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【入門】Kotlinとは|Androidアプリ開発公式認定言語の高い将来性

KotlinはAndroidアプリ開発を目的として、2011年に開発されたプログラミング言語です。比較的新しい言語であるため、日本ではまだ馴染みが薄い印象がありますが、海外をはじめ国内でもその需要は徐々に上昇中。いちはやく習得しておけば、将来的に就職・転職市場において優位なポジションを獲得できる可能性を秘めている言語です。

本記事では、KotlinでできることやJavaとの違い、習得・活用時における注意点などを網羅的に紹介します。

Kotlinとは?

Kotlin(コトリン)は、2011年にチェコのJetBrains社によって開発された、Java仮想マシン(JVM)で動作するオブジェクト指向のプログラミング言語です。

Kotlinの特徴は、Androidアプリの開発に重きを置いて開発されたことにあります。2017年にはGoogle社がAndroidアプリの開発言語として公式認定し、一躍脚光を浴びました。

Kotlinは「100% interoperable with Java™ and Android™(JavaとAndroidと100%相互運用が可能)」のテーマを掲げているとおり、Androidアプリ開発の主流言語であるJavaとの連携もスムーズです。KotlinとJavaでお互いのコードを呼び出せるため、すでにJavaで構築された資産の活用もできるプログラミング言語として高いポテンシャルを有します。

Kotlinの需要と将来性

プログラミング言語の人気指標を表すTIOBEindexによると、2023年1月時点でKotlinは25位にランクイン。順位だけをみると、人気の高い言語と評価するのは難しい水準です。

しかし、日本国内では楽天グループ株式会社や株式会社エイチーム、株式会社ディーエヌエーといった名だたる企業がKotlinを採用。転職サイトdoda求人数も2022年3月の481件から2023年1月時点で629件に拡大しています。

また、日本ではiPhoneが圧倒的なシェアを獲得しているイメージがありますが、実態はそうではありません。MMD研究所の発表では2022年4月時点でのデバイスのシェア率はAndroidが51.5%であるのに対してiPhoneは44.1%。Androidアプリの開発に活用されるKotlinの需要の高さもうなずけるでしょう。

拡大画像はこちら

画像引用元:メイン利用スマホのOS利用率 iPhoneが44.1%、Androidが51.5% キャリアショップのスマートフォン単体購入の認知度は39.0%、単体購入経験は18.0%|MMD研究所

さらに国内外でマーケティング事業を展開しているアウンコンサルティング株式会社のプレスリリースによると、全世界でのOSシェアはAndroidが71.66%と、iOSの27.61%を圧倒しています。

このことから、Javaよりも簡潔に、より安全にAndroidアプリを開発できるKotlinの需要は、今後さらに伸びていくことが予想されます。

Kotlinでできること

KotlinはAndroidアプリの開発がメイン用途ではありますが、それだけにはとどまりません。

  • Androidアプリの開発
  • Webアプリケーションの開発
  • サーバーサイドの開発

Kotlinは産業利用を目的に開発された言語であるため、Javaと同じく汎用性の高さも特徴です。

Androidアプリの開発

Android向けアプリ開発といえばJavaが主流ですが、Kotlinの台頭も目覚ましいです。この流れは2019年にGoogleが「Android開発での Kotlin ファーストを強化する」と発表した影響もあるでしょう。

これからAndroidアプリ開発を勉強するなら、Javaはもちろん、Kotlinも習得できれば重宝される人材になれます

Webアプリケーションの開発

Spring BootwasabiJoobyなど、Kotlin向けのフレームワークを使用すれば、Webアプリケーションの開発も可能です。

Webアプリケーション開発の主要言語としてもJavaが連想されますが、KotlinはJavaよりも短くシンプルなコーディングで開発できる特性から、Webアプリケーション開発においても採用されています。

サーバーサイドの開発

Webサーバーやデータベースなど、サーバーサイドの開発においても主流言語であったJavaと互換性のあるKotlinの活用がはじまっています。

開発はもちろん、これまでJavaで開発されたアプリケーションも続々とKotlinに移行しています。後述するJavaとの違いに見られるKotlinのメリットにより、これまでにUberやEvernote、Retty、アメーバピグなどの有名サービスがJavaからKotlinに移行したことを発表しています。

KotlinとJavaの違い

上述したように、KotlinとJavaは親和性の高いプログラミング言語です。両者はいずれもオブジェクト指向の言語であり、Androidアプリ開発ができるという点でも共通しますが、次のような違いもあります。

  • 不具合が起こりにくい
  • Androidアプリを簡潔・スピーディーに作れる
  • 習得の難易度が低い

Javaの後継とも言われるKotlinは、同じ指示でもJavaよりシンプルなコーディングが可能。習得の難易度も比較的低く、Javaよりも安全性が高い特徴を有します。

KotlinはJavaのデメリットを克服した言語とも評価できるでしょう。

不具合が起こりにくい

Kotlinはコードが非常にシンプルです。複雑な構文を用いないため、不具合がおこりにくい特性があります。

また、Null Safety仕様により、Javaで発生しがちなNull参照による実行時のエラーを未然に防止。Javaよりも安全に開発に取り組めます。

Androidアプリを簡潔・スピーディーに作れる

Kotlinは同じ指示でもJavaに比べて短いコーディングで開発できるため、作業時間が短縮されます。

また、シンプルな構文により可読性の高いコーディングも可能。改修時やバグ発生時のエンジニアの作業負担軽減はもちろん、スピーディーな開発・改修を行えます。

習得の難易度が低い

Kotlinの文法・構文構造はJavaに比べてシンプルでコードの可読性が高く、一般的にはJavaよりも習得の難易度は低いとされています。

また、KotlinをAndroid開発の公式言語に認定したGoogleがオンライン学習サポートを提供していたり、入門サイトが開設されていたりと、学習環境も整いつつあるため、以前よりもさらに習得しやすくなっています。

KotlinとFlutterの違い

Javaと同じく、Kotlinとよく比較される対象にFlutterがありますが、両者はそもそも言語とフレームワークという明確な違いがあります。Kotlinはプログラミング言語そのものであるのに対し、FlutterはGoogleが開発したフレームワークです。

さらに、Flutterで使用されるプログラミング言語のDartは、複数のOSに対応します。対するKotlinは、原則としてAndroidのみに対応する言語です。

アプリ開発においては、複数のOSに対応するFlutterの方が優勢に見えますが、Kotlinよりも開発環境の構築は複雑です。これからプログラミング言語を習得しようとする人の場合は、Kotlinの方が学習ハードルは低いと評価できます。

Kotkinを使用する際の注意点

Kotlinは利便性が高い反面、歴史が浅い言語であるため、使用する際には次のような注意点を伴います。

  • 日本語で参照できるドキュメントが少ない
  • 日本における活用シーンが発達していない
  • 扱えるエンジニアが少ない

Kotlinは日本においてはまだまだ発展途上の段階です。活用シーンの広がりはこれからであり、学習の際に日本語で参照できるドキュメントも乏しいのが現状となります。

また、Kotlinを扱えるエンジニアも少ないため、シンプルで簡単な文法・構文構造とはいえ、初学者には学習ハードルが高まってしまう可能性も否めません。

日本語で参照できるドキュメントが少ない

2011年に開発されたKotlinは比較的新しい言語であるため、日本語で参照できるドキュメントが少なく、不明点を自力で調べなくてはならない局面も想定されます。

ただし、先にも紹介したとおりGoogleがAndroid開発言語に認定し、Android開発者向けにオンライン学習コースや日本語の参考資料を提供しているため、こうしたツールを積極的に活用することで習得のハードルは下げられます。

日本における活用シーンが発達していない

KotlinはJavaほどには日本で浸透しておらず、いまだ活用シーンは限定的です。求人数は増加傾向にありますが、Javaと比較すればその差は現状では歴然。転職サイトdodaでの求人数は2023年1月時点でJavaが12,736件に対して、Kotlinは629件に留まります。

ただし、「需要と将来性」で紹介したとおり、Kotlinの需要は今後、拡大していくことが予想されます。特にAndroidユーザーが多い海外では、活躍の場が数多く用意されるでしょう。

また、国内でもJavaからKotlinに移行する動きが見られるため、今後の需要拡大に期待が持てる言語です。

扱えるエンジニアが少ない

日本における活用シーンはいまだ限定的、つまり需要が広がり切っていないため、国内でKotlinを扱えるエンジニアは多くありません。これは、学習の際に頼れる先輩がいないということでもあります。独学を試みる場合は、すべて自力で解決していくほかありません。

これは大きなデメリットとなり得ますが、裏を返せば、いま習得しておくことで来たるKotlin時代の先行者利益を得られるとも捉えられるでしょう。今後、世界的に需要が増していくことが予想されているため、早めに習得しておいて損はありません。

【入門】Kotlinの主な学習方法

KotlinはJavaに比べて文法や構文構造がシンプルであるため、初心者でも習得しやすい言語です。学習方法には独学とスクールが検討されますが、どちらが向いているかは人によって異なります。

独学(学習サイトや本)で学ぶ

独学でKotlinの習得を目指す場合は、学習サイトや書籍の活用がおすすめです。

Kotlinにはいくつかの入門サイトが公開されており、隙間時間でも学習可能。ドットインストールなど無料で利用できるものもあるほか、実際に動かしてみたい場合は公式のチュートリアルサイトが参考になります。

また、プログラミング初心者の場合は、「やさしいKotlin入門」など、初心者向けの書籍で基礎からしっかり学習するのがおすすめです。

ただし、書籍での学習は自分のペースで学習できる反面、プログラミング言語は実際に手を動かさないと身につきません。ある程度理解ができたら、公式のチュートリアルサイトを活用して実際に動かしてみましょう。

独学がおすすめの人

  • 隙間時間を活用したい人
  • 学習コストを抑えたい人
  • わからないことに粘り強く向き合える人

スクールで学ぶ

独学での習得に自信がない、あるいは最短でKotlinを習得したいと考える人は、スクールへの入学も検討されます。独学よりも費用はかかりますが、マンツーマンレッスンを設けているスクールもあり、習得速度は上がります。

また、不明点や実務で役立つ点を講師から聞けることは、スクールを選択する大きなメリットとなるでしょう。

懸念されるのはやはり費用面です。少なくない費用をかけてでも習得したいか、よく検討する必要があります。

スクールがおすすめの人

  • 独学での習得に自信がない人
  • 最短でKotlinを習得したい人
  • 学習時に質問できる環境がほしい人

国内企業でもKotlin需要は高まってきています。来たるKotlin時代に向けてスタートダッシュをかけられるよう、今からKotlinの学習をはじめてみてはいかがでしょうか?

まとめ
  • Kotlin(コトリン)は、Java仮想マシンで動作するオブジェクト指向のプログラミング言語
  • Androidアプリ開発を目的として2011年に開発され、2017年にはGoogle社がAndroidアプリの開発言語として公式認定した
  • 日本国内でも大手企業が採用する例が続いており、求人数も拡大傾向にある将来性の高い言語
  • Androidアプリ開発の主流言語であるJavaとの連携もスムーズで、Javaのデメリットを克服した言語とも評価される
  • Androidアプリの開発のほか、Webアプリケーションやサーバーサイドの開発にも用いられる高い汎用性がある
  • 日本語で参照できるドキュメントや扱えるエンジニアは少ないものの、学習環境は整いつつある

 

 

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