電車遅延!バイトの時給は定時から発生する?遅れる連絡はメールでいい?
「交通機関のトラブルで遅刻!遅延証明書はもらったけれども、時給は通常勤務通り発生する…?」
台風や、大雪、鉄道会社の機械トラブルに事故。早めに出社するように心がけても、電車通勤の多い日本では、たくさんの方がやむを得ない遅刻を経験したことがありますよね。
時給制のバイトや派遣契約の場合、その支払いはどうなるのか気になるところです。給料や連絡方法について解説していきます。
労働の原則は「ノーワークノーペイ」!時給は実働部分のみ
残念ながら派遣社員・派遣スタッフのような時給制の契約では、給料や賃金は実働部分しか支払われません。就業規則にも書かれてある通り、就業時間とみなされないため、電車遅延時の給与支払いはありません。
時給制を採用するアルバイト・パートも同様です。
また、派遣契約を含め、労働契約の大原則は“ノーワークノーペイ”。
仕事をしていない部分の給料を保証する義務は、派遣先企業にも派遣会社・派遣元企業にも基本的にありません。
「でも、電車遅延は私の責任じゃないのに…」と思いますよね。
しかし、厳しいようですが、電車遅延により遅刻が発生しても、契約により実働時間しか給与に計算されないのです。
「明日天候が悪いから休んでいいよ」と言われた場合
「数十年に一度の強い台風が、朝の通勤時間に直撃します」そんな情報をニュースで見ると翌朝の通勤は憂鬱です。
台風や大雪で天候が悪そうなとき、担当営業や派遣先の人事部から「明日はお休みいただいても構いません」と言われた場合の給料はどうなるでしょう。
このとき、自分の判断でお休みする際は、原則通りお給料は支払われません(注)。
ただし、担当営業から「明日は休みとさせてください」と指示された場合は、「本来働ける時間」を会社側の都合で取り消したことになりますから、これは休業補償の対象になることもあります。
判断が難しいときは、担当営業に相談してください。
※注:勤務を開始して6か月以上が経ち、有給休暇が発生している方は、相談すれば有給休暇を取ることができます。有給休暇を取得する際は、当社のルールに則ってご連絡ください。
遅刻連絡はメールや電話で必ず事前に
突然の電車トラブルだと、電車もホームも混んで、就業先担当者、担当営業に電話を入れるのも一苦労ですよね。その場合はメールなどの手段も使いましょう。遅刻・欠勤の連絡は必ず「就業先担当者、担当営業の両方への連絡」が大原則です。
これは、正社員や契約社員、ましてやアルバイトでも遅刻・欠勤の際に、就業先・バイト先に連絡を入れるのが当たり前のように派遣社員は就業先と派遣元担当営業に連絡を入れなければなりません。
就業時間ぎりぎりで、遅刻そうなときでも、必ず就業先担当者、担当営業に一報入れておくことを忘れないようにしましょう。