【2018年板】初心者にもおすすめのスクリプト言語と種類
アプリケーションソフトウェアの作成で使われるスクリプト言語。
ITエンジニアにとって業務能率をあげるにはプログラムソースのプログラミング学習、スクリプト言語の習得は必須となっています。
スクリプト言語というIT用語は、「スクリプト=台本」通りにコンピュータが動くために必要なプログラミング言語のことです。
私たちが日本語を話すように、コンピュータは機械語が必要。その機械語をインタプリタ(プログラミング言語処理系)が解釈して、作業を実行します。
コンパイラ言語との違いは、動作のスピードと記述の手間。コンパイラ言語はスピードが速い代わりに、手間がかかります。スクリプト言語は低速の動作ですが、短い記述でできます。
コンパイラ言語はソースファイルを機械語、または中間言語などで記述されたオブジェクトコードに変換してから実行。ちなみにこの過程をコンパイルと呼びます。
スクリプト言語は、ソースファイルがそのまま実行ファイルになり実行が可能です。
代表的なスクリプト言語といえばプログラミング入門者のJavaコード(無料)ですが、他にもいろいろな種類があります。
スクリプト言語を習得すれば、テストデータの作成や、検索置換といったテキスト処理などに使えば大幅に作業時間が減らせます。
またサーバーサイド開発でもよく使われ、派遣や転職でも必要な技術としてよくあげられるので普段使っておけば技術の習得にもなります。
この記事では、そんな業務効率化によく使われるスクリプト言語をご紹介・説明しましょう。
それぞれのメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。
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Unixシェルはファイル制御などには必須
UnixシェルはUnixやLinuxなどの操作に使われるコマンド群で、スクリプト言語としての機能も備えています。
シェルにはC-shellやbashなどいろいろな種類がありますが、B-shellが基本でその系統がよく使われています。
Windowsでもcygwinなどシェルの機能を実現するためのソフトがあるので、導入すれば使えます。
特にファイル操作が得意で。例えばファイル名の一括変更や検索なども簡単に行えるようになります。
さらにLinuxの操作に使うことからサーバーサイドでの開発では必須の技術と言えます。
日本人の作ったオブジェクト指向言語・Ruby
Rubyは日本人のまつもとゆきひろ氏の作ったオブジェクト指向のスクリプト言語です。
日本人が作成しただけあって他のスクリプト言語に比べ、日本語など非英語のテキスト処理に強く、資料も日本語が多いので日本人の私達にとっては使いやすい言語です。
1.8から1.9に互換性の切り捨てはありましたが、1.9以降は互換性は維持。また完全なオブジェクト指向の言語でその言語仕様に惹かれる開発者も多くいます。
スクリプト言語中では実行速度が遅い方ですが、業務効率化で使うにはそれほど問題はありません。
サーバーサイド開発でも使われて注目されている言語でもあります。
世界的にはメジャーなスクリプト言語・Python
最もメジャーな言語はどれなのか?と質問する人がいます。その答えはPythonです。
Pythonは通常の開発のみならずプログラム教育でも活用され、世界的には最もメジャーな言語の一つと言えるでしょう。
Pythonはタブで論理構造を表現する独特の記法を採用しており、他の言語に比べてソースコードの書式が揃いやすいという特徴があります。
Pythonの理念として必要なものは始めから備えておくBatteryIncludedというものがあり、ライブラリなどを追加で入れること無くほとんどの機能が使えるようになっています。
特に数値計算などのライブラリは非常に充実しています。処理も比較的高速です。
残念ながら日本語テキスト処理は今ひとつ、日本語の資料も少なめなのが難点です。
英語が読めないと、いちいち翻訳して面倒かもしれません。ただ、保守性は高いと言えます。
実行速度やライブラリが魅力・Perl
Perlは初期のサーバーサイドでよく使われていた言語で、昔からホームページを作っていた人はCGIの開発などでお目にかかったことがあるかもしれません。
sedやawkなどシェルで使われるコマンドの機能を取り入れ、テキスト処理も得意です。
高速なので今でもパフォーマンスが要求される場面で使われるスクリプト言語です。
かなり古くからある言語でライブラリも蓄積されて充実しています。
しかし言語としては少し習得しづらい面もあり、業務では一線で使われることもありますが、ツールなどの作成では主流から外れています。
いくつかスクリプト言語を習得して使い分けよう!
記述したように、スクリプト言語には長所と短所があるので、ひとつだけ習得しても使いづらい場面が出てきます。
どのような作業内容、編集内容においてうってつけなのか、長所を把握しましょう。
例えばファイル操作やLinuxの開発をするならシェルは必須です。日本語処理はRuby、それ以外ならPythonが役立つでしょう。
業務に合わせて必要な言語をいくつか習得するようにするのがおすすめです。
関数をマスターして、一流のITエンジニアを目指しましょう。