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無料3DCADツール、Autodesk123Dシリーズとは

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Autodesk123Dシリーズという、無料で使える3DCADソフトウェアがあるそうです。AutoCADといった図面作成ソフトを展開しているAutodesk社が行なっているサービスということで、多くのエンジニアに使われているそうです。ただ無料というだけでは測れない特徴があるかもしれません。今回はAutodesk123Dシリーズについてご紹介します。

 

Autodesk123Dシリーズとは

Autodesk123Dは、無料で使える3DCADソフトウェアです。無料で3Dのモデリングはもちろんのこと、作成したデータをアップロードして共有するサービスも含まれています。一般的な有料の3DCADソフトと比べてみると、確かに機能の制限はあります。しかし、初心者の導入という点では、有料版はオーバースペック気味なので、Autodesk123Dが最適と言えます。撮影した写真からモデリングする“123D Catch”や、3Dデータをスライスして2Dデータにする“123D Make”などがあります。

 

Autodesk123Dの特徴

Autodesk123Dの大きな特徴といえば、無料で使えるという点でしょう。自分の描いたアイデアを形にするには十分な機能を無料で使えるのです。そして、初心者に使いやすいシンプルな操作性も大きな特徴と言えます。3DCADの基礎が十分に含まれているので、初心者にオススメと言えるでしょう。また、従来品はWindows対応のみでしたが、MacOSやオンライン上でも利用可能となっています。それでも、3Dプリンタによるプリントアウトもレーザーカッターによる成形もできる優れものなのです。

 

iPadを使ったソフトも充実している

Autodesk123Dでは、タブレットを使ったモデリングも可能です。iPad向けの“123D Sculpt+”は、直接指を動かすことでディスプレイ上の3Dデータを成形します。成形といっても、ゼロから図面を起こすのではなく、人やモノなど対象となる物体を自由に変形させることができるのです。まるで粘土を作るようにモデリングすることができるので、大人のみならず、子どもでも3DCADの勉強ができるのです。このように遊び感覚で3DCADに触れることができるのが、123D Sculpt+の特徴です。

 

なくなる123Dシリーズのその後は?

そんなAutodesk123Dシリーズですが、実は2017年3月末にサービス終了となります。その後はAutodeskがコンシューマー向けに展開しているTinkercad、fusion360、ReMakeといったwebブラウザベースの無償3DCADツールに統合されます。実は、Autodeskで展開しているサービスの種類が豊富なため、ユーザーの混乱を避ける意味でもブラウザ版に統合することになりました。基本的な機能はそのまま使えるようなので、今後はこれらのツールを使うとよいでしょう。

 

練習用3DCADとして最適なソフト

123Dシリーズは惜しまれつつ終了となりますが、こういった無償の3DCADツールは需要が高く活況を迎えます。初心者の練習としては最適なツールですので、オペレータを目指すなら使ってみてはいかがでしょうか。

 

 

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