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ノーコード開発とは?特徴やメリットとおすすめツール・開発アプリ事例

IT/Web派遣コラム この記事は約 13 分で読めます。

ノーコード(NoCode)とは、Webサービスやアプリ開発に必須であったプログラミング言語によるソースコードを、パーツとしてビジュアル化。欲しいパーツを置きたい箇所に配置していくことで、アプリなどを開発することができるサービスのことです。

ソースコードの記述が必要なく、無料の開発ツールも充実しているため、「誰でも簡単にWebサービス開発ができる」として注目を集めています。

本記事では、ノーコードの概要やメリット、開発アプリの事例について解説します。

ノーコード(NoCode)とは

ノーコードとは、ソースコードの記述をせずに、Webサービスやアプリなどのソフトウェアを開発できるサービスです。

一般的に、Webサービスの開発ではプログラミング言語を使用してソースコードを書く必要があります。しかし、ノーコードでは利用者がソースコードを記述する必要はありません。

これまで必須とされていたプログラミング言語などのITスキルや知識を持たない非エンジニアでも、Webサービス開発を可能にしたもの。それがノーコードです。

ノーコードの特徴

ノーコードの特徴は、イメージ通りのWebサービスを開発しやすいことです。すでに完成したパーツやテンプレートをドラッグ&ドロップで組み合わせて開発するため、イメージとの齟齬が生まれにくくなります。

また、ほとんどのノーコードサービスでは、開発したWebサービスを実行する環境も整っているため、ソースコードを記述する開発に比べて、サービス提供までの時間が格段に短縮。簡単なWebサービスやアプリであれば1時間程度で完成します。

こうした利便性に加え、ノーコード提供サービスの中には無料で使用できるサービスもあるため、世界中で急速な広がりを見せています。

ノーコードが注目される理由

ノーコードやローコード(※後述)の市場規模は2桁成長を継続しており、その高い期待値が窺えます。ノーコードがこれほどまでに注目されている理由も多様です。

  • 非エンジニアでもWebサービス開発が可能であること
  • エンジニアに依頼する費用・時間のコスト削減
  • 急を要する場面での開発やアップデートが容易
  • さまざまなサービスや業務のオンライン化
  • 「2025年の崖」への対策

大きな注目点は、「非エンジニアでもWebサービス開発を行えること」です。専門知識を持たない人でも開発ができるため、エンジニアに依頼する費用や時間などのコストを圧縮できます。また、「ユーザーの声にすぐに対応したい」といった急を要する場面でも、ノーコードであればタイムラグの無い開発やアップデートが可能です。

さらに、昨今ではさまざまなサービスがオンライン化し、リモートワークの広がりも受けて業務のオンライン化が促進されています。オンラインサービス同士の連携を求められる機会も増加傾向にあります。

オンラインサービス同士の連携では、両サービスがプログラムで構築されていることを前提としていました。しかし、ノーコードでは、構築されたサイトがプログラムでもノンプログラムでも関係なく、連携を可能にしています。

また、経済産業省が指摘する「2025年の崖」への対策の一環として、迅速な開発を実行できるノーコードの存在感は増しています。

つまり、ノーコードは「専門知識がいらない」「時間・費用を削減できる」「サイト同士の連携が容易」といった点で注目を集めているのです。

ノーコードで作られたアプリの事例

ノーコード開発はすでに活発化しており、国内外を問わず多くのアプリがリリースされています。

資金調達の行き詰まりを飛び越えた低コスト開発アプリや、わずか1ヶ月ほどで開発にこぎつけたビジネスマッチングアプリなど、ノーコードならではのメリットが十二分に反映された開発アプリ事例を紹介します。

AppDuJour:アメリカ版「食べログ」レストラン検索アプリ

「AppDuJour」はノーコード開発アプリの代表的な成功事例です。「食べログ」のようなレストラン検索機能を有するスマホ特化型アプリを、わずか7ヶ月で開発・リリース。開発費用・時間コストを削減した、ノーコードならではの強みが活かされています。

【アプリ・開発環境の特徴】

  • スマホ特化型レストラン検索アプリ
  • 開発からリリースまでわずか7ヶ月で完了
  • 資金調達に行き詰った背景から、低コストなノーコードでの開発を決断

Kitene:Twitter特化型ビジネスマッチングサービス

「Kitene」はシースリーレーヴ株式会社が提供する、ビジネス人材のマッチングアプリです。人材募集から訴求・拡散・応募までをTwitterに限定した特化型アプリとしたこともあり、開発期間はさらに驚異的なスピードとなる約1ヶ月。Twitterの投稿履歴から応募者のインサイトなどを把握できる、既存の求人アプリにはない強みも備えます。

【アプリ・開発環境の特徴】

  • Twitter特化型ビジネスマッチングアプリ
  • 約1ヶ月と驚異的なスピード開発
  • 特化型ならではのシンプルさと、プラットフォームが有する独自メリットを両立

あいホームバーチャル展示場:不動産DXを効率的に実装した内見アプリ

株式会社あいホームが提供する「あいホームバーチャル展示場」は、VR空間上の住宅展示場をスマホで比較検討できる内見アプリです。こちらも開発期間は約1ヶ月と、これまででは考えられないようなスピードで不動産DXを実現。コーディネートされた家具を購入できる機能も実装し、ビジネスの可能性をさらに拡大させています。

【アプリ・開発環境の特徴】

  • 不動産DXを実現するVR型内見アプリ
  • 約1ヶ月と驚異的なスピード開発
  • インテリアコーディネートを購入できる仕組みも展開し、優れたCX(購入体験)を提供

ブラリノ:バイアウトも達成したウェディング管理アプリ

「ブラリノ」は合同会社NoCodeCampの運営メンバーが開発した、ご祝儀管理や招待状作成など煩雑になりがちな結婚式の準備を支援するアプリです。すでにバイアウトを達成しており、ノーコード開発アプリのクオリティの高さや、ビジネスシーンにおける浸透度を示す事例です。

【アプリ・開発環境の特徴】

  • 煩雑になりがちな結婚式の準備を支援するウェディング管理アプリ
  • バイアウトを達成した高クオリティ

ノーコードとローコード(LowCode)の違い

ソースコードをまったく記述しないノーコードに対して、ローコードは「極力ソースコードを書かない」ようにしたサービスです。一部ソースコードを記述する必要がある分、ローコードの方が拡張性が高く、高性能なWebサービス開発が可能という特徴を持ちます。

また、ほかのサイトやソフトウェアとの統合も可能で、ノーコードよりも広範囲な環境での開発が考慮されています。そのため、ローコードを使用するには、多少なりともプログラミング言語やITスキルに関する知識が必要です。

ノーコード開発のメリット

ノーコードで開発する主なメリットは以下の3つです。

  • プログラミングの知識が必要とされない
  • Webサービス開発の費用・時間を削減できる
  • 開発スピードが早い

ソースコードを記述する必要がないため、プログラミング言語やITスキルのない人でも開発が可能です。また、開発操作のほとんどがテンプレート活用やドラッグ&ドロップで行われるため、イメージを直感的に形にすることができるうえ、リリースまでの時間が短いこともメリットとして挙げられるでしょう。

専門知識が無くても開発できるとなると、外部エンジニアに依頼する工程も無くなるので、費用と時間の削減にもつながります。

ノーコード開発のデメリット

ノーコードで開発するデメリットは以下の3つです。

  • 定型的なことしかできない
  • プラットフォームへの依存リスクの高さ
  • 提供企業のほとんどが国外企業

決められた部品同士をくっつけてWebサービス開発を行うため、煩雑な要件を満たす開発はできません。つまり、開発できるのは小規模レベルのものということになります。

またノーコードでの開発は、「プラットフォームへの依存度が高い」という特徴があります。提供元が値上げをすれば従う必要があるし、サービスが終了すれば開発したものも使用できなくなるのです。さらにプラットフォーム間のインターフェイスが統一されていないため、乗り換えが難しいという側面もデメリットとしてあげられるでしょう。

そのため、ノーコードを利用した開発は、「何を」「どうしたいか」を具体的にイメージした上で、目的に合うプラットフォームの選定が重要です。

また現状、ノーコードのプラットフォームの多くは海外企業が提供しています。そのため、開発における不明点は英語での問い合わせとなります。学習ツールも日本語でないことが多いため、翻訳しながら開発することとなり、その点で時間がかかる可能性を想定しておく必要があるでしょう。

おすすめのノーコード開発ツール

おすすめのノーコード(NoCode)開発ツールは以下の4つです。

  • Bubble
  • Shopify
  • AppSheet
  • Zapier

ノーコードは、「作成したいもの」によって選ぶべきツールが異なります。今回は、「アプリ開発」「ECサイト制作」「データを利用したアプリ制作」「業務効率化・自動化ツール」の4つに特化したおすすめサービスを紹介します。

Bubble:Webアプリ開発を推進する大規模無料ツール

画像引用元:Bubble

料金
  • 無料(Free)
  • 25ドル/月(Personal)
  • 115ドル/月(Professional)
  • 475ドル/月(Production)
開発分野 Web/スマートフォンアプリ
作れるもの
  • Webアプリ
  • スマートフォンアプリ
特徴
  • パーツの配置やイベントアクションなどの自由度が高い
  • ユーザー数が多いため、ノウハウも見つかりやすい
  • 「ドラッグ&ドロップ」で直感的に開発可能

パーツの配置やイベントアクションの設定など、細かい設定が可能な自由度の高いアプリ開発サービスです。なお、上述の開発事例も、すべてこのBubbleで作られたアプリになります。すでに100万ユーザーを突破した大規模ツールとなっており、利用者が多い分、ノウハウを公開しているサイト数も多く、疑問をすぐに解決できる環境が整っています。

プランは4種類。ほとんどの機能が無料で使用できますが、開発規模によって有料プランを選択する必要があるでしょう。

Shopify:ECプラットフォーム世界No.1シェア

画像引用元:Shopify

料金
  • 25ドル/月(ベーシック)
  • 69ドル/月(スタンダード)
  • 299ドル/月(プレミアム)
開発分野 サイト制作
作れるもの
  • ネットショップ
  • ECサイト
  • ブログ
特徴
  • 日本語のメール・SNSサポート有
  • 構築は必要な項目を入力するだけ
  • 100種類以上の無料テーマ有

Shopifyは、ECプラットフォーム世界No.1のシェアを誇るECサイト構築サービスです。

BASEやSTORESなどの日本発のECプラットフォームに比べて、デザインや決済手段が豊富です。さらにSEO対策もできるうえに、構築は必要な項目を入力するだけ。日本語でのメールやSNSサポートがある点も、利用者のハードルを下げているといえるでしょう。

AppSheet:GoogleアプリやExcelと連携可能な開発ツール

画像引用元:AppSheet

料金
  • 5ドル/月(Starter)
  • 10ドル/月(Core)
開発分野 アプリ
作れるもの
  • 在庫管理アプリ
  • 見積もりと提案
  • 予算アプリ
  • 連絡先管理アプリ など
特徴
  • データを元にベースとなるプロトタイプを作成
  • アプリのサンプルが多いため、開発時間の短縮可能
  • データソースからも閲覧や操作が可能

AppSheetは、Googleが2020年に買収したノーコード開発ツールです。スプレッドシートなどGoogleアプリもちろん、Excelなどとも連携し、用意したデータを元にしたアプリを作成可能。データを読み込むだけで自動的にプロトタイプを作成してくれるため、編集も最小限完了します。

データソースからも閲覧や編集ができ、複雑な設定では関数も使用できる柔軟性の高いサービスです。サンプル数の多さも特徴で、「サンプルをコピーしてカスタマイズする」ということも可能です。

Zapier:slackやAsanaなどと連携できる業務効率化ツール

画像引用元:Zapier

料金
  • 無料(Free)
  • 19.99ドル/月(Starter)
  • 49ドル/月(Professional)
  • 399ドル/月(Team)
  • 799ドル/月(Company)
開発分野 業務効率化
作れるもの タスク自動化ツール
特徴
  • 連携先を登録するだけで紐付け完了
  • 連携できるサービス、ツールが豊富

Zapierでは、slackやDropbox、Asanaなど1,500種類以上のWebアプリケーションを連携させて、自分専用のワークフローを作成。特定の条件下における業務を自動化できるツールです。例えば「GmailとDropboxを連携させて、メールを共有する」といった要領です。

アプリの連携は「Trigger(起点)」と「Action(終点)」となるアプリをそれぞれ登録するだけです。連携の確認を行い、問題が無ければ登録アプリの紐付けが完了。業務の自動化が実現します。

ノーコードによってエンジニアが不要になる日は来るのか?

ノーコードが主流になったとしても、引き続きエンジニアは必要です。その理由は2つあります。

1つ目は「ノーコードサービスの開発をエンジニアが行っている」からです。ノーコード自体は、エンジニアが記述したソースコードを必要とします。そのため、ノーコードのさらなる発展にはエンジニアが必要不可欠となり、エンジニアが不要になるということはありません。

2つ目は「ノーコードの柔軟性のなさ」です。ノーコードで開発できるのは、一般的な企業が行う定型的な業務のみ。企業の独自サービスや他社との差別化を目的とした業務には向いていません。そのため、本格的なWebサービス開発もノーコードでは対応しきれない部分が出てきます。複雑な要件の開発にはエンジニアの力が必要なため、エンジニアの需要は今後も無くなることは無いでしょう。

上記2つの理由から、ノーコードがエンジニアの仕事を奪うということは考えられません。簡単なサイトに限りますが、専門知識を持たない多くの人にサイト制作の門扉を開いたことにより、むしろエンジニアの負担軽減が期待されるメリットが考えられます。

さらにエンジニア自身も、ノーコードを利用してWebサービス開発の効率化を図れるため、ノーコードはエンジニアにとって強力なサポーターとなり得るでしょう。

まとめ
  • ノーコードは専門知識が無くても使用可能。しかし、できることは限定される
  • 「簡単」「早い」「コストが低い」ため、参入障壁が低い。今後さらなる市場拡大が見込まれる
  • すでに多くのアプリがノーコードで開発されており、バイアウトの事例も登場している
  • 「アプリ開発」「ECサイト開発」「業務効率化」など、目的に合わせてプラットフォームを選定できる
  • 拡張性はそれほど高くないため、ノーコードの流行によりエンジニアが不要になることは無い

 

 

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