SQL関連資格3選
ビッグデータの流行と共に、大量なデータを効率的に運用するスキルがより求められるようになってきました。
データベース技術者は不足しており、資格を保有する技術者は月に数万円の手当が支給される程、優遇されるケースもあります。
代表的なSQL関連資格としてオラクルマスター、IPAデータベーススペシャリスト試験、OSS-DB技術者認定を紹介します。
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SQL資格を取得するメリット
データベースはあらゆる情報システムの根幹を成す技術です。
特に、最近はビッグデータという言葉が話題になっているように、大量の情報をデータベースに蓄積して新たな知見を見出す仕組みが求められています。
大量のデータを素早く効率的に誤りなく取り扱うには、データベースのスキルが欠かせません。
しかし、データベース技術者が不足しているのが現状です。
OSS活用ビジネス実態調査では、45%以上の企業でデータベース技術者が不足していると回答しています。
SQL関連資格を取得した技術者はスキルを持った人材を求める企業から必要とされるでしょう。
最も知名度の高いオラクルマスター
オラクルマスターは、オラクル社が自社製品に関するスキルを認定する資格です。
オラクル社のデータベースは国内シェア45%を超えると言われる人気の製品なので、オラクルマスターを取得すると、多くの企業で優遇されます。
企業によってはオラクルマスターを取得すると、月収数万の手当てが支給されることもある程です。
オラクルマスターは4レベル設定されており、Bronze、Silver、Gold、Platinumの順にレベルが上がっていきます。
Bronzeではデータベース管理者の必要な管理業務のスキル認定を行い、合格ラインは70%程度と言われています。
国家資格のIPAデータベーススペシャリスト試験
経済産業省は各種情報技術に対して国家資格を認定しており、データベーススペシャリストは高度技能資格の一つです。
高度技能が求められるので、その出題範囲も多岐に渡ります。
データベースの企画・要件定義に始まり、ビジネス要件に基づいたデータ設計に続き、開発・運用・保守の技術をカバーします。
試験時間も長く、四択の試験が午前中に二科目、記述式の試験が午後に二科目受験することになります。
この資格を取得すれば、SQL開発チームをリードし、下位のエンジニアを指導できる能力を証明することができるでしょう。
オープンソースデータベースの資格OSS-DB技術者認定
オープンソースのデータベースは60%以上の企業が採用しており、様々な用途に使用されるようになりました。
オープンソースのSQL開発に関する資格がOSS-DB技術者認定です。
OSS-DB技術者認定ではオープンソースデータベースの一つであるPostgreSQLを基準とし、システム構築・運用できるスキルを測ります。
Silver、Goldの二つのレベルがあり、それぞれ有効期限は5年です。
OSS-DBSilverは一般的には二週間から一か月の学習期間が想定されており、実務経験なども前提条件として要求されないので、初心者が挑戦できるレベルの試験になっています。
まとめ
データベースは現代のシステムには欠かせない技術です。
代表的な資格としてはオラクルマスター、IPAデータベーススペシャリスト試験、OSS-DB技術者認定が挙げられますが、データベースはビジネスの要件からシステム運用・保守まで幅広い知識が求められるので、資格取得を通して、体系的な知識を身に付けるのが良いでしょう。
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資格取得、研修受講など、ご希望に合わせてぜひご活用ください。