loT時代に覚えておきたいキーワード3選
第4次産業革命とも言われており、多くの企業からも注目が集まるloT。今後世界のビジネスモデルを大きく変化させる可能性があり、モノづくりに携わる人にとっては理解は必須のテーマです。今回はloTを理解する上でおさえておきたい「M2M P2M M2P」「インダストリアル・インターネット」「インダストリー0」という3つのキーワードをご紹介いたします。
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こんがらがってないですか? M2M・P2M・M2P
M2M(エムトゥエム)は、Machine to Machineの略称です。デバイスなどのモノ同士が、人が何をせずとも直接通信を行い、動作することを意味しており、IoTによる新しい技術で、どのようなM2Mのサービスが生まれるか注目が集まっています。P2M(ピートゥエム)は、People to Machineの略称です。ヒトからモノへの通信を意味しており、例えばドローンを操作することも1つのP2Mです。M2P(エムトゥピー)は、Machine to Peopleの略称です。モノからヒトへの通信を意味しており、スマートフォンからの通知も分かりやすい事例ですね。
製造業からサービス業を行う時代に
2つ目のキーワード、インダストリアル・インターネットは、アメリカのGE社が打ち出したIoTを活用した経営戦略のことです。同社のあらゆる製品にセンサーを設置し、センサーからのビックデータを活用して、運用・保守から新製品の開発にまで繋げよう、という構想。これまではだた単にもの作りを行う製造会社も、これからはモノを活かしてどのようなサービスを展開するか? ということを考える必要が出てくるでしょう。製造用からサービス業へ、時代の転換期を迎えているのかもしれませんね。
製造業の現場の最適化を!インダストリー0
ドイツが産学官共同で進めている国家プロジェクトで「第4次産業革命」。ドイツの主要産業である製造業の競争力の強化を「スマート工場=考える工場」により実現しようという動き。生産をするために必要になる、あらゆるデータをセンサーから収集し、ビックデータの解析も行います。生産ラインの状況把握から、機械同士の連携により、製造業の現場品質改善や工程改善を実現。製造業の現場のコストパフォーマンスを最大限に上げることを目標としています。
代表的なキーワードはおさえておこう!
スマートフォンやパソコンを通して、モノと人は繋がれていたが、IoTの普及によりモノとモノが繋がるように進化します。「M2M P2M M2P」「インダストリアル・インターネット」「インダストリー0」などの代表的なキーワードはしっかりと理解しておきましょう。