知ったかぶり厳禁!IT業界で耳にする7つのバズワードとは??
ソーシャル上に流れてきたり、打ち合わせなどで最近耳にするようになったけれど、いまひとつ意味がわからない流行語や、使いどころが不明な日本語ってありませんか?
この記事では、そんな「バズワード(特定の人が使う定義が曖昧な用語)」の中から、IT業界で頻繁に使われるようになっている業界用語をピックアップし、その意味や使い方を解説します。
間違った使い方をして恥ずかしい思いをする前に、ざっくりと把握しておくことをおすすめします。
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グロースハック(Growthhack)
成長を意味するグロース(Growth)と創意工夫するという意味があるハック(Hack)からなるこの言葉は、サービス利用者を増やしたり、サービスの利用頻度を向上させることを指す言葉です。
複数の施策を継続的に行い、改善し続け、サービスの向上を図る新時代の生存戦略のひとつといえます。
ちなみにグロースハッカー(Growthhacker)は、それを生業にする人のこと。
たとえばユーザー登録画面をわかりやすくし、離脱者を減らすような取り組みもグロースハックに含まれます。
モノのインターネット(IoT/InternetofThings)
IT業界・Web業界のみならず、あらゆる業界から注目されるIoT。
人間がPCやスマートフォンを操作してインターネットに接続するのではなく、IPアドレスを持った機器やセンサーがデータをやりとりし、人の手を介さず状況把握や制御を行うことを意味します。
もっと具体的な解説をすると、IoTを導入した事例のなかに「腕時計」があります。
腕時計にインターネット機能を付けることにより、心拍数や体温、血圧を計測することが可能となるのです。
「モノ」に含まれるのは、家電や産業機器、商品につけられたRFIDタグまでさまざまです。
機械部品の消耗状況をリアルタイムに捕捉し、故障予知やメンテナンス時期の判定などにも活用されています。
そして、IoTによって得られた世界中のあらゆるビッグデータは、分析され新たな製品・サービスに反映もされています。
また、似たような関連用語として人工知能がありますが、IoTと人工知能は全く異なります。
人工知能は、人間の知能の働きを人工的に再現する仕組みのことです。
デブオプス(DevOps)
DevOpsとは、開発(Development)と運用(Operations)を組み合わせたIT用語の造語です。
従来は別物として扱われていた開発と運用を、一連の業務フローとして捉え直すことによって、完成度の高いシステムを迅速にリリースするためのソフトウェア開発手法です。
開発担当者と運用担当者が、継続して検証と改善のサイクルを回し続けることになるため、こうした取り組みを支援する自動化ツールの活用も進んでいます。
オンプレミス(On-premises)
オンプレミスは「内部設置型の」という意味で、システム資産を自社で用意し運用することを指す専門用語です。
情報システムは、もともと自社内にシステム環境を用意することが前提でしたが、現在は必要なインフラをネット経由で調達することが可能なため、従来からあるシステムのあり方を「オンプレミス」と呼び区別するようになりました。
「オンプレ」と略して使うこともあります。
オムニチャンネル(Omnichannel)
オムニチャネルの「オムニ」は「すべての」という意味を指す言葉です。
実店舗やネット、SNS、テレビ、カタログなど、複数存在する販路を「すべて」統合しようというのがオムニチャネルの基本的な概念です。
具体的には、ネット注文した商品を実店舗で受け取れるようにしたり、店舗にない在庫をその場で発注し自宅に届けるよう手配するなど、顧客との接点をより深めるためにさまざまな手法が取られます。
つまり、ビジネスチャンスを損なわないようにする戦略の一つです。
BYOD(ビーワイオーディ/BringYourOwnDevice)
海外のレストランでお酒の持ち込みを許可するという意味の「Bringyourown」を転用し、社員が個人で所有する情報機器(Device)を会社に持ち込み、業務に活用することを示す言葉として定着しました。
使い慣れた機器を使うことによる生産性の向上に貢献するという声がある一方、情報漏洩への懸念や対策コストの増加から、私物の情報機器の利用に否定的な意見も少なくありません。
ドローン(Drone)
形状や大きさ、利用目的に関係なく、無人飛行可能な航空機を「ドローン」と呼びます。
人が遠隔操作で飛ばすものや、あらかじめプログラムした通りの経路を飛行するもの、また完全自律飛行できるタイプのドローンが存在しており、民間では農薬散布や災害調査、空中写真の撮影などの分野で利用されています。
今後法整備が進めば宅配便の配送にも活用される見込みです。