけど、あのコマってタングステンとかの重い素材で作られていますよね? レギュレーションが全然違うので、そもそも同じ土俵に立てないですもん」
「えーーー。じゃあ仮に、ってことにしましょう。あくまで例え話としてね、堀川さんがあのコマと戦うってなったらどうします? やっぱり負けちゃいます?」
※突然何かのスイッチが入った堀川さん(5分ぶり2回目)
「いや、勝ちますよ。僕は全てのバトルに勝ちます」
(この人、馬鹿なのかな……)
「ベイブレードと同じで、開始直後からアタックを仕掛けてどんどん攻撃していく戦法がいいんじゃないですかね。それで何でも勝てますよ」
「なるほど」
「後は練習次第です。ベイブレードって、最初はスタジアムに上手くシュートするのも難しかったりするんですよね。強くシュートした方が強いのは間違いないんですが、そうすると力が入ったりしてブレるんで、その辺のサジ加減はもう練習するしかないですね」
「この辺の筋肉を『ベイ筋』って呼んでるんですが、強くなりたいのならこのベイ筋が筋肉痛になるくらい練習しなきゃダメです。僕は何度も何度も経験してますよ」
「堀川さんはそんなにベイブレードやってるんですか?」
「はい。こないだもオモチャ屋さんにご挨拶に行ったら、僕のことを知っている子どもたちにつかまって、そこから延々2時間ずーっと子ども相手にやっていました」
「やっぱり勝つんですか?」
「一回の勝負で8割くらいは勝ちますね。負け越すことはまずありません。それで負けた子どもたちに『負けるってどんな気持ち?』とか『へぇ。こんな組み合わせで勝てると思ったんだ?』って言って煽っています。『大人げねぇぞ!』ってブーブ―言われますけど」
「嫌な大人だな……」
「やっぱり悔しい! 勝ちたい! って気持ちになって練習するのが大事なので」
「あと、例えばこれは、普通に真っ直ぐシュートしたものなんですが……」
「こんな風に少し角度をつけてシュートすると軌道が変わるんですよ。こういうのを使い分けられるようにならないとダメです」
「思ったよりぜんぜん奥が深いな……」
ベイブレードの練習をしよう
そんなわけで、家電量販店でベイブレードを物色。めちゃくちゃ種類があるのでどれを買えば良いのか、サッパリわかりません。
「うーん、これだけ種類があるとマジで何をどうしたら良いかわからんな……」
仕方ないので店頭にあったやつを全種類買いました。来日中国人もビックリの爆買いぶりです。
ま、全部経費で買ったから僕の懐が痛むわけじゃないしな。
そしてそのあとは近くの公園でベイブレードの練習&研究。
だいぶコツが掴めてきた! 勝てる気がするぞ……!
そして対戦当日
さあ、そんなわけで丸二日ほどの特訓を重ね、いよいよ決戦の日がやって参りました。大量のベイブレードを手に敵陣に乗り込みます!
本日の舞台となるのがこちら。千葉県鎌ケ谷市にある斎藤プレスさん!
社会人らしく名刺交換からスタート! お相手は斉藤プレス代表・斉藤さん。
コマ大戦プレ世界大会の優勝者。コマ業界で「モンスター」の異名を持つ男だそうです。なんだそれ。
コマ大戦のコマを見せてもらおう
これがコマ大戦で使われたコマの数々。いろんな素材や形がある。
「なんか先っちょが白くなってる」
「そのコマの先が白くなっているところは、ジルコニアっていう『人造ダイヤモンド』と呼ばれているものを使っています。他にもチタン製のコマがあったり、タングステンがあったりしますね。原材料は何を使っても良いルールなんですが、その分だけ材料費がすごく高くなるんですよ。プラチナで作ってきた人もいますよ」
「たとえば、こういうのを1個作るとしたら、いくらくらいかかるんですか?」
「もちろん材料にもよるんですが、5~10万円くらいですかね。ひとつひとつが手作りなのでやっぱり高いんですよ」
「コマ大戦って、たしか負けると……?」
「ええ。相手に全部取られます。ここに並べてあるコマは、コマ大戦で勝ってぶんどってきたやつですよ」
「めっちゃあるやんけ! 鬼か!」
斉藤さんいわく、「コマを見れば相手がどういう技術を持った会社なのか」がわかるらしい。例えば上の写真は、左は製造業を営む法人が作ったコマで、右側は学生が作ったコマ。右側のコマには筋状の線が入っていて、造りが粗いことがわかる。
「このでっぱりはなんですか?」
「これは相手を吹っ飛ばすためのものです。実際やってみましょうか?」
「なにこれ! めっちゃ吹っ飛ぶやん!」
「ベイブレードと同じように、コマ大戦もやっぱり戦法がいろいろあるんですよ。相手に体当たりするタイプとか、持久力で勝負するタイプとか。持久力タイプだとこんな感じです」
「すげぇ……! 全然軸がブレないですね……! 静止画みたい……!」
「でしょう。コマって単純な玩具なんですが、回した時にぶれないコマを作るのにはすごい技術が必要なんですよ。少しでも重心がズレてるときれいに回りませんから。市販されているオモチャのコマだと、ここまできれいに回りませんよ」
「そもそも、コマ大戦を始めたきっかけってなんですか? 技術力のアピールとか?」
「もともとはね、この小さなコマを海外の展示会向けのノベルティとして出したんですよ。このコマを回せばその技術力が一目で伝わるので、言葉が通じなくてもわかるだろうな、と。で、製造業のみんなでお酒を飲んでいる時に、このコマ同士で戦わせたらすごく盛り上がったんで、これはいっちょイベントにしてみよう、と」
「なるほどーーー」
「でも、良く回るだけじゃ勝てないんですよね。例えばこのコマを見てください」
「なんですかこれ? ただの棒じゃないですか」
「すげぇ! 回転させると開くのか!」
「そうなんです。最初の頃は直径が20mnまでっていう事しか決まってなかったので、試合前のチェックをこの閉じた状態でクリアして、対戦の時は遠心力で開いて相手をどんどんぶっ飛ばしていったんですね。結局このコマが優勝しちゃって、高さの制限がルールに追加されました」
「なるほど。法律の抜け穴を突いてくる悪徳弁護士みたいだな……」
「ちなみに、先日の世界大会ですと、中に小型のモーターを仕込んできた人がいて、電池が持つ限り永遠に回り続けるのでダントツで優勝しちゃったんです。海外からの参加者が『こんなのコマじゃない!』って怒っちゃいました。でも、確かに『モーターを使ってはいけない』っていうルールはなかったので、我々も参加を認めざるを得なかったという……」
「大人ってズルいな……」
「その、ルールの盲点を突く、みたいなのもコマ大戦のひとつの面白さだと思ってるんですよね」
いい大人たちが業務の合間に一生懸命作ってるんだそうです。ちなみにこちらの二人も、斉藤さんと同じくコマ大戦の猛者らしい。
「これって、別に賞金が出るわけじゃないですよね?」
「そうですよ。もらえるのは名誉だけです。あとはぶんどった大量のコマですね」
「優勝して目立てば、仕事の発注が増えるとかはないんですか?」
「それもありますが、このコマ大戦を通じて、いろんな会社のエンジニアさんと知り合って仕事に繋がるケースがすごく多いですね。製造業って、基本的には縦割なんですよ。我々は基本的には下請けなので、クライアントから『これを作ってくれ』って言われて作るのが仕事なので。でも、コマ大戦で横の繋がりができたら、クライアントの依頼に柔軟に対応できるようになったんです。『この加工はウチじゃできないから、あそこに頼んで加工してもらおう』とか」
「コマを通じて仲良くなるんですね」
「そうそう。作ってきたコマを見るとどういう技術を持っているのかがわかりますし。困った時にお互い協力できるような体制が取れるようになったのは大きいですね。あとは単純に楽しいです」
「なるほど。ま、今日でその『楽しさ』が終わりますけどね。よーし、じゃあそろそろ地獄を見せてやりますか……!」
果たしてベイブレードは、おじさんたちのコマに勝てるのか?
「製造業コマ大戦」ということで、場所を製造業っぽく工場内に移動し、いよいよ対戦したいと思います!
お相手は美田工業彫刻所の代表・美田さん。
コマ回しの回転数は日本一と噂され、コマ大戦で何度も優勝をかっさらっている男。
「言っておきますけど、ベイブレードって1個1000円しない値段ですからね? それなのに一個あたり5万円も10万円も使ったコマで負けたら恥だと思うべきですよ。勝ったら容赦なく没収しますからね」
「ええ。構いませんよ。そのかわり私が勝ったらコマ大戦の宣伝をしてくださいね」
「全然いいですよ。負けるわけないし」
対戦ルール
・3回勝負
・リングアウト、もしくは先に止まった方が負け
・ベイブレード用のスタジアムで勝負!
・相手のコマは対戦直前まで見られない
※今回のバトルはヨッピーが勝手にやっている事です。ベイブレードで遊ぶ時は、ベイブレード同士で遊んでください。ベイブレード以外のものと遊ぶことは禁止されています。
第1回戦
「せーの!」
「まずは様子見、という事で、持久力のあるスタミナタイプ、そして円形に近いレイヤーを使う事でこちら側のバーストを防ぐ作戦です」
「ではいきますよ。せーの!」
「やったーーーーーーー!」
「勝ったぁぁぁああああああ! ププーッフフ! 勝っちゃった! 大人たちがン万円も使って作ったコマに勝っちゃった! ヒューーー! 最高!」
「いやいや、まずは小手調べですよ。一度見てみないと戦略が立てられませんし、もう対策はわかりました。勝利への道がハッキリ見えていますから」
「あれー? 負け惜しみ? 悔しいのカナーーー? クスクスクス」
第2回戦
「せーの!」
「僕はあえてさっきと同じベイブレードを使います。なぜならこのまま押し切れる気がするから。勝っている時に戦法を変える必要はないはず」
「これはさっきお見せした、相手を吹っ飛ばすタイプのコマです。こちらは重量があるので、弾き合いになったら有利なはずです」
「いくよーーーーーーー! これで勝ったら僕が勝ち越しですからね!」
「ギャーーーー! 負けたァァァァァアアアア!」
「これで1対1のイーブンですね」
「キェェェエエエエエイ! でも大丈夫! 絶対勝つから!」
第3回戦
「これで最後! せーの!」
「今度は最初の予定通り、速攻をかけて回転数でしばきあげる作戦! アタックタイプでいきます!」
「またでっぱりがついてるタイプのやつか……。あのでっぱりが怖いな……。ま、ボッコボコにして勝つけど」
「まあまあ。それは勝ってから言ってください。せーの!」
「よっしゃー! 予定通り! 練習した甲斐があったーーー! 連続攻撃じゃい! いけいけいけいけいけいけ!!」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
「負けたァァァアアアアアア!!!!!」
勝者、美田さん!
「いやー、最初『ベイブレードで勝負したい』って言い出した時は『そんなの負けるわけないじゃん』って思ったんですが、意外と良い勝負でしたね」
「クゥゥウウウウウ!」
「じゃ、約束どおりコマ大戦の宣伝をしますね!」
全日本製造業コマ大戦
http://www.komataisen.com/
世界大会の様子
「コマ大戦は全国の中小製造業の方々がその技術とプライドを賭けて作成したコマを持ち寄って戦う大会です! もちろん製造業以外にも、大学生、専門学生、サークルの参加も受け付けております! 技術を磨きたい方、業界の横のつながりが欲しい方、単純にバトルが好きな方など、どしどしご参加下さい! エントリーはこちらから受け付けております!」
「いやーしかし、マジで悔しいな……」
「本気で勝つ気だったんですね」
「そりゃそうでしょ。勝ってコマぶんどって叩き売ってキャバクラにでも行こうと思ってたんですから」
最後にみんなで記念撮影。いやーーーー悔しい!!
「でも意外と楽しいでしょ。コマって」
「そうですね。ベイブレードも、子どもとコミュニケーションするツールとしてはすごく優秀なんだろうなっていう気がしますね。ベイブレードの開発者さんが言ってたんですが、やっぱり『負けて悔しい』みたいなのがないとダメだって」
「そりゃそうですよ。我々もやる時は本気で勝ちに来てますから。悔しさがあるからこそ技術も進歩しますし、楽しいんですよね」
「ですよね……。やっぱり技術者もどんどん戦わなきゃダメですよね……。コマ大戦以外にもそういう場がどんどん出て来ると良いのかもしれない」
そんなわけで、負けたのがあまりにも悔しいので、そのままの勢いで街のオモチャ屋さんに張り込んで子供たちと戦ってボッコボコにしてスッキリしようと思ったんですが……、
最終的にはこっちがボッコボコにされたっていうね。
コマ。奥が深すぎるでしょ、これ。
【制作協力】
全日本製造業コマ大戦協会
タカラトミー株式会社
【取材・文】
ヨッピー+有限会社ノオト
ヨッピー フリーライター。平日毎日更新のおばかサイト「オモコロ」にて体を張った実験記事を執筆。ほかにも「スマホの川流れ」「トゥギャッチ」などで連載中。ブログ「ヨッピーのブログ(仮)」TwitterIDは@yoppymodel。