【頑張れ日本企業】知られていない?日本の宇宙産業を担う一般企業
皆さんはいったいどんな企業が日本の宇宙産業を支えているかご存知でしょうか?
JAXA以外あまり知らないという方が多いはずです。
アメリカやロシアなどに比べ、日本はほとんど宇宙産業に一般企業が関わっていないかのように思えますが、実は日本にも宇宙産業に関わっている企業がたくさんあるのです。
今回はその中からいくつかご紹介しましょう。
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宇宙ステーションの開発を手がける三菱重工業
まず代表的な国内宇宙産業を担う一般企業は重工系最大手の三菱重工業です。
航空機、輸送機器、自動車部品、精密機器など様々な製品を開発・販売しています。
三菱重工はH-IIA、H-IIBロケット開発をJAXAと共同で行ったり、ロケットエンジン、ロケットの姿勢制御を担うエンジンなど幅広い研究・開発を行っています。
一番有名なものが、国際宇宙ステーションの日本実験棟である「きぼう」の開発・生産です。
日本の宇宙産業の技術開発中核を担う企業です。
宇宙関連機器を手広く開発する川崎重工業、IHI
重工系メーカーの川崎重工業は技術力が明確な強みとなっており、技術力を生かした電子部品、電子機器の製造に定評があり、機械設計などでも注目されております。
その川崎重工業も日本の宇宙産業分野での事業を行っています。
H-IIA、H-IIBロケットのフェアリングという空気抵抗を減少させる部品の開発製造や、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の構造や主要機器の開発、そして人工衛星や無人システムなどの開発など幅広く事業展開をしています。
同じく重工系メーカーの株式会社IHIも川崎重工も優れた加工技術を持ち、ロケットのターボポンプや低コストのイプシロンロケット、推進システム開発、そして小型衛星や人工衛星機器などの開発製造を行っています。
人工衛星の開発などを手がけるNEC
コンピュータ事業に始まり、通信機器関連業種から軍需産業、そして宇宙産業と幅広い事業を展開するNEC。
なんと約60年にもわたり日本の宇宙産業を支えてきた企業なのです。
NECは、1970年のに打ち上げられた日本初の人工衛星「おおすみ」をはじめ、国内の様々な人工衛星の開発製造・人工衛星システムを手がけてきました。
なんと、人工衛星については国内シェアの6割を占めており、技術者の数も多くまた去年話題となった無人探査機「はやぶさ2」もNECが開発製造を行っています。
実はまだまだ宇宙産業を担う企業はたくさんある!
重工系など「事業の一つに宇宙産業がありそうだな」という企業もあれば、NECのように意外な企業も日本の宇宙産業を担っています。
多くの企業が宇宙産業を支えている中、今回ご紹介させていただいた企業はほんの一部です。
ぜひ宇宙に関するモノづくりに興味があるという方は、インターネットで宇宙産業を行う企業について調べてみてはいかがでしょうか?