アドビ認定アソシエイトIllustratorの紹介
Illustratorはイラスト、ロゴ、図面、広告などを制作する際に使用される最も有名な描画ツールです。
幅広い知識が必要となるデザイナーの仕事の中でも、Illustratorのスキルは必須のものになります。
Illustratorのスキルはアドビ認定アソシエイトにより証明することができます。本や講座を利用して、各機能の基本的な知識や実践的な操作方法を学ぶことで合格することができるでしょう。
デザイナー関連資格の概要について
デザインの仕事で必要となるスキルは多岐にわたります。描画ツールのIllustratorなどの使用に目が行きがちですが、実務で使用するにはツールの知識だけでは十分ではありません。グラフィック作成の目的や依頼者のニーズを理解したり、Webマーケティングの基礎を学んだりすることで、より実務で活躍できるようになります。
このような体系的な知識は資格取得を通じて得ることが可能です。アドビ認定アソシエイトではPhotoshopやIllustratorの技術認定を行うことができます。
加えて、ウェブデザイン技能検定、DTPエキスパート、画像処理エンジニア検定、CGエンジニア検定といった資格も関連した分野です。さらに、ITパスポートのような情報処理一般を扱った資格や、色彩検定のようにデザインの理解を深める資格も有用であると言われています。
資格があると武器になる「アドビ認定アソシエイト」とは
IllustratorやPhotoshopを開発するアドビ社が同社製品のスキル認定を行うのがアドビ認定アソシエイトです。
エントリーレベルの資格なので、デザイン系の勉強をする学生や未経験の社会人などが主な受験者になります。なお、より専門性の高い知識を有することを証明するアドビ認定エキスパートの試験もあります。アドビ認定アソシエイトの受験においてはIllustratorとPhotoshopのいずれかを選択が可能になっており、デザインプロジェクト要件の設定やグラフィックの利用に関するルールが出題されます。
試験は、試験会場に設置されたコンピュータ上で行われ、選択問題とブラウザ上で行う操作問題があります。
50分の試験時間で40問以上解くことが求められ、7割以上の正解率が必要と言われています。受験料は10,584円(2015年8月現在)と高額になっているため、十分に準備してから受験するのが良いでしょう。
アドビ認定アソシエイトの試験対策
アドビ認定アソシエイトではIllustratorを用いてイラスト、ロゴ、ポスター、チラシなどを制作するために必要なスキルを認定します。
「プロジェクト要件の設定」「グラフィック作成時のデザイン要素の特定」「AdobeIllustratorの理解」「グラフィックの作成」「グラフィックのアーカイブ、書き出し、発行」といった分野があります。デザインの原則やプロジェクト管理などの概念的な内容と、シェイプツール・文字ツール・オブジェクトの変形などの詳細な機能の理解が求められます。
試験対策は独学で進めることも、講座を受けることもできます。独学で準備する場合は「AdobeIllustrator基礎テキストACAIllustrator対応」が代表的なテキストとして知られています。講座を受ける場合は各種パソコンスクールのWeb関連講座として試験対策を行うことができます。
まとめ
デザイナーは幅広い知識が必要になり、様々な資格が策定されてきました。その中でも、アドビ認定アソシエイトはIllustratorを開発するアドビ社が主催している注目の資格です。エントリーレベルの試験であり、デザイン要素の特定などの概念的な内容からシェイプツールなどの各機能の知識を有することが求められるのです。デザイナーを目指す方であれば、デザインの理解を深めることで自身のスキルも高めていきましょう。