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ロボット用ミドルウェアとは?

機電派遣コラム

ソフトバンクの店頭でサービスをしているペッパー君をはじめ、ロボットは私たちの暮らしに身近なものになりつつあります。ロボットはカメラ、マイク、センサなどが組み込まれたハードウェア、ひっきりなしに続くデータ処理を行うソフトウェア、この2つの集合体です。ロボットの開発をスムーズにするために、ロボット用ミドルウェアの活用が進んでいます。今回はロボット用ミドルウェアの仕組みについてご紹介いたします。

 

ロボット開発を支える。ロボット用ミドルウェアとは?

ロボット用ミドルウェアは、ロボットの基本機能を実装したソフトウェアです。ソフトウェアモジュール間の通信インタフェース、デバイスコントロール(ドライバ)、多くのソフトウェアを管理するプラットフォームなどが含まれています。さらに動作シミュレータ、システム開発ツールなどが搭載されるなど、ミドルウェアサービスも進化を続けています。今後ミドルウェアサービスの普及により、ロボット開発のハードルもかなり下がってくるでしょう。代表的なロボット用ミドルウェアが、RTミドルウェア、ROSの2つです。

 

日本発のプラットフォーム!RTミドルウェア

RTミドルウェアは、日本発のソフトウェアプラットフォーム規格です。ロボットを構成するソフトウェアを、1つのロボットシステムとして統合。このロボット機能要素をRT機能要素と呼び、例えばカメラやマイクを1つの認識機能としてまとめ、このデバイス単位や役割単位でまとめたものをコンポーネントと呼びます。この各機能を集約したコンポーネントを複数組み合わせることで、1台のロボットを構築することが可能になります。

 

世界の主流!アメリカ発のプラットフォームROS

欧米で広く利用されているミドルウェア開発プラットフォームが、ROS(TheRobotOperatingSystem)です。世界でも最も利用されているロボット用プラットフォームであり、RTミドルウェアと同じようにデバイス単位などを表す「ノード」で1台のロボットが構築されます。ROSはスタンフォード大学にて2000年代、パーソナルロボットプロジェクトとして始まり、現在世界で主流のロボット開発プラットフォームにまで成長しています。

 

ミドルウェアにより、ロボット開発はもっと身近に?

効率的にロボットを構築するためには、ロボット用ミドルウェアを導入することが増えることが考えられます。まずは主要なロボット用ミドルウェアであるRTミドルウェア、ROSの2つをまずはしっかりと覚えておきましょう。

 

 

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