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コラム

2024.06.05

アプリケーションエンジニアの仕事内容とは 開発例や違い、資格、年収について解説

アプリケーションエンジニアには人気のある職業ですが、主に3種類に分けられることをご存じですか。本記事では、

  • 3種類のアプリケーションエンジニア
  • 仕事内容
  • 年収
  • スキル
について解説しています。ぜひ参考にしてください。

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監修:大畑 健一(おおはた けんいち)

パーソルクロステクノロジー株式会社
採用・教育統括本部 ICT採用本部 キャリア採用部 2G
メーカーや教育、キャリア系を中心にネットワークエンジニアの経験を持つ。
2020年10月にパーソルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)に入社。
2022年4月から現在の部署にて中途採用エンジニア向けの広報を担当。

アプリケーションエンジニアとは

アプリケーションエンジニアとはITシステムに含まれるアプリケーションを作るエンジニアです。分野は幅広いため、主に3つの種類に分けることができます。

アプリケーションエンジニアの種類

アプリケーションエンジニアには大きくわけると3つの種類があり、スマートフォンのアプリケーションからATMなどインフラに関わることもあります。

WEBアプリケーション

WEBアプリケーションは、Webブラウザを介してアクセスできるアプリケーションのことです。ユーザーがWebブラウザを開き、特定のURLにアクセスすることで利用できるアプリケーションです。動画サイトやオンラインミィーテングサイトなどがこれにあたります。

【例】
  • 動画サイト
  • オンラインミーティングサイト

スマートフォンアプリ

おそらく、多くの人が最初に思い浮かべるのはこのことでしょう。スマートフォンアプリとはスマホにアップルストアやグーグルプレイストアからダウンロードすることで利用できるアプリケーションのことです。スマホゲームやSNSなどがこれにあたります。

【例】
  • スマホゲーム
  • SNS

業務系アプリケーション

業務系アプリケーションとは企業の業務改善を実現するためのアプリケーションです。CRM(顧客管理システム)やHRIS(人事情報システム )などがこれにあたります。またATMや自動改札機など私たちの暮らしを支えているものもあります。

【例】
  • CRM(顧客管理システム)
  • HRIS(人事情報システム )
  • ATM
  • 自動改札機

システムエンジニアとの違い

システムエンジニアとの違いは、携わるのがシステムかアプリケーションかということです。クライアントへのヒアリングを通じて要求に最適な仕様の開発をおこなうという点では、アプリケーションエンジニアと同じように思えるかもしれません。

代表的なシステムを3つ紹介します。

  • Web系
  • オープン系
  • 汎用系

また、システムエンジニアについてもそれが社内SEなのか、プログラマーに近いのか、SIerのような上流工程に関わるのかで仕事内容は全く異なります。

【関連記事】
■システムエンジニアに興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
システムエンジニア(SE)とプログラマーの違いまとめ 適性や年収、将来性を解説

アプリケーションエンジニアの仕事内容

アプリケーションエンジニアの仕事内容について解説します。システムの開発フローである要件定義から運用・保守といった流れは大きくは変わりませんが、アプリケーションエンジニアに特徴的な内容があります。

アプリケーション設計

アプリを作成するにあたり、まずはその設計を行います。クライアントからの依頼で行うアプリ作成の場合は、その要求に応じた機能・UIをデザインする必要があります。 アプリケーションエンジニアとしての経験だけでなく、クライアントの意図を汲むコミュニケーション能力も必要になります。 そのため、スキルや経験をある程度持つアプリケーションエンジニアが担当することがほとんどになります。

アプリケーション開発

アプリの設計を終えると、その開発を行います。経験やスキルによっては全体の統括やマネジメントを業務として任されることもあります。 プログラミング言語やネットワークに関する知識はもちろんのこと、一人で開発を行うことは稀なため、ここでもコミュニケーションスキルは重要になります。

アプリケーション運用・保守

アプリケーションを開発した後は、その保守・運営も重要な業務になります。クライアントや消費者の要求に応じたアップデートやバグの解消をおこないます。

アプリケーションエンジニアの年収

「平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】」dodaによるとアプリケーションエンジニアの年収は438.0万円です。全体平均414万円と比べると少し高い金額になります。 「IT/通信系エンジニア」職種の平均年収は444.5万円であるため、IT/通信系エンジニアの平均と比べると少し低いです。年間ボーナスの平均は101.8万円となってます。

アプリケーションエンジニアの年収は経験やスキルによって大幅に変わるため、場合によっては高年収を目指せる職種です。例えばサーバーエンジニアからプロジェクトマネージャーへ昇進していった場合、大手企業であれば1000万円以上の年収となります。もちろんプロジェクトマネージャーは相当なスキルや知識が必要なため、かなり勉強が必要です。 総じてアプリケーションエンジニアは年収が高く、高年収を目指せる職種のため非常にオススメの職種です。

【関連記事】
■アプリケーションエンジニアの年齢別年収や他職種との年収比較について気になる方はこちらの記事をご覧ください。
アプリケーションエンジニアの年収はどのくらい?年収を上げる方法を紹介

アプリケーションエンジニアに必要な資格

そもそも前提として、アプリケーションエンジニアを目指している方に必ずしも資格が必要なわけではありません。しかし、スキルの証明になるほか、勉強の指針になるため資格取得はおすすめです。

未経験者のアプリケーションエンジニアにおすすめの資格2選

まずは、IT業界初心者の方でも取得を目指すことのできる資格から紹介します。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はIT業界未経験の方や学生にもおすすめの難易度の低い資格となっています。一方である程度経験のある方にはおすすめできません。

  • 受験料:7,500円
  • 難易度:中
  • 受験形式:CBT
  • 受験可能頻度:年間2回

アプリケーション技術者試験

アプリケーション技術者試験は、難易度も低く、アプリケーションに特化している資格のためおすすめの試験です。

  • 受験料:15,000円
  • 難易度:易
  • 受験形式:CBT
  • 受験可能頻度:毎日
【関連記事】
■アプリケーションエンジニアの資格についてはこちらの記事をご覧ください。
【2024】アプリケーションエンジニアにオススメ資格10選!難易度や必要性を解説

アプリケーションエンジニアに向いている人

アプリケーションエンジニアには向き不向きがあります。転職を検討している場合、自身の適性を確認し、業務内容や求められるスキルを把握することが不可欠です。適性を確認しないときついと感じる原因になってしまうため気を付けましょう。

アプリケーションエンジニアに向いているといえるのは次のことに該当する人です。

  • プログラミングが好き
  • 課題解決をしたい
  • ユーザー視点に立てる
  • 泥臭い作業ができる
  • IT技術に関心がある

IT業界にどのようなイメージを持っているかは人それぞれですが、泥臭い作業があるのも事実です。ITについての興味が薄く、勉強し続けられる自信がない人は向いているとは言えないでしょう。

【関連記事】
■アプリケーションエンジニアに向いている人についてはこちらの記事をご覧ください。
アプリケーションエンジニアに向いている人とは。役立つ資格やスキルまで解説

アプリケーションエンジニアのキャリア

アプリケーションエンジニアとして活躍している人のセカンドキャリアにはどのようなものがあるのでしょうか。

プロジェクトマネージャー

まず、上流工程にステップアップしてプロジェクトマネージャーになるという選択肢が挙げられます。責任者としてプロジェクトチーム全体を統括・指揮を行うのが主な仕事内容です。アプリケーションエンジニアとしての知識や技術を生かして、アプリケーション開発のチームをマネジメントしましょう。

ITコンサルタント

ITコンサルタントも、プロジェクトマネージャーから目指すことができる上流工程です。顧客の経営に関わるITを活用した課題解決方法の提案を行います。アプリケーション開発の経験をいかすなら、アプリケーション導入に関する提案を、システムの導入や、システムを用いた業務の効率化、その運用評価についても、エンジニアとしての経験をいかすことができるでしょう。

フルスタックエンジニア

また、アプリケーションエンジニアとしての経験に加えて、別分野のエンジニアとして求められるスキルを習得することでフルスタックエンジニアを目指すことができます。

フルスタックエンジニアは、複数領域のスキルを高いレベルで有している必要があり、誰でもなれる職業ではありませんが、分野を跨いでひとりでさまざまなフェーズを担当できるため、かなり貴重な人材になります。

アプリケーションエンジニアからハードウェアやソフトウェア、インフラの知識・スキルを必要とする職種に一度転職することも、フルスタックエンジニアを目指す上で有効な学習方法になります。

【関連記事】
■エンジニアのキャリアについてはこちらの記事をご覧ください。
【図解】SEのキャリアプランを考えよう!18例でキャリアパスを解説!

アプリケーションエンジニアに必要なスキル

アプリケーションエンジニアにはどのようなスキルが必要なのでしょうか。ハードスキルとソフトスキルに分けて解説します。

ハードスキル

まずはハードスキルです。ハードスキルとはツールや技術や専門知識など、習得してできるようになったことや使えるようになったもののことを指します。

スマートフォンアプリケーション

スマホアプリケーションではまた開発に使用する言語が端末のOSによって異なるため注意が必要です。

  • Objective-C
  • Swift
  • Java
  • Kotlin

業務系アプリケーション

業務系アプリケーションでは更に幅広い知識が求められます。

  • C
  • C#
  • Java
  • COBOL

Webアプリケーション

Webアプリケーションはフロントエンド側とバックエンド側に大きく分けられます。

フロントエンド

  • PHP
  • Ruby
  • Python
  • サーバー
  • データベース
  • サーバー

バックエンド

  • JavaScript
  • HTML
  • CSS
  • UI
  • UXデザイン

ソフトスキル

続いてはソフトスキルです。ソフトスキルとは、仕事をする上で土台となる個人の性格特性や行動に関わるスキルを指します。

コミュニケーション能力

アプリケーションを開発する際には様々な人と関わります。そのためコミュニケーション能力は不可欠です。

問題解決能力

開発の際にはプロジェクトの遅れや障害など多くの問題が発生することが予想されます。そうした問題に直面したとき、問題に素早く対処することが必要になります。

学習能力

IT業界は常に新しい技術を用いており、他の業界に比べても成長スピードが早いのが特徴です。そのため、常に新しい情報を求めて勉強する必要があります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、アプリケーションエンジニアの種類や仕事内容、年収、スキルについて解説しました。アプリケーションエンジニアになりたい方やスキルアップを目指している方はぜひこの記事を参考にしてください。

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