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コラム

2023.12.21

社内SEにおすすめの資格13選を紹介!資格取得の注意点についても解説。

社内SEとして働いている方、社内SEをこれから目指そうと検討している方の中には、社内SEに求められる資格、取っておくべき資格は何なのか気になっている方もいらっしゃるかと思います。そこで本記事では、社内SEにおすすめの資格について詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。

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監修:大畑 健一(おおはた けんいち)

パーソルクロステクノロジー株式会社
採用・教育統括本部 ICT採用本部 キャリア採用部 2G
メーカーや教育、キャリア系を中心にネットワークエンジニアの経験を持つ。
2020年10月にパーソルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)に入社。
2022年4月から現在の部署にて中途採用エンジニア向けの広報を担当。

社内SEの資格の種類

社内SEの資格は大きく以下の4種類に分けることができます。

  • 基礎的な資格
  • 技術的な資格
  • マネジメント系資格
  • 経営戦略系資格

基礎的な資格

基礎的な資格とは社内SEとして取っておきたいベースとなる資格のことです。社内SEをこれから目指す予定の方、まだ取得できていない方は取るべきでしょう。

技術的な資格

技術的な資格は先ほどの基礎的な資格よりもさらに専門性の高い資格です。非常に高度なスキルを求められるため、実務経験を経てから受験することが一般的です。

マネジメント系資格

社内SEとして上流のポジションを目指すために、マネジメント系の資格を取ることはいいアピールとなるでしょう。

経営戦略系資格

社内SEとしてプロジェクトマネージャーのさらに上流として、IT戦略やIT企画の職種があります。最上流の業務を行う上では、経営に関するスキルと知識が必要になります。

社内SEの基礎的な資格

社内SEの基礎的な資格について3つ紹介します。

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験

ITパスポート

「ITパスポート」は、情報技術(IT)に関する基本的な知識やスキルを評価し、証明するための資格試験の一つです。この試験は、情報技術に関連するさまざまなトピックについての理解をテストし、IT業界での初歩的な知識を持つ個人にとって有用な資格とされています。 出題は、ストラテジ、マネジメント、テクノロジの3つの分野に分けられています。

基本情報技術者試験

「基本情報技術者試験」に関してもITエンジニアが身に着けるべき基本的な資格となっています。ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者を対象とした試験であるため、ある程度の実務経験が前提となっています。

応用情報技術者試験

「応用情報技術者試験」に関しては、対象者がITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者となっており、他2つの資格よりも求められるレベルが高いです。

社内SEの技術的な資格

社内SEの技術的な資格を5つ紹介します。技術的な資格は自身のキャリアプランを考慮したうえで必要な資格を取捨選択すべきです。

  • LinuC
  • CCNA
  • CCNP
  • ネットワークスペシャリスト
  • ORACLE MASTER

LinuC

WebサーバーOSの代表格であるLinuxの技術者であることを証明できる資格です。IT業界では50%ほどがLinuxOSを活用しており、また社内SEは社内のネットワークインフラの保守や運用も手がける場合があるため、取っておくべき資格の1つといえます。 LPICはlevel1からlevel3までの3段階に分かれており、初心者や未経験者の社内SEにもおすすめの資格になります。

CCNA

シスコ技術者認定(CCNA)とはアメリカのコンピューターネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズが主催している認定試験です。 シスコ技術者認定(CCNA)を取得するとネットワーク関連知識を有していることを証明できます。 ネットワークの関連知識にはセキュリティ、プログラム、IP接続とサービスがあげられます。 CCNAはネットワークやセキュリティなどのITにおける基礎知識を体系的に学習できる資格です。 また、最も普及しているCiscoのネットワーク機器の製品知識を身につけることができるのも魅力の一つです。

CCNP

CCNPはCisco技術者認定試験の一つです。 Cisco技術者認定試験には、エントリー・アソシエイト・プロフェッショナル・エキスパート・アーキテクトの5つのグレードがあり、本資格はプロフェッショナルに該当します。 CCNPは先ほど紹介したCCNAの上位資格にあたるため、段階を踏んで取得を目指すといいでしょう。

ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストは情報処理技術者試験の中でも高度試験という分類に属する国家資格であり、応用情報技術者よりも難易度がさらに上がります。 高度試験は午前試験も二部構成になり、午前試験の一つでは共通知識が、午前試験のもう一つでは専門知識が問われます。 ネットワークスペシャリストでは、その名のとおりネットワークに関する問題に重点が置かれます。午後試験では、ネットワークシステムの企画・要件定義・設計・構築から運用・保守までに関する問題に対して、記述式で答える必要があります。また、ネットワーク関連法規や国際標準に関する技術的な要素以外についても出題されます。

ORACLE MASTER

オラクルマスターは、日本オラクル社が運営しているデータベースに関する認定資格です。 この試験では、データベースの構築や保守、SQLに関するスキルが問われます。 その中のBronzeはデータベース管理者として、最低限の知識を保有していると証明できます。多くの知識が求められ、その中でも指示されれば対応できるレベルのスキルです。社内SEは企業内部のデータベース管理も行うことがあるため、有用な資格といえます。 Oracleに関連する資格の中でも入門的なもので、出題されている内容は易しいものです。とはいえ、Oracleの製品を前提とした知識と、データベースの一般的な知識の両方が問われます。そのため、入門的とはいえどもOracleの経験がなければ合格するのは難しいでしょう。 また、資格を取得するためにはOracleに関するスキルの他に、SQLの基礎知識を証明する試験を受験しなければなりません。SQLはデータベースを扱うエンジニアにとって必須の言語であるため、こちらについても資格の中で問われるようになっているのです。

社内SEのマネジメント系資格

マネジメント系資格を3つ紹介します。社内SEとしてプロジェクトマネジメントに従事するために必要な資格です。

  • プロジェクトマネージャ試験
  • PMP
  • PMO認定スペシャリスト

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験とは、IPAが運営する国家資格試験であり、プロジェクトマネジメントに関する全般的なスキルを身に着けられます。 進捗管理、リスク管理、品質管理等幅広くマネジメントに関する知識を身に着けることができます。 社内SEとして、プロジェクトマネージャーへ昇格したい方にとっては必須の資格だといえます。

PMP

PMP試験はPMI協会が運営するプロジェクトマネジメントのスキルを証明できる資格になります。PMP試験は、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的として実施されます。PMP資格は、プロジェクトマネジメント資格のデファクトスタンダードとして広く認知されており、社内SEとしてプロジェクトマネジメントに携わりたい方におすすめの資格です。

PMO認定スペシャリスト

PMO認定スペシャリストはPMO協会が運営するPMOに求められる知識を証明する資格です。PMOとは、組織内のプロジェクトを横断的にマネジメントする業務のことであり、社内SEが担う場合もあります。プロジェクトマネジメントスキルの証明にもなるためおすすめの資格です。

社内SEの経営戦略系資格

経営戦略系の資格を2つ紹介します。IT戦略・企画に携わりたい方は取得すべき資格です。

  • ITストラテジスト試験
  • 中小企業診断士

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験とは、IPAが運営する国家資格試験です。経営戦略を土台としてIT戦略や企画を立案する能力が求められる資格です。社内SEとして、IT戦略周りの上流の仕事を請け負いたいと考えている方は必ずとるべきです。 合格率は15%と非常に低い数値となっており、難易度の高い資格であることがわかります。

中小企業診断士

中小企業診断士は中小企業の経営課題に対する診断・助言を行う専門家向けの国家資格です。簿記、財務、会計等の経営に携わるための知識を証明できるため、社内SEとして、IT戦略周りの業務を行いたい場合、有用な資格だといえます。

社内SEが資格を取得するメリット

社内SEが資格を取得するメリットを紹介します。

  • キャリアアップ・年収アップ
  • 転職に役立つ

キャリアアップ・年収アップ

1点目は、キャリアアップ・年収アップというメリットです。社内SEは、下流から上流まで幅広い業務内容があります。そのため、社内SEとしてのスキルが低い人材は下流の案件を担うことが多くあります。社内SEとして資格を取得することはスキルアップの直接的な証明となるため、社内でのキャリアアップ、ひいては年収アップへと繋がるのです。

転職に役立つ

2点目は転職に役立つという点です。社内SEは、下流の業務ばかりを投げてくる企業の場合、なかなかキャリアアップすることが難しいという実態があります。そのため、社内SEとして他企業、多職種に転職を考えている方も多いのではないでしょうか。社内SEとして資格を習得することが出来れば、転職の際のスキルの明確なアピールとして利用することができます。

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社内SEが資格を取得する際の注意点

社内SEが資格を取得する際の注意点について2つ紹介します。

  • 成長曲線を意識した自己研鑽
  • キャリアプランの設計

成長曲線を意識した自己研鑽

資格取得のために勉強する際には、常に成長曲線を意識しましょう。自己分析により明確化した目標と現状の自身のスキルを照らし合わせることで、自分が成長における停滞期にいるのか、成長期にいるのかを分析し、モチベーションを維持することが重要です。自己研鑽を行っている中でも、常に現状を分析し、目標とのギャップを意識することが大切になります。

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■エンジニアの成長曲線に関しては下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
エンジニアの成長曲線とは?必要な理由と活用法を紹介!

キャリアプランの設計

社内SEとして資格取得を目指すうえで、キャリアプランを立てることは、2つの理由から重要です。1つは、本当に必要な資格だけを効率よく身に着けられるからです。キャリアプランを明確にすることによって、自分に必要な資格が明確になります。よって、無駄なスキルアップを極力減らし、効率化ができます。 2つめはキャリアプランとライフプランは密接に関係しているからです。例えば、新しい資格を獲得したことにより、仕事が完全リモートへと変わったとき、今までの生活からは全く違う生活へと変わるはずです。 キャリアプランを立てておけばこのような突然の出来事へも前もって準備しておくことが可能なため、社内SEにとって必要なことだと言えます。

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■エンジニアのキャリアアップに関しては下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
エンジニアがキャリアアップする方法とは -20のキャリアパス事例を解説-

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まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、社内SEにおすすめの資格について、基礎的資格、技術的資格、マネジメント系資格、経営戦略資格にわけて紹介しました。資格取得はキャリアアップ、年収アップ、転職に役だつものであり、社内SEとして取得するメリットは大いにあります。ぜひ本記事を参考に資格取得に挑戦してください。

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