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コラム

2024.03.12

システムエンジニア(SE)とプログラマーの違いまとめ 適性や年収、将来性を解説

近年DXが進みIT職種の人気が高まっています。そこでIT職種への道を進むうえでキャリア選択が非常に重要です。
キャリアを選択するうえで、

・SEとプログラマーって何が違うの?
・キャリアパスがわからないから選択できない


というような人も多くいると思います。
そこで今回はSEとプログラマーの違いについて様々な観点から解説していきます。

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監修:大畑 健一(おおはた けんいち)

パーソルクロステクノロジー株式会社
採用・教育統括本部 ICT採用本部 キャリア採用部 2G
メーカーや教育、キャリア系を中心にネットワークエンジニアの経験を持つ。
2020年10月にパーソルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)に入社。
2022年4月から現在の部署にて中途採用エンジニア向けの広報を担当。

システムエンジニアとプログラマーの違いとは

まず、システムエンジニアとプログラマーについての基本情報を解説します。

システムエンジニア(SE)とは

システムエンジニアの役割は、クライアントへのヒアリングを通じて要求に最適な仕様のシステム開発をおこなうことです。また、開発の現場においてシステム設計やプログラミングなどの業務を担当します。 詳しく解説していきます。

STEP 01要件分析と設計

プロジェクトの要件を理解し、システムやソフトウェアの設計を行います。要件分析では、顧客のニーズを明確にし、それに基づいてソフトウェアの機能や特性を決定します。設計では、システム全体のアーキテクチャやデータベースの設計を行います。

STEP 02プログラミングと開発

プログラミング言語(例: Java、Python、C++など)を使用して、ソフトウェアを開発します。これには、コードの作成、デバッグ、テストが含まれます。

STEP 03テスティングと品質保証

開発したソフトウェアをテストし、バグやエラーを見つけて修正します。品質保証を通じて、高品質なソフトウェアの提供を目指します。

STEP 04ドキュメンテーション

開発したソフトウェアに関するドキュメンテーションを作成します。これには、コードのコメント、ユーザーマニュアル、技術仕様書などが含まれます。

STEP 05運用保守・サポート

既存のソフトウェアを保守し、必要な修正や改善を行います。また、ユーザーサポートを提供し、問題の解決に努めます。

これらの役割は、システムエンジニアが担当する主要な活動であり、プロジェクトのフェーズやチームの構成によって異なる場合があります。 システムエンジニアは技術的な専門知識を活かし、効果的なソフトウェアの開発と維持を担当します。

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■システムエンジニアについて詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
社内SEとは?仕事内容、必要なスキルや資格をまとめて解説

プログラマーとは

プログラマーとは、コンピューターを動かす「プログラム言語」を用いてさまざまなシステムやソフトウェアを作るための「プログラミング」を行う仕事です。 詳しく解説していきます。

STEP 01プログラムの設計と開発

プログラマーは、ソフトウェアやアプリケーションの設計を行います。これには、要件の分析、システムの設計、データベースの設計などが含まれます。また、プログラムの言語やフレームワークを使用して、コードを記述し、ソフトウェアを開発します。

STEP 02バグの修正と保守

プログラマーは、既存のソフトウェアにおけるバグやエラーを修正する役割も担います。また、新しい機能の追加や既存機能の改善も行います。また、システムが正常に動作するように保つために、定期的な保守作業も行います。

STEP 03テスティング

プログラムの品質を確保するために、プログラマーはテストを行います。これには、ユニットテスト、統合テスト、システムテストなどがあります。 テストケースを作成し、プログラムが想定通りに動作するかどうかを確認するのが仕事です。

STEP 04ドキュメンテーション

プログラマーは、開発したソフトウェアやアプリケーションに関するドキュメンテーションを作成します。これには、コードのコメント、技術仕様書、利用者向けのマニュアルなどがあります。

STEP 05チームコラボレーション

プログラマーは、チームでの作業が多い場合が多いです。他の開発者やデザイナー、プロジェクトマネージャーと協力し、プロジェクトを推進します。 そして、チームメンバーとのコミュニケーションが重要であり、プロジェクトの目標達成に向けて協力します。

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■プログラマーについて詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
ブロックチェーンエンジニアになるには?プログラミング言語や、必要なスキルを解説

SEとプログラマーの仕事内容の違い

SEとプログラマーの仕事内容がわかったところで、2つの観点に分けて、違いを説明していきます。

役割の範囲の違い

まず、SEとプログラマーは役割の範囲が違います。SEはシステム全体の設計・開発・運用に従事しますが、対してプログラマーは一般的にコードの設計と開発を担います。

SEはシステムの要件定義、設計、開発、テスト、運用、保守など、ソフトウェア開発プロジェクト全体のプロセスを管理するのに対し、プログラマーは主に開発フェーズに関与し、ソフトウェアの実装に集中します。

必要な知識の違い

SEはプログラムの開発に加え、システム全体を理解し、設計する能力が求められるのに対し、プログラマーはプログラミング言語やフレームワークに特化した技術を求められることが多いです。

SEはプロジェクト管理やコミュニケーション能力が必要とされるのに対し、プログラマーはコーディングに特化した技術を磨く傾向にあります。

担当する範囲が広い=能力が高い、というわけではなくSEは広く全体を視野に入れながら仕事をするのに対し、プログラマーはコーディングに特化した技術を持つ必要があります。

適性や必要なスキルの違い

ここではSEとプログラマーの必要なスキルの違いを3つの観点に分けて解説していきます。必要になるスキルを認識し、自分に適性があるか判断してみてください。

ハードスキル

まず、SEとプログラマーでは求められるハードスキルが違います。

システムエンジニア システム設計・ネットワーキング・プロジェクト管理
プログラマー プログラミング言語・アルゴリズム・データ構造・デバック・トラブルシューティング

SEは主に、システム設計能力・ネットワーキング知識・プロジェクト管理のスキルが求められますが、対してプログラマーはプログラミング言語・アルゴリズムとデータ構造・デバッグとトラブルシューティング能力が求められます

ソフトスキル

ソフトスキルで重要になるのはコミュニケーション能力です。どんな仕事においてもコミュニケーション能力は必要になりますが、システムエンジニアとプログラマーでも必要とされるソフトスキルに多少の違いがあります。

システムエンジニア マネジメントなど複数人を相手に相互間のコミュニケーションが多い
プログラマー 少人数に対しての専門的な知識の説明、言語化能力が必要とされる
簡単に説明するとこのようになりますが、もちろん一概にこうであると断言できない点はご承知おきください。この点を踏まえつつ、実際に就職する際にどのようなポジションが必要とされているのか理解しておくことで入社後のギャップを防ぐことができます。

問題解決能力

必要とされる問題解決能力にも違いがあります。

SEはシステム全体の問題解決やリスク管理をする必要があります。全体を俯瞰し異常や問題が発生した際に迅速にそれを解決する能力が必要とされます。

対してプログラマーはコードのバグ解消や効率的なコードを作成する能力が求められます。

これらのスキルはSEとプログラマーのそれぞれが持つ役割の特性に基づいています。しかし、プロジェクトや組織によっては、特定のスキルが重視される場合がありますので、状況に応じて必要なスキルを磨くことが重要です。

SEとプログラマーの年収の違い

ここではSEとプログラマーの年収の違いについて解説していきます。

結論からいうと年収はSEの方がやや高いといえます。専門職であるプログラマーよりも、プロジェクト全体をまとめて仕事を進めるシステムエンジニアのほうが、高い評価を受けやすいでしょう。そのため、年収もあがりやすいという仕組みがあります。

一方で将来性という面での格差が生じることは、ほぼありません。エンジニアは、今後も高い需要を維持することが確実視されています。どちらの職種も企業にとって欠かすことのできないものといえるでしょう。将来性では悩むことなく、希望する仕事内容や年収から、進む道を決めることがおすすめです。

参照)doda-ITエンジニアの職種別の平均年収

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■SEの年収について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
社内SEの年収は高いのか?年収を上げる方法についても詳しく紹介!

将来性とキャリアパスの違い

ここではSEとプログラマーの将来性やキャリアパスの違いについて解説していきます。

SEの将来性、キャリアパス

SEのキャリアパスについて解説していきます。

プロジェクトマネージャー

プロジェクト全体を統括する職種です。予算管理から顧客折衝・人員の確保など、プロジェクト外の人と調整するのが主な仕事です。

プロジェクトリーダーは、プロジェクトチームのリーダーシップを担当します。プロジェクトの目標達成や成果物の品質を確保する責任があります。

チームメンバーの能力や適性を理解し、それに基づいて役割やタスクを分配します。チームのモチベーションを維持し、コミュニケーションを円滑に行います。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体を計画・実行・監視・制御します。予算、リソース、スケジュールの管理を行い、プロジェクトの成功を確保します。

スコープの定義、リスク管理、ステークホルダーとのコミュニケーションなど、プロジェクト全体を俯瞰し管理します。

ITアーキテクト

ITアーキテクトは、システムやソリューションの設計を担当します。システム全体の構造やコンポーネントの配置を決定し、技術的なガイダンスを提供します。 新しい技術やアーキテクチャの導入を評価し、最適なソリューションを選定します。

プログラマーの将来性、キャリアパス

これからもDXなど、ITが重視されるためプログラマーの将来性はあるといえます。ただ、トレンドの流れが速いためどのような言語を学ぶか目極める必要があります。プログラミング言語についてはこちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

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フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアは、フロントエンド(クライアント側)とバックエンド(サーバー側)の両方の開発を担当するプロフェッショナルです。 クライアント側では、ユーザーインターフェースの設計や開発を行い、サーバー側ではデータベースの設計やバックエンドのプログラミングを行います。

フリーランスプログラマー

フリーランスプログラマーは、自営業者としてプログラミングの仕事を請け負います。固定の雇用契約ではなく、プロジェクトごとに契約を結びます。

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■SEのキャリアパスについて詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
【図解】SEのキャリアプランを考えよう!18例でキャリアパスを解説!

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まとめ

いかがでしたでしょうか。SEとプログラマーは仕事内容と違いに伴い、求められるスキルやキャリアパスが異なります。この違いを理解して職長選択をする必要があります。自分が思い描いたキャリアを実現するためにも違いを理解しておくのが重要です。

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